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  ソックス

参考:Ethnic Socks & Stockings by Priscilla A. Gibson-Roberts
糸:例の糸2本取り
針:棒針6、5号

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履いた画像


前から気になっていた、つま先から編みはじめる靴下を作ってみました。かかとには糸を編み込んでおき、あとで輪にして減し目をしてゆくだけです。これは一般的な手袋の作り方の親指を編むのと同じかも! いかにも簡単そうだったのですが・・・。

これは東方の作り方のようで、本で言う東方とはユーラシア大陸の中部あたりで、境界は定かではありませんが大体東欧と中東という感じです。東方のソックスの特徴はカラフルな編み込みとシンプルな形、その形のため足にあまりフィットしないという欠点もあるようです。室内で履くいわゆるルームソックス(変な言葉だと思います、、、室内履き? オーバーソックス?)みたいなものならフィットしなくても大丈夫だろうと思ったのが甘かったようで・・・。

少し大きめになったせいもあるのですが、足首の部分が異様にたるんでしまい、いくら室内で履くといっても情けないので中断です。良さそうに見えたデザインも履いてみると気に入らなかったのもありましたけど。

今度はユーゴスラビアの子供靴下というのを少し大きくして作ってみました。これは足首部分からゴム編みになっているので、少なくとも前回のようなことはなさそうです。つま先から編むといっても色々なやり方があって前回のとは違っていました。かかとの編み方も少し違っていて見た目は逆になりました。

〜 つま先から編むソックスの編み始め 〜

2本の針に8の字に糸を巻き付けてゆきます。
今回のは10目でした。
緩みがちになるので本体を編むのより細めの針でもよいかも。
上の針に巻いてある糸を別の針で表編みで編んで、下の針が上に来るように180度回転させたら作り目の完成です。


今回の編み方では下の針はそのままで、上の針の部分だけを別の針とで往復編みしました。


12段ほど編んだら側面から目を拾いつつ編んで、ほぼ正方形の編地をつくります。これがつま先になります。四角い形からしてこれを長方形になるように半分に折ったものがつま先かと思いきや、実は三角形に折るイメージだったんです・・・。


あとは輪にして、これは甲側だけに増目(つま先を入れてみながら加減できるのも嬉しい)をしながら編むだけです。たたさんが紹介されていた輪針2本使いをしたので楽々〜。


つま先が正方形を2つ折りにした三角形になっているのがわかるでしょうか?ちょっとねじれた感じになるのがおもしろいです。先が平らなのは良く言えばトゥシューズのようですが、なんとなく雨の日の下駄カバー(爪掛?)を思い浮かべてしまいました。

最初の編み込みと比べると簡単なので気が抜けた、という訳ではないのにまたまた失敗をしてしまいました。赤い色は少ないので後でメリヤス刺繍にしようと思っていたら、なんと裏を見ながら刺すことができないではありませんか! 表からだけだと糸が割れてうまく刺せないので、結局裏返したり表返したり裏返したり表返したり・・・片方できた時点で気がついてよかった、もちろんもう片方は編み込みにしましたとも。そのもう片方がちょっと小さめになってしまったというのは、履くと嫌でも思い知らされるのですが気づかないことにして・・・(+_+)\バキッ!

こうして2つ目のソックスは履けるものになりました。やはり足首のゴム編みが効いているようですね。ゴム編みにすると機能的ではあるけれど総編み込みの模様の繋がりは楽しめません。失敗した最初のソックスも、もっと伸縮性のある糸でぴったりと編めればよかったのかな? 色々問題はありますが、何せ作り方がシンプルなのでまた編んでみたいと思いました。

その後・・・同じような作り方で3つ作ってみました。くるぶしが隠れる程度の丈で足首部分のフィット感などはありません。
左のは増目なしで作ってみたら甲の部分がきつめになってしまいました。
パターンは "Simply SOCKS" というトルコ風靴下の本を参考にしたのですが、はるかにローゲージのため履いてみると見栄えが良くないです。この靴下って手を入れてみると、かかとと親指の違いがあるだけでほとんどミトンなんですよね〜。ってことはミトンのパターンも応用できるかも! でも足の形になるとだいぶ印象違うので難しいかな?


Last modified: 2002/06/29