にんじん 【発見】

Poil de carotte (1932) フランス
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作:ジュール・ルナール
出演:ロベール・リナン、アリ・ボール、カトリーヌ・フォントネー

■あらすじ
ルピック氏の息子のフランソワ少年は、赤い髪と顔のそばかすから「にんじん」と呼ばれている。それは実の母親から付けられたあだ名で、ルピック夫人は上の二人の子供に対する接し方とは全く違い、何かにつけてフランソワをいじめるのだった。

フランソワは母親の仕打ちを恐れ、父親に甘えたくても母親に邪魔される。父親は仕事が忙しく、そこまで酷い状況とは知らない。思い余ったフランソワは・・・。

■雑感/編みどころ
外出から帰ってきたフランソワは、家の近くで遊んでいる子供たちに石を投げるといういたずらをします。傍の階段の途中に子供の母親らしき女性が座って編んでいました!
映像が不鮮明なのでよくわかりませんが、金属製の針で小物を編んでいて糸はポケットの中にあるみたいです。

女性がフランソワに向かって「何をするんだい とんだガキだね」と怒ると、ルピック夫人が「ガキ? うちの子をガキ呼ばわりしたね」と、人前でだけフランソワを可愛がってみせます。

原作は読んでいません。
子供向けの話だろうと思っていましたが、大人のほうが身につまされるような感じです。
青空文庫にあったのでちらっと見てみたら、最初の方にルピック夫人は編物をしという場面がありました。のちほどじっくり読んで、ほかの映像化もチェックしたいと思います。

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