ラグラン袖のアランセーター

以前から編んでみたかった、前と後ろで模様が違うラグラン袖のアランセーターです。(メンズ)
前身頃を編み終えてから後ろ身頃の模様を考えようと思い、ハイゲージな模様を選んだのがそもそもの間違い。前後のゲージを同じにしないと、ラグラン線で段数を調整するなんて厄介なので、思ったほど選択肢はありませんでした。
襟の部分にちゃんと縄が繋がるようにすればよかったのですが、気が抜けて考えなしに終了。

できるだけ盛り込んで、やりすぎかと思ったけど着てみるといたってフツーだし、前と後ろの模様が違うなんていちいち見る人もいない、ましてや袖の模様も違うもんねーなんて自己満足でしかありません。かなり大きな間違いがありますが、ごちゃごちゃしてるから目立たないというメリットがあったりして。

ラグラン線のところが変だと思いませんか?
そもそも裏目を入れてラグラン線を目立たそうと思っていたのですが・・・・。
なぜか3目立てるうちの端だけ裏目にして・・・
綴じたら裏目なくなるという・・・(早く気づけ)

そこで端から目を拾い、緩くかぶせはぎをしてみると・・・意外といい感じに!
線は目立つし、普通にとじたのでは少し脇がタイトだったのが、この方法で幅が稼げて一石二鳥でした。

『男子セーター』の作品のサイズを採用し、『The Harmony Guide to Aran and Fair Isle Knitting』『アラン模様のすべて』『模様編1000』などから模様を選びました。
特に The Harmony Guide… に載っていたCluster(編んだ部分に糸を巻きつける方法、スモックと同じ?)や、Bind(すべり目をかぶせる方法、何と言うのかな?)を使ってみたかったので一応満足。

サイズもちょうどよくて安心したのもつかの間、安物の糸を使ったせいで毛玉やらもけもけが出てしまいました。これは10年以上着たフィッシャーマンズセーターの後継なんだけど、そんなに持たないかも・・・。

その後:
1シーズン無事に着て、洗って仕舞って翌シーズン、一回りでかくなってました。
なんで寝てる間に成長するんだよぉぉぉ・・・  じゃなくて
もっと伸びゲージで測らなきゃダメだったんだな・・・。

見納めなので模様のアップを撮っておきました。