週末のBSプレミアム 【発見】

『美の壺』 file295「冬の贈り物 手袋」

2013年12月6日放送

手袋全般がテーマなので手編みは少なめ。
大石さちよさん、嶋田俊之さんが紹介されました。
嶋田さんの編みシーンもあり、『北欧のニットこものたち』『手編みのてぶくろ』からの作品がずらりと並びます。北欧のミトンが注目されていました。

追記:
ほとんど上記の本からの作品の中に、なぜかさりげなく目立つ位置にサンカ手袋(ローズパターン?)が置かれています!
嶋田さんのサンカ手袋が載っているものってありましたっけ・・・?


『謎解きLIVE 英国式ウイークエンド殺人事件』

「二夜目」2013年12月8日放送

観客参加型のミステリーツアーなのですが、ゲストの推理部分など番組の構成が良くなくて興味を失いました。次回があるとすれば改善を期待したいです。

すべてが終わり、捜査本部に全員が集められて警部が謎解きをします。
腰掛けている参加者の一人(手編みの帽子着用?)がアメリカ式で編んでいました!

スクワーム 【発見】

Squirm (1976) アメリカ
監督:ジェフ・リーバーマン
出演:ドン・スカーディノ、パトリシア・ピアシー

■あらすじ
嵐の後、凶暴化したゴカイの群れが田舎町を壊滅させる。

■雑感
この映画にまた用事があろうとは。
川のように流れるゴカイの物量には驚かされますが、アップになると普通の生き物にすぎないので、DVDのジャケ写真に使われたりしている男性の顔のほうが不愉快かも(苦手な方は画像も見ないように!)。
蜂の大群が出てくる『スウォーム』(1978)とお間違いなく。

■編みどころ
ヒロインの母親が編み物をします!
左手に糸をかけているからフランス式だとは思います。
しっかり編んでいる場面はよく見えないけど何度も登場、太い2本針で糸は何本取りかしているみたいです。家の中にグラニースクエア・ブランケットのようなものも見えました。

途中、保安官事務所の掃除をしているおばさんが
お母さん 編み物してる?
うちの娘のショールを 編んでもらう約束なのよ
という場面があり、終盤に母親がほぼ完成させ
クロップさんに気に入ってもらえそうよ
で、なるほどとなります。
話らしい話の無い映画の中で、妙に筋が通っている台詞として印象深いです。

でもお母さんの具合が悪そうだったのは本当に物語上の設定?
実物のゴカイのせいでは? 関係者、トラウマになってませんか?
原作小説があるので読んでみたいけど高値がついています。

編み物を目当てにこの映画を見ることは、あまりおすすめしません。

おしん 【発見】

おしん (1983~1984) NHK
第48週、280~285話あたり
出演:乙羽信子、高橋悦史、佐々木愛、浅茅陽子

2013年の再放送までほとんど見たことがなく、今回も第2部の終盤からしか見ていません。こんなことなら(?)真面目に見ておくのだった! テーマ曲云々言ってる場合じゃないですね。

■雑感/編みどころ
編みシーンはありません(見ていない部分にあるかも?)。

養女の初子と二人で暮らしていたおしんは、息子の仁の家族と同居することになります。この機会に初子が独立して店を持つ運びに・・・。
「毛糸屋さんをやりたい」「はっちゃん、編み物得意だもんな」という流れで手芸店を開き、先生を呼んで講習会をしたりと繁盛している様子。

昭和43年頃、「編んだほうが安い」「子供が大きくなったら解いて編み直せる」といった手編みの利点が挙げられており、住宅地での小ぢんまりした店構えなど時代を感じました。

それから15年近く経って皆で集まった場面でも、「初子に手編みのセーターを頼みたい」「高いけどモノが良い」というような話題が出るので、順調にやっているみたいです。

ひとまず発見。
そういえばもっと前の回で、希望(のぞみ)の息子に何か編んだと小耳にはさんだような!?
ちゃんとチェックし直さなくては・・・。

台詞に登場 #3 【発見】

ハード・デイズ・ナイト (1964)

ビートルズ主演のドキュメンタリー風コメディ・音楽映画。
旧題『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』

TVディレクターが深いVネックのたっぷりしたセーターを着ています。
ほわほわモヘアのような毛糸で編まれていて、これについてメンバーが
ダサいセーターだ
愛妻の手編みさ
笑える
うーん、確かに登場した時から目を引いていましたが・・・。
ゲイへのあてこすり的な台詞かもしれないけど、細かいニュアンスはわかりません。


アイル・ビー・ゼア (2003)

ロック歌手が自殺未遂?という報道で、密かに彼の子供を育てていたシングルマザーが動揺する。シャルロット・チャーチの初出演映画。

庭でサッカーボールを蹴って遊ぶ中年男二人。
シュートが決まらない相手に
年だな 編み物でもしてろ
またまたネガティブ発言。いけませんね。


オーシャンズ12 (2004)

