三角モチーフ帽子

まさん作
難易度意外と簡単
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左から、サンプル1~4

作品紹介

三角モチーフをつなげて編む、パズルのような楽しい帽子。
4つのサンプルの編み方を解説します。お手持ちの毛糸に合わせてどうぞ!

材料・用具など

  • サンプル1
    • 材料:中細毛糸(50g/210m)45g - 勝手に模様靴下糸
    • 用具:2号(2.75mm)棒針2本、とじ針、2.5mmかぎ針
    • ゲージ:32目×38.5段/10cm
  • サンプル2と3
    • 材料:極太毛糸(50g/63m)80g、ファー毛糸10g - MANOS del URUGUAY #111, Lion Brand Fun Fur
    • 用具:9号(5.5mm)棒針2本、とじ針、5.5mmかぎ針
    • ゲージ:15.5目×19段/10cm
  • サンプル4
    • 材料:並太毛糸(50g/110m)80g - Cascade Yarn Quatro, Cascade 220 ほか
    • 用具:7号(4.5mm)棒針2本、6号輪針(60cm)、とじ針
    • ゲージ:21目×25段/10cm

出来上がり寸法:頭周り54cm

準備(共通)

ゲージを取ります。ゲージから9cmがいく目になるか計算してください。この数は奇数になるようにします。 モチーフは正三角形で、表編みの場合2段に1目三角の両側で減らし最後の3目は3目一度をします(図1)。 拾い目は常に三角形の左側からしてください。拾い目の後三角形を本体につなげる場合は図2を参考にしてください。

基本形はトップの三角形6個とサイドの12個です。耳たれ(三角4個×2=8個)、ヘルメット用(三角9個)エクステンション(三角12個)等を使って好みに仕上げてください。 サンプル1は耳たれを使っています。

編み方

サンプル1

モチーフの編み方とトップ:指にかけるつくり目で29目作り目をします。
1段目 増減無しで裏目1段
2段目 右上2目一度、最後2目まで表編みで編んで左上2目一度
すべての奇数段は裏編みで増減無し
すべての偶数段は表編みで、編み始め2目を右上2目一度、表編み、最後2目を左上2目一度
28段目 3目一度
これで三角モチーフが編みあがります

次の三角のために、編んだ三角の左側から28目拾い目をします。
このとき一つ目の三角の28段目の目を1目とするので拾い目が終った状態で針には29目かかっています。1段目から28段目を繰り返します。

同じようにして三角を五つ編みます。六つ目は一つ目の三角形と編みながらつなげていきます。五つ目の三角形から28目拾い(計29目が針上に)、30番目の目を一つ目の三角形の一段目から拾い目します。このとき角に穴が開かないように気を付けてください。 ひっくり返して表から見て右上2目一度になるように減目します。ここで針にかかっている目は29目になります。 すべての偶数段で拾い目を1目余分にしてすべての奇数段で減目をして三角をつなげていきます。つなぎ終わったらサイドを続けて編みます。

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一つ目の三角形の底辺から28目拾い目します。針にかかっている目は29目。

上記のようにして三角を時計と反対周りに増やし三つ目の三角とトップ二つ目の三角をつなげます。トップ三つ目の三角から拾い目28目、三つ三角を編み、同様にしてつなげ、トップ五つ目の三角形から続けて28目拾い目をします。 写真はサイドの三角を九つ編んだところ。間に入る三角形三つでサイドを閉じていきます。編み終わるとパキスタンの刺繍の帽子のような形になります(三角帽子の基本型)。

次は「耳たれ」です。基本の三角モチーフ4個で出来た大きな三角形で、これを後ろで角が接するように編みつなげていきます。

全部編みあがったら糸の始末をし、細編みで端を1目飛ばしで1段編んでから、60cmの糸を3本「耳たれ」の端に通し三つ編みをして結び出来上がりです。

サンプル2、3

1と同様です。ゲージが違うので作り目は15目、三角モチーフの3目一度は14段目となります。2はヘルメット型にしてあります。耳たれの最後の三角を編まないで、代わりに耳たれの間に余分にひとつ三角をた足して後ろがつながるようにします。端は細編みで仕上げがいいでしょう。

2は1と同様に耳たれをつけ、Fun Furで細編みをしていますが、おでこ部分は細編みを余分に編んであります。

サンプル4

1と同様です。ゲージが違うので作り目は19目、三角モチーフの3目一度は18段目となります。 基本形にもうひとつ三角12個のサイドを足してあります。仕上げは6号の輪針で三角一辺から17目(全体では17目×6=102目)拾い目をして一目ゴム編みを7段編んで伏せ止めしてあります。
応用
いろんな太さの糸の三角形を組み合わせて形を作る場合は、ゲージがそれぞれ違うので編みながらつなげていくよりは、後からとじていくほうがいいと思います。 あんまりお奨めしないのですが、このときは三角の角から編んでサイズになったらとじると言うのが簡単でしょう。 この三角の編み方は図3を参考にしてください。特に大きいサイズ、特に小さいサイズはゲージと頭周りの出来上がり寸法から三角形の一辺を計算してください。

[ 頭回りできあがり寸法cm ] ÷ 6 = [ 正三角形の一辺の長さcm ]
[ ゲージの目数 ] ÷ 10 × [ 正三角形の一辺の長さ ] = 三角モチーフに必要な目数

メリヤス編みの場合は2段に一度、三角の両サイドで減し目を1目ずつすると正三角形になります。ガーター編みの場合は4段に一度、三角の両サイドで減し目を1段ずつすると正三角形になります。このほかに縄編みを三角の中心に入れたり、編みこみを入れたりもできます。 他に、お好みでポンポンをつけたり、六角形の中心にボタンをつけたりと、いろいろバリエーションが楽しめると思います。
サンプル3のバックスタイル
サンプル3のバックスタイル
サンプル4の横顔
サンプル4の横顔
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番外編:基本の三角形の半分の辺の大きさの三角形を9個前につけたもの

PDFファイル版(2ページ)262[KB]
図1~図3
注:図1の19段目は不要で、18段目に3目一度をしてモチーフ完成です。

三角モチーフのつなげ方

作者

Copyright © 2004 ま

更新記録
2004/12/20 初版、12/22,23 修正、2005/10/29 ↓編みつなぎ方追加
「三角モチーフ帽子」の編み方に関する文章・画像はまさんの著作物です。
作者およびパターン三昧編集部は内容の正確性は保証しません。間違いを見つけたらご連絡ください。

進化した三角モチーフの編みつなぎ方 便利!
とらのママさん考案・・・掲示板の記事参照