怪物2本

世紀の怪物/タランチュラの襲撃 (1955)

タランチュラが薬によって巨大化してのし歩き、電線をなぎ倒し家畜や人を襲いますが・・・人里離れているのでたいしたパニックは起こりません。
あれだけ巨大化したら毒があろうが無かろうがえらい事なんですけど、所詮大きいだけなのであっさり退治されます。


ロックンロール・フランケン (1999)

有名ロッカーたちの墓を掘り起こし、パーツを集めてスーパースター”キング”を作ったものの、フランケン物の常として正しいパーツ(この場合は股間のモノ)が使われていなかったために起こる悲劇?
目の付け所は良いんだけど、もう少し練ってほしかった。下ネタです。

ジャングル・フィーバー 【発見】

Jungle Fever (1991) アメリカ
監督:スパイク・リー
出演:ウェズリー・スナイプス、アナベラ・シオラ、スパイク・リー、サミュエル・L・ジャクソン

■あらすじ
妻子ある黒人男性とイタリア系白人女性が惹かれあい燃え上がる。
男性は良い家庭を持っていたのに職場での扱いに不満が、女性はろくでなしの兄たちの世話に疲れ男友達にも不満が。そんなストレスも要因になって関係が深まるも、お互いのコミュニティの猛反発にあい、身の置き所が無くなってゆく・・・。

■編みどころ
男性の母親が編み物をしていました! たぶんアメリカ式。
編んでいるところへヤク中の長男が金の無心に来て中断・・・邪魔してはダメ!

静岡へ

以前から行ってみたかった久能山に登り、東照宮を見てきました。
石段が1159段もある険しい山の上に、よくこんなものを造ったものだと感心します(そもそも武田信玄が石段や城を築いたのが大仕事なのですが)。
博物館は閉館中だけど、2006年に塗り替えが行われた社殿は色鮮やかでした。

唐突にこんなものが。 バンダイホビーセンターが静岡にある関係からか、神楽殿横あたりに置かれたケースに、良く出来た家康ガンダムなどが入っていました・・・
でもガンダムがよくわからない私には、後ろの馬のほうが気になったのでした。

学校で習って以来、久しく思い出すことのなかった登呂遺跡も見学。
貫頭衣姿の弥生人の手仕事は「輪状式機織り」というらしいです。

計画性のない旅にしては天候に恵まれ、日本平から話題の富士山も見て帰ってきました。

悪魔って何だろう4本

降霊術師ケミスラー エクソシスト (1977)

ローズマリーの赤ちゃんにされた女児が自分ではそうとは知らずオーメン女ダミアンに成長し、知り合った男の関係者に悪魔が憑いたとかでエクソシスト神父が立ち向かうが・・・という話。
どこかで見た筋立ての組み合わせで、これからというところで終わっているのはパイロット版だからでしょうか。男と日本料理店に行き、おまかせですき焼きか何か食べるシーンに時間を使うくらいなら、もうちょっと何とかならなかったのかな・・・。


魔の巣 Manos (1966)

ドライブ中、道に迷った家族がたどり着いた家では、悪魔の力で不死身になっているご主人様が何人もの妻としもべを思いのままに操っていた・・・という話(っていうほど話が無い!)。
男も女もビンタするシーンが変な自主制作レベル。


インシディアス (2010)

引っ越した家で起こる怪現象・・・よくある家ものかと思えばちょっと違う、かといって斬新なのかというとそれほどでもない・・・でも見てしまいます。
息子にとりついた奴のことを悪魔と呼んだりしていたけど、いわゆる亡霊とか亡者みたいなものなのかな? その正体もはっきりしないままですが、そういう今後の伏線になりそうなものをいくつも置いてあるのは『ソウ』と同じく巧いですね。続編ではそんな予想を超えた展開を期待。


デビル・インサイド (2012)

悪魔祓い中の神父を殺害して病院に収容された女性・・・20年後、その娘が真相を探るため、ドキュメンタリー映像作家とともに母親に会いにゆく・・・というモキュメンタリー。
最初の事件が1989年だから2009年の話なのに、一応プロが撮影しているはずの映像が粗末過ぎて、かえって嘘くさくなっているような気がします。科学的に悪魔祓いをするという若い神父たちも説得力があるとは思えないし、いまいち。

肉体を武器に2本

モール・フランダース 偽りと欲望の航海 (1996)

4話構成のドラマ版です。
映画版『モル・フランダース』(1996)に編み物が少し登場していたのでこちらも見てみたのですが・・・同じ話?っていうくらい印象が違っています。
映画版は主人公の過酷な運命を描く、という感じでシリアスな暗い雰囲気なのに対し、ドラマ版は数奇な恋愛遍歴をコメディタッチで描き、主人公がカメラ目線でしゃべったりします。ダニエル・クレイグが運命の人として登場するのも面白いです。
このドラマ版の方が良くて、原作や他の映画化もチェックしてみたいと思いました。


