もしも君に恋したら。 【発見】

What If (2013) アイルランド/カナダ
監督:マイケル・ドース
出演:ダニエル・ラドクリフ、ゾーイ・カザン、ミーガン・パーク、アダム・ドライバー

■あらすじ
失恋のショックで一年間引きこもっていたウォレスは、友人に連れて行かれたパーティーでシャントリーと出会う。意気投合して電話番号も教えてもらうが、ボーイフレンドがいると聞いてメモを捨てた。偶然再会してやっぱり話が合う二人は、友だちとしての付き合いを始める・・・。

■雑感/編みどころ
久々に爽やかなラブコメを見た感じです。

シャントリーと妹、友達2人を加えた4人が毛糸屋さんで編んでいます!
うしろで別のお客さんも編んでいる様子。
4人はおしゃべりが忙しくて、あまり手が動いていません。
この The Purple Purl というお店はトロントに実在していて、Googleマップのストリートビューで映画のまんまの外観が見られました。

予告編 1:44~に毛糸屋さんのシーンが入っています。
(日本版DVDの発売元の予告編にはこの場面無し。さすがアルバトロス)

善人サム 【発見】

Good Sam (1948) アメリカ
監督:レオ・マッケリー
出演:ゲイリー・クーパー、アン・シェリダン、エドマンド・ロウ、ジョーン・ロリング

■あらすじ
サムは有名百貨店の支配人で、妻のルーと幼い息子と娘の四人家族である。
暖炉のあるアーリー・アメリカン風の家を買うのがルーの夢。それが叶わず借家暮らしをしている原因は、サムが人を助けずにはいられないという度を越した慈善家で、困っていると聞けばお金を貸してしまい住宅資金が貯まるどころではないから。
サムの思いやりの後始末に追われ、ルーの我慢もついに限界へ・・・。

■雑感/編みどころ
サムは百貨店で、買い物ではなく道案内を求めたおばあさんに丁寧に対応します。
親切を喜んだおばあさんは戻ってきて編み針を買いたいという話になり、サムと一緒にいた百貨店の社長と3人で盛り上がります。
お:ひとりになったから 編み物でもしようかと

社:すると 靴下かお人形でも編むおつもりで?

お:とっくりのセーターを考えてるの キリン用に

(間があって一同笑い)

サ:本当は何を?

お:誰もが編んでる アーガイル模様の靴下をと

サ:初心者には難しい
  まずは― 運針と刺繍を習うといいでしょう
  うちにも教室が

社:無料です
底なしのお人好しのサムも、支配人になるくらいだから有能なのです。
的確なアドバイスをしますが、この訳はどうなんでしょう。運針の部分は “knit and purl” なので良いとして、刺繍の部分は “basic stitches” のように聞こえました。編み物の話だから「基本の編み方」くらいが適当?

しばらくしてサムは百貨店でおばあさんに会います。
彼女は3階の編み物教室に通っていて、編んでいるアーガイル模様の靴下を見せてくれます。今度サムにも編んでくれるとか。
しかしアーガイル模様の靴下は人気だったのですね~。誰もが編んでるなんて!

また、サムがお金を貸している元隣人の若夫婦に近く子供が生まれるようで、奥さんがかぎ針編みをしています。おそらく赤ちゃん用のものでしょう。

というわけで、編みシーンは少しですが話題は多い映画でした。

愛は降る星のかなたに 【発見】

1956年 日活
監督:斎藤武市
出演:森雅之、山根寿子、浅丘ルリ子、高田敏江、浜村純

■あらすじ
ゾルゲ事件の首謀者の一人として死刑になった尾崎秀実をモデルにしている。

第二次世界大戦中、坂崎はソ連のスパイとして逮捕された。
何も知らなかった家族は打ちのめされるが、妻は弁護士を通じて夫の信念がどのようなものか理解しようと努力する。獄中の坂崎は妻と娘に宛て二百通を超える手紙を残した。板崎が死刑になり戦争が終結したのち、妻は書簡集を出版する・・・。

