蝙蝠のほうのバットであります。
編み物の出番がとっても多い注目作!
The Bat (1926) アメリカ
監督:ローランド・ウェスト
出演:エミリー・フィッツロイ、ジョージ・ベランジャー、ルイーズ・ファゼンダ、上山草人
■あらすじ
Miss Cornelia Van Gorder はフレミング邸を借りて住んでいた。
屋敷の持ち主が亡くなり、隠されたお宝を狙って蝙蝠マスクにマントの怪人が現れる。
■雑感
Miss…は老嬢と思われます(以下お嬢)。
コミカルな役どころで登場する女中のリジーが面白いです。
サイレントなので台詞は気にしなくてもいいのですが、登場人物が多くてちょっとわかりにくい。
犯人は誰だ?と思わせるためなのかな。
■編みどころ
お嬢は屋敷の中でも手提げ袋に入れた編み物を持ち歩き、寸暇を惜しんで編んでいます。
何かの現場に駆け付けているようなシーンでも、隙あらば袋から編み物を取り出そうとしている様子が見て取れて素晴らしいです。
編み物を手放さないというのが、最後のオチにまで効いていて痺れました。
The Bat Whispers (1930) アメリカ
監督:ローランド・ウェスト
出演:グレイス・ハンプトン、チェスター・モリス、ウナ・マーケル、モード・エバーン
■あらすじ
1926年版を同監督がトーキーにリメイクしたもの。
ストーリーは同じで、前作のままのカット割りも多い。
■雑感
セットやカメラワークなど、4年でずいぶん進歩したものだと思いました。
トーキーになったので、かえって字幕が無いのが苦しいです。
あの『バットマン』の原作者は、この作品からインスピレーションを得たとか。
■編みどころ
前作とほとんど同じですが、編み物への執着度がやや低い感じです。
お嬢役は新旧どちらもイギリス出身の女優さんですが、こちらの人のほうがよりイギリスらしい編み方だと思いました。
どちらもネット上で視聴可能です。
でも日本版DVDも出してほしいな・・・。
もうひとつのリメイクに『ヴィンセント・プライスのザ・バット』(1959)がありますが、これはストーリーがおかしな具合に変えられており、ヴィンセント・プライスの役割も何だかな~で、さらには編み物が登場しないという改悪がされています。
実はこちらを先に見ていて、別に何とも思っていなかったけど、旧作で編み物を発見してからは困った映画に分類されました。
編み物の出番がとっても多い注目作!
The Bat (1926) アメリカ
監督:ローランド・ウェスト
出演:エミリー・フィッツロイ、ジョージ・ベランジャー、ルイーズ・ファゼンダ、上山草人
■あらすじ
Miss Cornelia Van Gorder はフレミング邸を借りて住んでいた。
屋敷の持ち主が亡くなり、隠されたお宝を狙って蝙蝠マスクにマントの怪人が現れる。
■雑感
Miss…は老嬢と思われます(以下お嬢)。
コミカルな役どころで登場する女中のリジーが面白いです。
サイレントなので台詞は気にしなくてもいいのですが、登場人物が多くてちょっとわかりにくい。
犯人は誰だ?と思わせるためなのかな。
■編みどころ
お嬢は屋敷の中でも手提げ袋に入れた編み物を持ち歩き、寸暇を惜しんで編んでいます。
何かの現場に駆け付けているようなシーンでも、隙あらば袋から編み物を取り出そうとしている様子が見て取れて素晴らしいです。
編み物を手放さないというのが、最後のオチにまで効いていて痺れました。
The Bat Whispers (1930) アメリカ
監督:ローランド・ウェスト
出演:グレイス・ハンプトン、チェスター・モリス、ウナ・マーケル、モード・エバーン
■あらすじ
1926年版を同監督がトーキーにリメイクしたもの。
ストーリーは同じで、前作のままのカット割りも多い。
■雑感
セットやカメラワークなど、4年でずいぶん進歩したものだと思いました。
トーキーになったので、かえって字幕が無いのが苦しいです。
あの『バットマン』の原作者は、この作品からインスピレーションを得たとか。
■編みどころ
前作とほとんど同じですが、編み物への執着度がやや低い感じです。
お嬢役は新旧どちらもイギリス出身の女優さんですが、こちらの人のほうがよりイギリスらしい編み方だと思いました。
どちらもネット上で視聴可能です。
でも日本版DVDも出してほしいな・・・。
もうひとつのリメイクに『ヴィンセント・プライスのザ・バット』(1959)がありますが、これはストーリーがおかしな具合に変えられており、ヴィンセント・プライスの役割も何だかな~で、さらには編み物が登場しないという改悪がされています。
実はこちらを先に見ていて、別に何とも思っていなかったけど、旧作で編み物を発見してからは困った映画に分類されました。
記事がだいぶ下がってしまいましたが…
1926版見ました!ご紹介実にどーもです!
横山道代さん似のメイドがほんとに愉快!
悠々リッチなマダムさんが、一時も手から離さずにいったい“何を”編んでるのか、とても気になりましたです。
ご覧になりましたか!
なかなか乙な編み物映画ですよね。
ドタバタのメイドと慌てず騒がずのお嬢が良いコンビで。
あれだけの豪邸だから袋を持ち歩くのもごもっともなのですが、もう身体の一部って感じ~。何を編んでいるのでしょうね・・・実用的なものっぽい?
こんなに編み物出ずっぱりでは、怪人の正体への興味どこへやらです。
サイレント映画にはまだまだ編み物が埋もれていそうで、宝探ししてみたいですね。