八日目 【発見】

Le huitième jour (1996) ベルギー/フランス
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
出演:ダニエル・オートゥイユ、パスカル・デュケンヌ、ミュウ=ミュウ、イザベル・サドワイヤン

■あらすじ
アリーは仕事人間。あちこち飛び回りセールスマンに講義をする忙しい日々を送っている。会社では成功していたが家庭はうまくいかず、妻は二人の娘を連れて出て行ってしまった。
娘たちに会う日、仕事に熱中するあまり駅に迎えに行くことを忘れ、話もしたくないと愛想を尽かされてしまう。限界を感じたアリーは、妻子がいる実家へと車を走らせる。

施設で暮らすダウン症の青年ジョルジュは、大好きなママのいる家に帰るため荷物をまとめて出発した。雨が降る夜の道で、ジョルジュと同行していた犬をアリーの車がはねたことをきっかけに、アリーはジョルジュを乗せてママの家へ向かう・・・。

■雑感/編みどころ
感情を爆発させることもあるジョルジュの振る舞いに驚き、早く厄介払いしたいと思っていたアリーですが、いつしかジョルジュが絶望したときはアリーが慰め、アリーが打ちのめされたときはジョルジュが励ますという関係になってゆきます。

ジョルジュがマフラーを編んでいます!
施設でブランコに坐って、またアリーの車の中で、クリームイエローの糸でアメリカ式のような手つきでガーター編みです。女性にプレゼントしようとしますが受け取ってもらえず、泣きながら解いて糸玉に巻きます。

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