五本指の野獣 【発見】

The Beast with Five Fingers (1946) アメリカ
監督:ロバート・フローリー
出演:ロバート・アルダ、アンドレア・キング、ピーター・ローレ

※内容に触れています。

■あらすじ
イタリアのとある村で50年ほど前にあったかもしれない話。

登場人物:
イングラム・・・お屋敷に住んでいるピアニスト。病気でいつも孤独を感じている。
コンラッド・・・片手でピアノを弾くイングラムのために作曲をしていた。
ジュリー・・・イングラムの世話をしている看護婦。
ヒラリー・・・イングラムの秘書の男性。占星術書に執着している。

1年間献身的な働きをし、疲れ果てたジュリーは家に帰ろうと思っていた。
ヒラリーは、ジュリーがいなくなると自分がイングラムの相手をしなければならなくなると心配する。彼は壁いっぱいにある占星術に関する蔵書を研究し続けたいのだ。
出発するというジュリーにコンラッドが思いを打ち明け、2人は愛し合っていることを確認する。ヒラリーはこれをイングラムに話すが、信じたくないイングラムに首を絞められ出ていくように言い渡された。

その夜、イングラムは階段から落ちて亡くなる。

イングラムの親族がやってきた。蔵書を自分のものだと主張するヒラリーに親族は取り合わず、すべて引き取ると宣言して対立する。ところが遺言書にはジュリーに全財産を遺すとあった。
弁護士は親族と共謀して遺言書を覆そうと企む。その夜、イングラムの演奏と思しきピアノの音が聞こえ、弁護士は殺されていた。首に残された手の跡は、ヒラリーの首についているものと同じだった。

イングラムの墓所を開いてみると彼の左手が無くなっており、窓から抜け出したような手形が残っていた。今度は親族が襲われ・・・。

■雑感/編みどころ
舞台はイタリアですが、おもな登場人物はアメリカ人です。
ヒラリー(ピーター・ローレ)から目が離せません!

屋敷で奇怪な事件が起きているせいか、ジュリーとコンラッドが外出すると人々は目をそらします。屋敷の住人は不吉で、見ると呪われると思っているのです。

立って編み物を手にしている女性が、2人を見かけると目をそらして十字を切ります。
持ち方からするとフランス式かな?という感じです。

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