『オーシャンズ11』(2001)の続編。
盗んだ金を返せと迫られ、新たな盗みをせざるを得なくなったメンバーたち。

主人公の窮地を救うため、彼の妻テス(演:ジュリア・ロバーツ)が本物のジュリア・ローバーツに化けます。本物の出身地やミドルネーム、ペットの数などを教え込まれる場面で
趣味はクロケーと編み物
(You like croquet and knitting)
編み物好きは有名だけど、クロッケーってゲートボールの元になったスポーツのこと?
クロケットと読むのかと思ってました(それだとコロッケになるか・・・クリケットと紛らわしいし、わけわからん)。

この台詞は吹き替えにはあるけれど、日本語字幕では省略されています。2人の男性がまくし立てるので台詞が多すぎると思いますが、肝心なものを削ってはいけません。

そんなガキなら捨てちゃえば? 【発見】

Fun Size (2012) アメリカ
監督:ジョシュ・シュワルツ
出演:ヴィクトリア・ジャスティス、ジャクソン・ニコル、ジェーン・レヴィ、チェルシー・ハンドラー

■あらすじ
高校生最後のハロウィン・パーティに出掛けるつもりだったレンは、母親から8歳の弟アルバートの子守を頼まれた。仕方なく弟を連れていく途中、はぐれてしまって大変なことに・・・。

■雑感/編みどころ
便乗タイトル? どうせたいしたことなかろうと思っていたら意外と楽しめました(アルバートが服を切るいたずらは笑えない~)。子供映画のようだけど、親たちの様子やピンク・フロイド、ビースティ・ボーイズの小ネタなど、幅広い年齢層のつかみもOK。

レンの母親はブリトニー・スピアーズの仮装をして若いボーイフレンドと彼の友人宅のパーティへ。トイレを探して入った部屋は、なんと両親の寝室。
彼らはベッドに入っており、父親は読書、母親は編み物しています!
2本針でアメリカ式だと思いますが、手を止めているのが残念・・・。

アホ息子と生真面目そうな父親、天然かと思えば常識もある母親というこの家族が妙に可笑しくて、その後居間でレン母との会話も面白かった。
レンに恋してるオタクの母親2人もオバマ大統領のタペストリーを作ったりしていて、言うことも変だし・・・結局子供たちのほうがまとも?

タイトルが出るときに使われていた曲が良い感じ。
Magic Wands – Black Magic

ラスト、コーション 【発見】

Se, jie (2007) アメリカ/香港/台湾/中国
色・戒
監督:アン・リー
出演:トニー・レオン、タン・ウェイ、ワン・リーホン、ジョアン・チェン

■あらすじ
第二次世界大戦中、日本軍占領下の上海で、易(イー)夫人の邸宅で麻雀に興じるマダムたち。最近、そこに商人の若妻マイ夫人が加わった。彼女の正体は工作員ワン・チアチーで、抗日活動を取り締まる立場である特務機関員のイーを暗殺するために潜り込んでいる。
やがてイーを誘惑することに成功し、暗殺決行のときが来た・・・。

■雑感/編みどころ
チアチーは香港にいた大学生の頃、兄を抗日戦で亡くしたクァンの誘いで愛国劇に参加。彼の熱意により、劇を演じる仲間たちは暗殺という実際の活動に向かいます。

その劇中に編み物が登場!
幕が開いた舞台の上、眠っている母の傍で娘(演:チアチー)が編んでいます。
濃いグレーの毛糸で、ちらっと見ではイギリス式に近い感じ。
その後、舞台上の物語では兄が戦死し、別の兵士(演:クァン)に「これは兄のために編んだものよ」と言って手渡します。
マフラーみたいに見えますが、畳まれていてよくわかりませんでした。

石井裕也監督作2本 【発見】

川の底からこんにちは (2010)

出演:満島ひかり、遠藤雅、志賀廣太郎、稲川実代子

■あらすじ
「しょうがない」が口癖のOL佐和子は、上京して5年目で5つ目の職場。
5人目の彼氏の健一は、妻に逃げられたらしい子連れの課長。
何事も「中の下」である自分には分相応だと諦めている。
訳ありで家を出てから帰る気も無かったが、父親が入院したとの知らせが入る。エコ好きの健一は田舎で家業のしじみ工場を継ぐことに積極的で、仕方なく帰ることに・・・。

■編みどころ
珍しく、編み物男子です!
健一が佐和子のためにセーターを編んでいますが・・・。

自分が着ているベスト(模様や襟がズレたような水色のVネック、こんな変なの衣装として作ったんだ!?って感じ)と「同じタイプでいいんだよね?」 とか「ステッチの感じはどう?」と聞いてくるのに対し、佐和子が興味がなくてかみ合わないのが可笑しいです。
まあ、すべてにおいてこんな調子ですけどね。
編みシーンが背景的にではなく、会話にも出てくるのがポイント高いです。

セーター用の毛糸も水色で棒針編み、左の人差し指に糸をかけているからフランス式ぽいけど、独特なギコギコした編み方。力みすぎなのでは?
何も見ないで編んでいるので、そこのところはなかなかやるな~って思います。
途中でも編んでいて、最後には無事完成。

意外と登場が多くて大発見でした!


