不埒な編み物三昧へ

ひしがたつなぎ

写真1
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写真2

正三角形という形はとても魅力的で、安心感のある美しさを感じさせてくれますが、正三角形をつなげて出来るひしがたもまた、決まりがあればこその安らいだ美をもっていると思います。

パッチワークのパターンの中から、スクラップパッチワーク・ニットでひしがたつなぎを二種類試みてみました。

  1. ベビーブロック(パンドラの箱)(写真1)

    かの、ケイフ・ファセットさんの編み込みセーターでもおなじみの、積み木を積み重ねたようにみえるトラディッショナル・パターンです。
    このひざかけの場合は、お裁縫でいうところの《布目をとおす》ために、ひしがたのピースをまず作ってあとからはぎ合わせました。 ひしがた一個の編み始めと編み終わりの糸を15cmばかり残しておけば、それですべてのはぎが完了できます。
    正三角形…ひしがた…正六角形 これらの図形の魅力的な特性がなせるワザかと思います。

  2. アイゼンハワーの星(写真2)

    パッチワークの世界ではこういう名前がついているようです。
    このシートクッションは、中心部分からひしがた一個ずつを編み進む編み方をしており、同じ編み方の色違いと二枚合わせにして縁編みでとじてあります。
    編み進み方と色の置き方をちょっと工夫するだけで、あとからはぎ合わせるめんどうが一切いらずに柄ができていく、私好みの作りです。

    正六角形(ヘクサゴン)を分割してできる図柄では、ひしがたつなぎのほかにインナーシティというのもよく知られているパターンですが、これもケイフ・ファセット編み込みセーターにすでになってますね。
    さすが!というほかありません。
    編み込みの方法をとらないスクラップパッチワーク・ニットでも、そのうち挑戦してみましょうか?