■雑感
スパイ事件そのものよりも、夫婦愛をメインに描いています。

本筋とは関係ないのですが、娘が両親に向かって「チチ」「ハハ」と呼びます。逮捕された父親を案じて就寝中に「チチ、チチ」とうなされたり、出版された書簡集が好評なのと裏腹に沈んだ表情の母親に向かって「ねえハハ、明るい顔になりましょうよ」など。
尾崎家でもこうだったのか、映画の脚色なのかはわかりません。
90年代の某漫画にもこの表現がありましたが、その昔、実際に使われていたとしたらいつ頃からあったのでしょう? 何か流行のようなものがあったのかどうかも興味あります。

■編みどころ
妻が棒針で輪編みをしていました!
映画の前半と後半の2回登場し、時期が違うので編んでいる物は異なりますが、どちらもウェアの一部のような輪編みです。

左手糸をかける編み方で、フランス式というより左手のアメリカ式?のように見えました。

ホーリー・マウンテン 【発見】

The Holy Mountain (1973) メキシコ、アメリカ
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ホラシオ・サリナス、ラモナ・サンダース

■あらすじ
高い塔のてっぺんに錬金術師が住んでいる。放浪中の泥棒が金を手に入れようと忍び込むが、錬金術師の凄技に恐れ入って弟子入りした。
そこで欲望稼業で富を得ている7人を紹介され、錬金術師とその助手とともに、不老不死の秘密を知る賢者たちが住むという聖なる山に向かう・・・。

■雑感/編みどころ
かなり久々に見てみたら少し印象が違っていました。
編み物発見!効果で若干の評価アップもあり。

7人のうちのひとり、政府の財務顧問(?)の夫婦は大蛇を子供のように可愛がっています。妻がカラフルな縞々の筒状のものを編んで蛇に着せるシーンがあります!

セーターかと思ったけど尻尾まで包んでいるので(鱗があるから頭から入れるはずなのに下から穿かせている!)、パンツというかジャンプスーツというか・・・頭と尻尾の先がちょっと出てます。首のところで紐を結ぶデザイン。

一応、棒針で編むような仕草はあるのですが、編み目はどちらかというとかぎ針編みのように見えて・・・よくわかりません。

蛇のセーターの話は『変身パワーズ』にもありました。
これはメジャーなのかなと調べてみると・・・蛇がニットを着ている画像(というか、頭を入れると進むしかない?)は結構ありますね。蛇を飼っていたらやってみたくなるかも。

三ばか大将 【発見】

The Three Stooges
Three Pests In A Mess (1945)
 アメリカ
監督:デル・ロード
出演:カーリー・ハワード、ラリー・ファイン、モー・ハワード、クリスティン・マッキンタイア

■あらすじ
3人組は自分たちが発明した革命的ハエ取り器のために10万ドル必要だと話す。これを小耳にはさんだ女は彼らが10万ドル持っているのだと勘違いし、我が物にしようと迫る。ドタバタが始まり、銃で男を撃ってしまったと思った3人は、死体(実はマネキン)を袋に入れて逃げ出した・・・。

『三ばか大将』の短編映画シリーズのひとつです。

■編みどころ
編みシーンはないのですが、籠に入れた毛糸に編み針が何本も刺してあり、ここにカーリーがずり落ちてお尻に刺さるという場面と、女が編み針つきの編み物をカーリーに投げつけ、カーリーの頭に穴が開くという場面があります。

該当シーンは3:45~5:10の間。

動画サイトで Three Pests In A Mess (1945) で探すと見つかると思います。

グレン・ミラー物語 【発見】

The Glenn Miller Story (1954) アメリカ
監督:アンソニー・マン
出演:ジェームズ・スチュワート、ジューン・アリソン、ハリー・モーガン

