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  黒いセーター
黒いセーター

アルパカペルー(輸入糸)・棒針4〜6号
参考:「ジェームスディーン追憶のセーターストーリー」



アルパカ糸縄編み入りセーターの失敗を受けて、今度こそ「着れる」セーターを作ろうという作戦。
まずは糸選び。アルパカ100%の糸が安くなっている。これはお得なんじゃないだろうか。どれどれ? おおお、つる・すべっ・・・なんという手触りだ〜! 細くてやわらかい髪の毛のような手触りに参ってしまった。こんな毛の生き物を思うさま撫で回してみたい・・・ん?
アルパカについての知識もないまま、この糸に決定。色も編み目が目立たないよう黒にした。ゲージを編み直して予行練習。この糸は一見くたびれたようでも編むとそれなりにツヤが出るのに感動する。繊維が長いので丈夫なんだそうな。

お手本を見ながら、またもデザインを変えて編み始める。糸が細いのでなかなか進まない。すべりが良すぎて編みにくかったが、次第に慣れていった。きつく締めてもスルッとゆるむのがいいのか悪いのか。

どうしても裏目と表目の境目がうまくいかない。ゆるいと穴があくし、きついと引きつれるし、こんな基本が駄目では模様編みをきれいに編むのは難しい。

途中でサイズを計ってみる・・・予定より丈が短い・・・なぜだ?
元々メリヤス編みだったところに交差模様を入れたのだが、針を1号大きくして編めばゲージが合うのではないかという見込みが大きくはずれていたのだ。急遽10段足すことにしてなんとかなったが、それでもやや短めだった。う〜ん、甘かったなぁ。

襟がきつすぎて頭が入らないなどのアクシデントはあったが、なんとか乗り越え、縄編み入りセーターの倍くらいの時間をかけて、やっと完成、そして試着。
おお!なんとか見れるものになった。丈が短かめなのを除けば、それほど不満はない。

この余り糸でマフラーを作ろうと思っていたのに、首に触れると少しチクッとする。チクチクほどではないんだけど、むずがゆくなると困るなあ。こんなに手触りが良いのに、わからないものだ。かと言って店先で首に糸玉を当ててみるというのはできそうにない。

そして着用1ヶ月で遊び毛がいっぱい・・・こうしてセーターが薄くなっていくのか(汗

ともかく、記念すべき作品第1号となった。


Last modified: 2001/02/26