隅田川ほとりへ

サンカ+二重編みニット展」(もう10年前!)でお知り合いになった田志口正恵さんが参加された「隅田川ほとり クラフト作家17名の展示即売展」に行ってきました。

会場は柳橋のルーサイトギャラリーで、今回初めて行ってみて、古いけれどモダンで趣のある日本家屋なので伺ったところ、あの市丸姐さんのお宅だったと聞いてびっくりしました。
あのと言っても若い方はご存じないでしょうか。
私も歌番組で晩年の姿を見ていただけですので・・・(いやホント)。

2階から川床に出ると、真横を流れる隅田川越しにスカイツリーも見えます。
時間がなくて他の方の展示やお宅の中をじっくり拝見することができませんでした。
また機会があればお邪魔したいです。

田志口さんの作品をちょっとご紹介。

シェトランドレースとプルオーバー。
プルオーバーは、後ろと袖は縦に糸を渡す編み込み、前はケーブル模様、サイドはサンカパターンからの編み込み模様です。

今回は帽子がたくさん!
一見何気ないように見えても、実はいろんな編み方が組み合わされていて一筋縄では行かないのが田志口さん流。段染め糸のグラデーションの使い方も素敵。
菱形や香の図など和のイメージが活かされていました(下のほうになっちゃってます)。

ちゃんと撮れてなくてごめんなさい。
手前左の縞模様は足袋ソックス、足裏部分は糸を編みくるんであります。
右のケーブル模様はフードつきショートベスト(と呼んで良いのかな?)、こちらもサイドにサンカパターン、正面はファスナーで全開します。
奥の白いのは竹糸のプルオーバー。

他にはシェトランドレースの大判ショール、指出し手袋など。
売れてしまったものもあり全部は見られませんでしたが、その発想と丁寧なお仕事を目にして、また燃料をいただいた思いです。

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