And Then There Were None (2015) イギリスBBC
出演:メイヴ・ダーモディ、チャールズ・ダンス、エイダン・ターナー、サム・ニール、トビー・スティーヴンス、ノア・テイラー
原作:アガサ・クリスティ
NHK BSプレミアムで2016年11月27日から放送された全3回のミニシリーズです。
※内容に触れています。
あらすじ
無人島の邸宅に10人の男女が招かれた。召使、医者、秘書などそれぞれの仕事として雇われた者、共通の知人の縁で、パーティへの誘いなど招待状の内容は様々だが、差出人であるオーエン夫妻を直接知る者は誰もいない。
オーエン夫妻不在のまま晩餐となるが、召使が事前の指示通りにレコードをかけると、流れてきたのは全員が殺人に関わっていると告発する声だった。最初に青年が毒薬で、次に召使の妻が死んでいるのが見つかる。そしてテーブルに置かれた10体の人形が2つ減っていた・・・。
雑感/編みどころ
招待客の老婦人、エミリー・ブレント(ミランダ・リチャードソン)が太めの棒針で編んでいます!かせを人に持たせて糸の巻き巻きシーンあり。毛糸をなくしてしまって落ち込んだりもします。
1945年の映画版でも同じ人物が編み物をしていて、回数、時間ともにかなり満足のいく登場であるのに比べると見劣りしますが、本作では編み針が(この作品としては)意表を突いた使われ方でした。
同じ原作の映画化『姿なき殺人者』(1965)、『そして誰もいなくなった』(1974)、1987年のソ連版には出てこなかったと思いますが、『サファリ殺人事件』(1989)では別の人物(召使の妻に相当)が編みます。期待が持てそうなので原作も読んでみます。
それにしても・・・ネタバレあり・・・ウォーグレイヴ判事(チャールズ・ダンス)頑張るなあと思っていると・・・そうか!『ソウ』ってこれだったのかと。見た目からの連想もあるかもしれない?いや、だいぶ違いますけどね~。