国家の女リトルローズ (2010)

東西冷戦下のポーランドで、大学教授をスパイするため結婚した女性の話。
政治的なことより女性の内面重視の映画でした。
手編みらしき帽子がちらっと登場。

大掃除で出てきたもの


着古したフライトジャケットもどきの修繕品。
数年前のこと、ジャージ部分の毛玉やほつれが目立ってきたので捨てようと思ったけど、ワンシーズンだけなんとかしようとボロ隠し・・・もとい、前向きなお直しを思い立ちました。

太目の糸何本取りかで適当にゴム編みを作って裾と袖にまつりつけ、衿には時代を感じるボアが付けられるようになっていたのを廃止して同様に。
ペラペラの革が付いていたジッパーも毛糸のタッセル風にして完了。
意外と見られるじゃ~ん♪と、ご満悦のおろちであった・・・。
(達成感で実際以上の評価になっているのは間違いない)

元々軽量のジャケットがずっしり重くなりましたが、とりあえずその冬は役立ちました。
それから処分したと思っていたのに発掘されてショックです。
こういうのが場所をふさいでいるのね・・・。

ボランティア用の帽子&隠匿物


なんだか帽子ばかり編んでいますが・・・現実逃避? いえ、かなり現実問題です!
編み物を始めた頃、セーターを編むためには10玉以上必要だと知り、余裕を見て袋単位だから20玉、編み込みっていう事をやるにはいろんな色が必要だからそれも袋単位で・・・ということを数着分・・・ということを何回か繰り返しているうちに部屋の中に山ができました。

あとで考えると、買った毛糸はあまり着たいようなセーターにも、マフラーにも向いてないんです。(この頃の毛糸から編んだのは・・・1着?)
他にもセールだからと考えなしに買ってみたのが別の連山を作っているし、とにかく減らそうと帽子編みに精を出しています。新しい糸を買ったときに新山ができないように、もっとペースを上げなくてはいけません。まあ、無駄にすることなく利用できているのでいいんですけどね~。

で、こういった毛糸山やら、ろくに読んでいない編み物本やらを衣装ケースに入れて積み上げたものが、片側のベランダへの出口を完全にふさいでいました。これではいざという時に脱出できないなー、ベランダも使いたいなーと常々思っていたので、休み中に大掃除をしてゴミ袋をいくつも出し、かろうじて奥への細道が貫通しました。このけものみちが消えないようにしなくては!

編む物を決めてから毛糸を選ばないと、かなりの確率で在庫になっちゃうんですよね・・・。
わかっていても糸を見ると忘れちゃいますね・・・。

発見未満2本

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム (2011)

このシリーズがこんな意欲的なアクション・コメディだとは露知らず、どうせよくある焼き直しだろうと思って一作目もチェックしていませんでした。
ワトソンが首に巻いているブルー系横縞のマフラーを見て、ホームズが「下品な手編みのマフラー」「婚約者の趣味か?」などと悪態をつきます。婚約者が編んでいるシーンがあればよかったのに!


一枚のめぐり逢い (2012)

戦場に落ちていた写真を拾って命が助かった兵士が、帰国後に写真の女性に会いに行く話。
息子の教育方針について離婚した夫婦の意見が食い違います。
男らしく育てたいと思っている元夫が子供と過ごす日に、心配した元妻が「厳しくしないで」と言うと、元夫は「ここじゃお前が好きに育てろ」「園芸でも編み物でもバイオリンでも」と返します。俺の番は好きにやるんだ、っていう主張。
(ここでの編み物はクロシェと言っていたのでかぎ針ですね)
原作があるから、もしかするとそちらには実際に登場するかも・・・と期待して読んでみようかな。

エロスかと思いきや2本

密会1723号室 (2006)

男はホテルで情事を楽しんでいたけど、妻や愛人、使用人にも心があるという話。
DVDのパッケージを見て期待した人は怒る・・・。(えっ?ぎくっ)


愛人契約 (2008)

タイトルやキャッチコピーから想像する内容とは違い、実は家族との関係や心の問題がテーマだったのが意外でした。ウィル・スミスが制作に関わっている(監督が彼の妻)と後で知ってなるほど?
「エロティックサスペンス」を期待した人は怒る・・・。

ミュージックビデオで 【発見】

Seventeen Evergreen – Polarity Song

毛糸愛を感じます。
TERRI TIMELY 監督の他の作品はこちらで。


Steriogram – Walkie Talkie Man

ミシェル・ゴンドリー監督作。
このあとの映画『恋愛睡眠のすすめ』にも毛糸など登場していました。


John Lennon – Instant Karma

(LENNON/ONO with the Plastic Ono Band)
オノ・ヨーコが目隠しをしてかぎ針編みをします。彼女は2006年のナム・ジュン・パイク追悼パフォーマンスでも編んでいます。