アンソロジー1冊

『影が行く ホラーSF傑作選』 P・K・ディック、D・R・クーンツ他

中村融 訳

古いけど古臭くない、粒選りの作品集だと思います。
有名な作家揃いだけど本邦初訳も多く、読んだことがないものばかりでした。

映画『遊星からの物体X』の原作である「影が行く」が目当てで、両者の違いなども興味深かったのですが、物体の咆哮について “ドライアイスを金属で押し潰した” というような表現がされていて、ここからあの音が作られたのか・・・と感慨に浸ってしまいました。

その他の作品も文章から情景が思い浮かび、映画を見たような気分で読み応えありです。

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