■あらすじ
グレンは編曲の勉強をしながらトロンボーン奏者として働き、なかなか稼げずに質屋通いの日々を送っていた。大学時代の女友達ヘレンと結婚したが、生活のためには演奏して収入を得なければならず、編曲をしていられないと悩む。
ヘレンの理解もあり編曲に力を入れ自信作ができた。しかしいくら良い出来でも演奏はバンドリーダーの好み次第で変えられてしまう。グレンは仲間と一緒に自分の楽団を持つというかねてからの夢に向けて進み始める。そして遂に自分のサウンドを見つけて聴衆に受け入れられ、ヒットを連発し楽団は成功を収めるが・・・。

一世を風靡したビッグバンドのリーダーであるグレン・ミラーの半生。

■雑感
グレンのヘレンへのプロポーズがユニークです。
2年間音信不通で名前を聞いてもピンと来ない程度の女友達(しかも婚約者がいる!)にプロポーズし、その後また2年間音沙汰なしかと思えば「もう待てないから結婚しよう」っていう具合。それに応じるヘレンもヘレンなんですけど、元の婚約者と結婚していなかったということは運命を感じていたのでしょうか。
彼女がいつも前向きで、ともすれば弱気になるグレンの後押しをします。

■編みどころ
ヘレンの母が長い棒針とパステルグリーンの毛糸で編んでいました。
右手で糸をかける編み方で、ウェアのような大物がだいぶ編めている感じです。

編みシーンありの情報はとらのママさんに教えていただきました。
いつもありがとうございます!


グレン・ミラーといえば、編み物を題材にした曲が。

Glenn Miller – Knit One, Purl Two

セーターを編みながら愛する人を思っているようです。
1942年発売、歌はマリオン・ハットン。楽譜の表紙はこんなの


ちょっと疑問なのは・・・表編み1目、裏編み2目の編地ってことなんでしょうか!?
あ、でもその繰り返しだとは言っていませんね。

以前、編み物発見!した『ジェニファー・ラブ・ヒューイットのセレブリティ』に “Knit, one. purl, two.” という台詞があったし、『恋の方程式 あなたのハートにクリック² 』では “Knit one, purl two, Knit one, purl two…” と繰り返していたので、てっきり表編み1目、裏編み2目でできた編地だと刷り込まれていたけど、たまたま編んでいるところが表編み1目、裏編み2目だっただけ、または編んでいる目と関係なくつぶやいてみた、とか?

この曲より以前から “Knit one, purl two” と言いながら編むことがあったのかどうか(そう言っていたから歌詞が出来た?)、実際の編み目にかかわらず “Knit one, purl two” と言うことがあったのか?それとも別の意味があった?

そんなこんながずっと気になっています・・・。

神さまがくれた娘 【発見】

Deiva Thirumagal (2011) インド
監督:A.L.ヴィジャイ
出演:ヴィクラム、ベイビー・サーラー、アヌシュカ

■あらすじ
南インドの大都市チェンナイの路上で、「ニラー」と繰り返すばかりで要領を得ない男性が保護された。弁護士のアヌが世話をすることになり事情がわかってみると、男の名前はクリシュナ、知的障害があり、山村のチョコレート工場で働きながら6歳の娘ニラーを育てているという。

妻のバーヌは出産の際に亡くなり、クリシュナとニラーは豊かな自然と村の人々とに包まれて幸せに暮らしていた。ところがニラーが小学校に通うようになると、クリシュナとの結婚に反対していたバーヌの家族は、クリシュナは保護者としてふさわしくないとニラーを引き取ってしまう。
引き裂かれた仲良し親子はどうなってしまうのか・・・?

■雑感/編みどころ
ハリウッド映画『アイ・アム・サム』にインスピレーションを得ていますが、こちらのほうが偶然やドラマチックな要素で娯楽色が強くなっています。インド映画ですから~。

編みシーンはないのですが・・・。
クリシュナは妻が編んでくれていたセーター(ベストなのに映画の中ではセーターと呼ばれます。あまり手編みに見えない。。)をずっと着ていて、暑い都会でも脱ごうとしません。
ニラーが赤ちゃんの頃には、村の誰かが編んでくれた?と思うようなニットも着用。

