細い赤い糸 【発見】

飛鳥高 著(双葉文庫)

近松丙吉シリーズのドラマ版に編み物が登場したので原作を読んでみました。

期待どおり編み物が出てきましたが、ドラマ版とは全然違いました。
ドラマでは少女の母親が編んだ赤いカーディガンが中軸で色々とエピソードもありました。ところが小説では母親の話はほとんどなく、赤い糸も編み物ではなく綿のコートのものでした。

小説で編み物をしていたのは会社勤めの女性です。
昼休みに人気のないオフィスの真ん中でレースの手袋を編んでいて、同僚と話しながらも編みます。どんな編み方かわかりませんが、かぎ針の可能性が高いでしょうか。

別の登場人物の女性が
赤いざくざくに編んだセーターを着て
というのもあります。

現代の既存のシリーズに脚色したドラマに比べると、原作はもっと重くてやるせないです。
編み物の出番はドラマ版の方が多かったですね。

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