耳ぴったり帽 通称「耳ぴた」

English translation “Mimipita”
とらのママさん作
難易度意外と簡単
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作品紹介

耳当て部分が全部ゴム編みで、耳にぴとっとはり付くように暖かい帽子。
子供用には「こっちが後ろよ!」のしっぽを付けてあげましょう。

材料・用具など

  • 材料
    • 本体用:並太毛糸1玉(90m)くらい
    • ふち・ポンポン用:本体より多少太めの並太毛糸少々(または同等の太さの並太毛糸少々、本体より細めは△)
  • 用具
    • メリアス編み:5号40cm輪針または5本棒針
    • 1目ゴム編み:3号  〃
    • 作り目:6号40cm輪針
  • ゲージ
    • メリアス編み:19目26段/10cm
注) 編む手が私のようにゆるくなく普通の人では、これは並太を7号針でのゲージでしょう。
出来上がり寸法はこのゲージでのものなので、ご自分の手のゲージから、針を7号に変えてこのサイズに編むなり、5号で(細めの並太で)小さめサイズに編むなりお好きなようになさってください。
出来上がり寸法:頭回り56cm

編み方

  1. ふち色の糸で、一般的な作り目で108目作り(6号針)、輪にして3号針で1段1目ゴム編みを編む。(編み始め位置が後ろ中心)
  2. 本体の色に替え、図のように引き返し編みで耳当てをつくりながら1目ゴム編みを7段編む。
    本体色のゴム編みの1段目を編むうちに耳当ても出来てしまいます。 後ろ中心からスタートし、左耳の位置でまず左の耳当てを作り、おでこ側を通って右の耳位置に進み、右の耳当てができたら後ろ中心へ進んで一周1段完成という運び。(耳当て部分だけで言うと19段になってるはず。)

    編み図の詳しい解説

    • K、P、K、P、・・・・・・Kと25目編む、ターン。
    • かけ目してすべり目(注*)、K、P、K、P、ターン。
    • かけ目してすべり目、P、K、P、K、前段のかけ目とその左隣の目とを裏編みで左上2目一度、K、ターン。
    • かけ目すべり目(注*)、K、P、K、P、K、P、前段のかけ目とその左隣の目とを、裏から見ての表編みで右上2目一度、P、ターン。
    (注*)裏面を見て編む時は、かけ目した後の糸はすべり目の手前(自分側)に来るようにする。

    こんな感じで引き返し編みをしていきます。
    左耳当ての19段目をそのまま編み続けておでこの1段目となり、さらに右耳当ての1段目へと続きます。 右耳当ての19段目を3目編み進んだところで後ろ中心となるので、次の目からは段が変わることになります。

    • 本体色ゴム編みの2段目(耳当て部分で言うと20段目)
      K、P、K、前段のかけ目とその左隣の目と目を入れ替えてから裏編みで左上2目一度、K、P、・・・・Kと61目編み進み、 前段のかけ目とその左隣の目と目を入れ替えてから裏編みで左上2目一度、K、P、・・・・・Pと42目編む。
    • さらに5段普通に1目ゴム編みを編む。
  3. 5号針に替え、続けてメリアス編みで図のようにトップまで編み、残った12目に糸を通してしぼる。
  4. 糸始末をし、ふち編みの糸でポンポンとしっぽを作って付ける。完成!
深さの調整
何人かの方から、かぶりが深くてだんだん下がって目にかかってくるというご指摘があり(頭囲をきもち大きめサイズに作るとそうなりがちみたいです)、 トップの段数を減らす方法を試してみました。16cm42段のところを14cm36段くらいにするとちょうどいいみたいです。参考にしてみてくださいませ。

作者

Copyright © 2006 とらのママ

更新記録
2006/09/09 初版、2008/02/07 深さの調整を追加
「耳ぴったり帽」の編み方に関する文章・画像はとらのママさんの著作物です。
作者およびパターン三昧編集部は内容の正確性は保証しません。間違いを見つけたらご連絡ください。