不埒な編み物三昧へ

グラニー・スクエア・ブランケット

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映画がとっても好きです。
もしかしたら編み物より好きかもしれないくらいに。

洋画を見ていると、ほんとうによく出てくるのがこういう四角いモチーフつなぎのブランケットです。カウチの端になにげなく置かれていたり、車椅子の老婦人のひざにかけられていたり、あるいは病人の肩にそっとはおられていたり・・・。
まるで、演出家は、このブランケットを画の中に置きさえすれば簡単にぬくもりのある家庭を演出できる、とでも考えているかのように。事実、そうなんですけども (´_`;)

でも、今まで見た数あるシーンの中で別格に筆頭なのは、『結婚ゲーム』という(だいぶ古い)映画のワンシーンです。少し大きめのモチーフを(たぶん81枚)つないだブランケットは、見た瞬間思わず「ワォーッ!」と声が出てしまうほどの“華”なのです。派手なのにくどくなく、作者のカラーセンスの良さが光ってて。
私は、そこのところだけ何度も何度も巻き戻して見ほれました。
あげく、自分でも作りたくなってしまい・・・。

この映画には、その他にも、大きいモチーフ4枚はぎのキャップとか、帽子とミトンのセットとかいろいろすてきなニットがたくさん出てくるのです。
きっとこの映画の“衣装さん”は、編み物大好きの人だったに違いありません!

百聞より一見、編み物ファンの方にはぜひ一度ご覧いただきたいと思います。 70年代のファッションに興味のある方にもおすすめです。 レンタルビデオショップにも出ているようですよ。

 結婚ゲーム (Starting Over)
  1979年 アメリカ パラマウント
  監督:アラン・J・パクラ
  主演:バート・レイノルズ、ジル・クレイバーグ、キャンディス・バーゲン

なにはともあれ、すてきな『スクラップパッチワーク・ニット』じゃありませんか!