見応えあった2本

ハウス・オブ・ブラッド (2006)

あの『新ゾンビ』のイッテンバッハ監督作と聞いて気になっていました。
護送車から逃げ出した囚人たちが人喰い家族に襲われるって話ですが、個性的な囚人もいるし、そんじょそこらの人喰いモノと違って超自然的なことと現実的なことが交錯しているファンタジー系。
化け物や破壊描写が汚いのが難だけど、結構気に入ってます。


フロンティア (2007)

パリで暴動ありましたね・・・移民の若者たちが強盗して逃げようと国境辺りの宿に泊まったら、そこは地獄だったという話。新天地を求めて出てきたのに元のところよりひどいことに・・・ってどういう寓話なんでしょうか。
宿を営む一家がナチズムを続けていて(もう破綻している)、移民の若者たちは食糧にされたり嫁にされたりと散々です。終盤の、ヒロインがプルプルなってくる辺りから演出が過剰な感じがしました。

前向きな2本

悲しみのミルク (2009)

「恐乳病」は迷信だけど、過去と繋がっていない人なんかいない。
奥様はちょっと意地悪だっただけなのか、吹っ切るための後押しをしていたのか?

サラの鍵 (2010)

知ってしまった他人と知らなかった家族。

2本に共通なのは、悲しみは消えないかもしれないけど、もっと強いものが残れば現在を生きてゆけるってことかな・・・。

犯罪2本

スペイン一家監禁事件 (2010)

化け物とか超自然ではなく、「事件」ってタイトルだけあって現実的な強盗です。
こんなことが日常茶飯事の社会は困る。

フリーウェイ (1996)

以前は「連鎖犯罪/逃げられない女」というタイトルでした。
一見、カーアクションかという写真が使われているけど全然違います。
もう、リース・ウィザースプーンが最高!
おばあさんが登場するので編み物はないかと目を凝らしましたが発見できず。

お化けが出る2本

操り人間 (2011)

うーん・・・犯人が頭悪すぎるのか、操り人間で遊べていません。

インキーパーズ (2011)

怖いと評判だがたいしたことない、という評判なので見てみました。終盤少し盛り上がりますが、そこまでがノンビリしてます。期待しすぎちゃダメ。

親指が5本

親指ウォーズ (1999)
親指バットサム (2001)
親指フランケン (2002)
親指ブレアサム (2002)
親指タイタニック (2002)

親指が演技するパロディ映画シリーズです。
とにかく表情が可笑しくって、キャラクターに個性があります。
ウォーズは別格として、その他は気に入った順に
ブレアサム > フランケン = タイタニック > バットサム
フランケンは英語音声のイタリア訛りが面白かった。

録画していたもの3本

つづり方兄妹 (1958)

作文が得意な貧しい兄弟の物語。実話だとは知りませんでした。

マーガレットと素敵な何か (2010)

ソフィー・マルソーは好きなんだけど、内容に興味が持てないまま終了。

ハンナ (2011)

毛糸ではなく毛皮じゃないと・・・という寒そうな風景だけが印象に残りました。

続編1本

ミラーズ2

前作は何か目新しいことがあるのかなー?と気合を入れて見たぶん、ちょっと肩透かしって感じでしたが、2は前作とは直接の関係がないというので気楽に見てみました。
前作でも感じたけど鏡の中のもう一人の自分?の表現がダサいんですよね。これがもっとゾクゾクするものだといいんだけど・・・。話としては前作を見なくても成り立っていて問題なし。

久々の映画館

ホビット 思いがけない冒険 3D (2012)

どのくらい久々かというと、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』以降の記憶が無いくらい・・・。

原作は短いので、3部作にするにはかなり膨らませないといけません。なので、こんな話あったっけ?とかドンチャン騒ぎやドンパチシーンが多くなります。
前作より何十年も前の話なのにエルフや魔法使いがどうして老けてるのなんてことは置いておいて、ゴラムの雰囲気が変ったような気がします。
まあ、深く考えずにあとの2本も見に行くでしょう。

気がかりは原作には出てこないサルマンが今後登場するのかどうか?
本筋とは関係ないけどクリストファー・リーが顔見せしてくれると安心。