舟を編む (2013)

出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー

■あらすじ
出版社では「大渡海」という新しい辞書を作ることになった。
儲けを生まない辞書編集部は人材不足に悩んでいたが、営業部が肌に合わない様子の馬締(まじめ)が来てから編集作業は順調に進む。そして13年後「言葉の海を渡る舟」と銘打った辞書がようやく完成した。

■編みどころ
辞書の完成間近、高齢の監修者(加藤剛)が病院で休む傍ら、妻(八千草薫)が編み物を手にしています。編み進めるというまでは行きませんが、右手の指に糸がかかっていたのでアメリカ式かな。これはご本人の構えなのでしょうか?ちょっと気になります。


今回も、むさんに『舟を編む』のことを教えていただきました。
情報ありがとうございます!
“編む” と “映画” でよく検索にかかるので気になっていましたが、本当に編み物が出てきていたのですね。
その関係でチェックしているうち『川の底・・・』でも発見できて二毛作的収穫!

マーサ、あるいはマーシー・メイ 【発見】

Martha Marcy May Marlene (2011) アメリカ
監督:ショーン・ダーキン
出演:エリザベス・オルセン、ジョン・ホークス、サラ・ポールソン、ヒュー・ダンシー

■あらすじ
カルト集団から逃げ出して姉夫婦の家で暮らすマーサ。
2年間の出来事を何も語らない彼女だが、夢と現実の区別も曖昧になり、時に激しく怯え日常生活もままならなくなる・・・。

■雑感
少し離れた目線で淡々と描かれているので、マーサ、姉夫婦、カルト集団のメンバーそれぞれの心理が平等に伝わってくる感じです。余計な演出がなく、静かな現実味があります。
断片的な状況しかわからないけれど、マーサが集団に加わるようになった経緯や今後のケア、また、集団のリーダーや他のメンバーのことなどいろいろと気になりました。

■編みどころ
冒頭、集団生活の家のポーチで椅子に腰掛けた若い女性たち。手元はよく見えないけど、その中の一人がグラニースクエア風ブランケットを編んでいるようでした。

集団に入って間もなく、古株のケイティに「編み物は?」と聞かれ「ダメ でも覚える」とマーサ。
その後ケイティは町で毛布(ブランケット)を売って現金収入を得ている、農場が成功すれば自給自足できると語りますが・・・つまり今は現金が足りないということです。
これが意味するところも、後にマーサが苦しむ一因なのでした。

塔の上のラプンツェル 【発見】

Tangled (2010) アメリカ
監督:ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード
出演:マンディ・ムーア、ザッカリー・リーヴァイ

■あらすじ
ケガや病気を治すという魔法の花があった。
王妃が出産間近に容態が悪くなり、王は花を探し出し無事に王女が誕生した。
密かに花の力で若さを保っていた老婆ゴーテルは、王女ラプンツェルを誘拐して森の奥で育て、髪に宿る魔法の力を利用する。
ラプンツェルはゴーテルを母と慕い、言いつけを守って塔の上で暮らしていたが、18歳になり外の世界への興味は募るばかり。そこへお尋ね者フリンが飛び込んできた。

■雑感
ヒロインが幽閉されていたわりに人見知りせず、おっちょこちょいで明るい性格なのもあって、あまり昔話らしくなく、くだけた感じです。
ゴーテルは魔法使いってわけでもなく、若返って何をしていたのか私生活がわからず、花を奪われて気の毒なようでもあり、そこが何となくスッキリしませんでした。

■編みどころ
冒頭のミュージカルシーン「自由への扉」の中で、ラプンツェルが塔の中で時間を持て余し、絵を描いたりギターを弾いたり料理をしたり・・・そのひとつに編み物が登場!
右の指に糸をかけて、グレーの長いマフラーのようなものを編んでいます。

また、荒くれたちが集まる酒場でのミュージカルシーン「誰にでも夢はある」は、たむろしている乱暴者たちが自分たちにもいろんな(見かけによらない)夢があるという歌。
お花屋さん、ケーキ屋、編み物、裁縫・・・などが歌われ、小さな緑色の靴下を編んでいる大男がいます。これもアメリカ式。