The Scarlet Empress (1934) アメリカ
監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ
出演:マレーネ・ディートリッヒ、ジョン・ロッジ、サム・ジャッフェ、ルイーズ・ドレッサー
■あらすじ
ドイツの小貴族の娘ゾフィーがロシアの皇太子に嫁ぎ、やがて女帝エカチェリーナ2世となるまでを描く・・・と言っても重たい歴史ドラマではありません。
■雑感
皇太子であるピョートル3世が変人で夫婦生活ができないため、世継ぎを産むために愛人を持たされ、そもそも野心家だったわけではないのに女帝となっていった・・・というような物語も史実も重要ではなく、ひたすらマレーネ・ディートリッヒを鑑賞するための作品。
サム・ジャッフェの怪演によるピョートル3世の印象も強烈です。
皇室をこんな風に描いちゃって大胆だなーと思ったら、実際は映画も真っ青くらいのお家事情だったようで・・・ぜんぜん存じませなんだ。
私はマレーネのおでこの曲線がたまらなく好きなのですが、そのあたりを堪能できる角度が少なくて残念だとか、結婚するまでの乙女演技のわざとらしさが、可笑しいけれどちょっとくどい、なんてことは気になりません。
特にピョートル3世の愛人が「殿下は皇帝になったら私を新しい妻にする」と言ったあと、彼女をしげしげと見やる目つき・・・最初は面白がっている風なのが、やがて自分のするべきことを決意して部屋を出てゆく・・・はお気に入りで、この場面だけでも永久保存版です。
■編みどころ
おまけ的発見として、貴婦人たちが刺繍や何かしながら歓談している場面があり、編み物をしている人もいました。動きがぼんやり見える程度で、たぶんアメリカ式。時代考証がされているかどうかは定かでなく、映画の中のシーンということで。
監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ
出演:マレーネ・ディートリッヒ、ジョン・ロッジ、サム・ジャッフェ、ルイーズ・ドレッサー
■あらすじ
ドイツの小貴族の娘ゾフィーがロシアの皇太子に嫁ぎ、やがて女帝エカチェリーナ2世となるまでを描く・・・と言っても重たい歴史ドラマではありません。
■雑感
皇太子であるピョートル3世が変人で夫婦生活ができないため、世継ぎを産むために愛人を持たされ、そもそも野心家だったわけではないのに女帝となっていった・・・というような物語も史実も重要ではなく、ひたすらマレーネ・ディートリッヒを鑑賞するための作品。
サム・ジャッフェの怪演によるピョートル3世の印象も強烈です。
皇室をこんな風に描いちゃって大胆だなーと思ったら、実際は映画も真っ青くらいのお家事情だったようで・・・ぜんぜん存じませなんだ。
私はマレーネのおでこの曲線がたまらなく好きなのですが、そのあたりを堪能できる角度が少なくて残念だとか、結婚するまでの乙女演技のわざとらしさが、可笑しいけれどちょっとくどい、なんてことは気になりません。
特にピョートル3世の愛人が「殿下は皇帝になったら私を新しい妻にする」と言ったあと、彼女をしげしげと見やる目つき・・・最初は面白がっている風なのが、やがて自分のするべきことを決意して部屋を出てゆく・・・はお気に入りで、この場面だけでも永久保存版です。
■編みどころ
おまけ的発見として、貴婦人たちが刺繍や何かしながら歓談している場面があり、編み物をしている人もいました。動きがぼんやり見える程度で、たぶんアメリカ式。時代考証がされているかどうかは定かでなく、映画の中のシーンということで。