Indexに戻る過去に編んだものメニュー前へ次へ
 
園児服?
 
編み込みカーディガン
Patons TOTEM 5PLY 2本取り
棒針8号
参考:「毛糸だま」2000冬号(ですが全然別物)
実物はもっと暗い色調です

以前失敗した編み込みセーターの雪辱戦だ。本にある模様を一部使い、全体を同じ柄で編むことにして、形は一回り大きくした。この模様は端で糸を切ることが多いので、なるべく始末が楽なようにと、脇をつなげて輪針の平編みで編み始めた。前後同時なので、なかなか進まない。半分くらい編んでみると、模様がいまいちな気がしてきたが、今更・・・かなり編んでみないとイメージできないので困る。

丸襟をやめてVネックにしてみた。丸いと前を開けて着たとき、襟が外側に倒れてくるのではないかと思ったからなんだけど。たいした模様ではないのに結構まちがえて、やり直すことしばしば。調子よく進んでると思うと何か違っていたりする。最初のテンションを保つのも大変だ。
ウエスト部分が少しくびれているので2目一度で減目する。前後別々に編んでとじたほうがしっかりするような気もするが、どうだろう? しかしこの程度の減目なら、かえって無いほうがよかったかもしれない。

さて、肩のところが斜めになっている・・・この編み方は!? 何も書いてないんだけど、きっと肩下がりの引返し編みというやつをやるのだろうと思い、基礎の本を見て、よくのみこめないままやってみたのだが、なんか穴があくんですけど? お、よく見ると掛け目、すべり目で・・・なになに? あとで掛け目を2目一緒に編んで段を消す!? ほーーーよくできているなぁ。これなら穴もあかず自然に斜めになる! それはいいのだが、編み込みしながらだと難しい。さらに袖ぐりの減目と同時進行なので混乱する。結局、左右で少し違ってしまったんだけど、これは仕上げでごまかすとして(TT

やっぱり編み込み模様には、直線的なデザインのほうが合っているんじゃないだろうか。いろいろやると、渡した糸がたるんだりするし、模様を合わせるのも大変だ。単に下手なだけかなぁ。

前後の身頃が編み終わったので羽織ってみる・・・う〜〜〜ん。色使いといい、横縞模様といい、どこから見ても立派なちゃんちゃんこだった。むむむ、これは祖先の毛じゃないぞ〜! どうも色使いが問題のようだ。えんじと黒が多いところへ緑を入れたので、沈んだ雰囲気になった。その割に赤と黄色が存在を主張して地味派手な感じだ。

袖は輪で編みたかったのだが、模様が段で食い違う問題が解決できてないので、平編みにした。目数が少ないので、少し編んでは糸を切るという行為が、ものすごく無駄なように思えてくる。そのへんも考えて色と模様を決めれば良かったのだが、それは今後の課題だ。袖をとじてみるが、フリンジのように出た糸の始末をどうするか。これは全部端で結んでいるのでそのままとじてみた。模様が崩れないよう丁寧にとじ、糸端はくぐらせて始末するのが大変そうだったので、適当にかがったりしたが、ちょっとごつくなったところもあった。

袖と身頃をつなげて、ほとんど終わりだ〜と喜んでいたのだが、このあとに聞くも恐ろしい地獄が待っていようとは・・・その名は「糸始末地獄」だっ! ある程度覚悟していたけど、これほど大変だとは・・・前が開いた時に汚い糸端が見えないように、くぐらせて始末するのが大仕事。模様を適当に決めた報いか。よく考えると、このカーディガンの元になったお手本では、こんな柄は袖と後ろ側だけなのだ。ううう・・だまされた!?

一時は裏地をつけることまで考えたが、ひたすら始末し、ふちをつけたら少しマシになった。使わないと思うけど、寂しいのでポンポンつき紐をつけて、やっと完成だーー! こんな感じのものを着ている人を見たことがない気もするが、まあいいかな? 糸の関係上、模様がはっきりしすぎていて、なんだか恥ずかしい気も・・・一応着用は可能なものに仕上がったけど。

◆編み込みのやり方についての悩みは?

編み込み時の糸の持ち方や、糸の渡し方をどうしたらいいか悩んだが、終わる頃になってようやく持ち方が決まってきた。糸の渡し方も、5目開くところではゆるめに渡し、上の段でひっかけて編み込む方法でうまくいった。
最初は配色糸を編むときは持ち替えて、糸をかけなおしてやっていたのだが、操作が面倒だった。そこで、地糸は普段と同じように左にかけ、これは外したりせず、配色糸を手前から針に手でかけるようにしてみたらうまくいった。糸を手で針にかけるという方法は、やってみると簡単だが気がつかなかった。配色糸を手前側に置くか向う側に置くかは、どちらでも大差無いような気もするが、裏編みの時は手前に置いたほうがやりやすい。とりあえず、今後もこの方法でやってみよう。


Last modified: 2001/04/21