赤い手のグッピー 【発見】

Goupi mains rouges (1943) フランス
監督:ジャック・ベッケル
出演:フェルナン・ルドゥー、ロベール・ル・ヴィギャン、ブランシェット・ブリュノワ

■あらすじ
パリから遠く離れた片田舎で暮らすグッピー家は、メスーとチザン夫婦を中心に、一族だけで閉鎖的な大所帯を作っている。

106歳の長老のひ孫にあたる娘ミュゲが年頃になり、メスーは離婚した妻との息子ユジェーヌをパリから呼び寄せて二人を結婚させることにした。ユジェーヌが村に着いた夜、長老が心臓麻痺を起こし、札束が消え、一家を切り盛りしていたチザンが殺されているのがみつかる。警察に知らせると厄介なことになるため自分たちで解決しようとするが・・・。

■雑感
登場人物はほとんどグッピー家の人々です。彼らはあだ名で呼び合っていて、長老はエンペラー、ユジェーヌはムッシュ、おじのレオポールが赤い手など。

殺人事件の真相は大したことないのですが、エンペラーが喋れなくなり、彼だけが知っている宝のありかがわからなくなるという話を織り交ぜて、ミュゲとムッシュがいい感じになっていったり、エンペラーはじめとぼけた面々の様子を描いているユニークな映画です。チザンには気の毒だけど、雨降って地固まる的に一家の将来も明るくなりそうな雰囲気。

■編みどころ
テーブルを囲んで女たちは繕い物や編み物、男たちも手仕事の時間です。
ミュゲが金属製の細い棒針で輪編みしています!
右手で糸をかける編み方で、大きさからすると靴下かもしれません。
後の場面では別の女性が、やはり同じようなものを編んでいました。
手に糸のかせを持たせて玉に巻くシーンもあり。

ラベンダー・ヒル・モブ 【発見】

The Lavender Hill Mob (1951) イギリス
監督:チャールズ・クライトン
出演:アレック・ギネス、スタンリー・ホロウェイ、シドニー・ジェームズ、アルフィー・バス

■あらすじ
銀行で働くホーランドは、上司からは正直なだけが長所だと思われていた。
金の精錬所から銀行への金塊輸送の監視を任されて20年、安い給料に甘んじて真面目に勤めながら、金塊を自分のものにする策はないものかと夢想する毎日。問題は金塊を海外へ運び出す方法だけだった。

ある日ホーランドが暮らすラベンダーヒルの民宿に、ペンドルブリーという男が引っ越してきた。彼の仕事は土産物の鉛の文鎮を作って輸出することで・・・。

■雑感/編みどころ
トタバタ劇で気楽に楽しめる映画。主人公の仲間がどうなったのかちょっと気になるけど、そういうのを省いてスッキリまとめたのもセンスでしょうか。

ホーランドは同じ宿に住むチョーク夫人に犯罪小説を朗読するのが日課のようで、この日も定時に仕事から帰るや朗読をはじめ、チョーク夫人は編み物をしながら聴きます。
エンピツ持ちのイギリス式でしっかり編んでいます!
編地はガーター編みのように見えました。

結婚の夜 【発見】

The Wedding Night (1935) アメリカ
監督:キング・ヴィダー
出演:ゲイリー・クーパー、アンナ・ステン、ヘレン・ヴィンソン

■あらすじ
作家のトニーは処女作が売れたものの、そのあとはスランプ続き。
生活を変えるため15年ぶりに故郷のコネチカットの屋敷に帰ってみるが、田舎に嫌気がさした妻はニューヨークに戻る。トニーは未開拓の土地を売ったことで知り合いになった隣人のノヴァック一家を題材に小説を書こうと思い、娘のマーニャと親しくなり・・・。

■雑感/編みどころ
良い場面もあったのに、トニーが煮えきらなくてスッキリしない結末です。

マーニャは親の決めた婚約者との結婚が迫り、女性たちが集まって準備をしています。
その部屋でおばあさんがフランス式のような編み方で編んでいました!
一家はポーランドから来たとのことなので編み方も欧風なのかも。