ボランティア用の帽子

『まっすぐに編むニット』NHK出版 より、柴田淳さんの「縦縞模様の帽子」
8号棒針、並太程度、2色のイギリスゴム編みです。

66目なのですぐに編めそうだけど、2回転させて1段みたいなものなので、ぐるぐる回している割には気分的に進まない感じ。でも編地がフカフカして好きなので、完成すると嬉しい。


ふんわり、たっぷりサイズでした。

被ると裏目部分が見えます。

あとで気づいたけど何気にリバーシブル可ですね。
そのつもりで糸始末してないので不可だけど・・・。
次に編むときは考えてみよう。
目立たない始末なんてできるかな?

一年ぶりの毛糸屋さん

昨日、なぜだかふらりと手芸店に行ってみたら、なぜだか帰りの荷物が増えていました。
「50%OFF!」なんてポップを見るとつい・・・10玉+5玉にとどめたのは自制心が残っていたのでしょう。
(半端でかえって不良在庫になりそう?)

ネット購入が多いけど、やっぱりお店は良いな~。
でも売り場で濃紺に見えたのは黒だったし、もう片方はグレー系の段染め・・・また地味な色が増えちゃった。
ほっとくとモノトーンだらけ。

こういうときのテーマ曲が鳴り止みません。
え、何かって? ほら、あの地味すぎて暗闇では見えないっていう歌ですよ。
キラキラしたイントロで、地味な毛糸を買い物カゴに入れるのにも弾みがつきそうな・・・。
ジミ♪ジミ♪ジミ♪・・・あっ、ダジャレ警報!

ここはテンポ良く、アマンダ・サイフリッド版で行ってみよう~。

ペット・セメタリー 【発見】

Pet Sematary (1989) アメリカ
監督:メアリー・ランバート
出演:デイル・ミッドキフ、デニース・クロスビー、フレッド・グウィン
脚本:スティーヴン・キング

■あらすじ
医師のルイスは妻と幼い娘、歩きはじめた息子、娘の愛猫とともに田舎町に引っ越してきた。
感じの良い家と優しい隣人、しかし家の前の道路を大型トラックが猛スピードで通り過ぎ、近くにはペットの墓地が。ある日、娘の不安が的中して猫が災難に見舞われる。
娘が悲しむと嘆くルイスを、隣人はペット墓地の奥へと案内する。
言われるままに埋葬した翌日、嫌な雰囲気の猫が帰ってきた。
やがて息子の身にも災難が・・・。

■雑感
ちょっと思い出すことがあり久々に見てみたのですが、以前より悲しい話として理解できるような気がします。少しコミカルなところもあるので昔の印象は軽かったけど、今はその奥の悲しみが伝わってくるような・・・。私が成長したのでしょうか??
親の身になってみられるようになったというか、どちらかというと隣人の身に近いですね。。。

■編みどころ
主人公の妻が飛行機で家に戻る際に、隣の席のご婦人が編んでいました。
手元は見えないけど編み棒がチラッと見えます。
飛行機の中での編み物は『ウェディング・シンガー』(1998)にもあったけど、それもできないご時世になりました。

脚本も原作者本人なので小説のほうもチェックしてみようと思い、該当箇所をチラ見・・・うーん、登場していないかも。パラパラ見てたらちょっと内容も違うようで、途中に食いつきそうになりました。
あらためて最初から読んでみます。

Renaissance Girls 【発見】

Oh Land – “Renaissance Girls”

デンマーク出身、NY在住のオー・ランド。
2013年9月に発売予定のアルバム Wish Bone からのリード・シングルです。

1:28~、椅子に腰掛けて編み物を手にした女性たちが!
・・・と思ったら他の人は編み棒だけ。でも歌詞にも編み物が登場しています。

アンソロジー1冊

『影が行く ホラーSF傑作選』 P・K・ディック、D・R・クーンツ他

中村融 訳

古いけど古臭くない、粒選りの作品集だと思います。
有名な作家揃いだけど本邦初訳も多く、読んだことがないものばかりでした。

映画『遊星からの物体X』の原作である「影が行く」が目当てで、両者の違いなども興味深かったのですが、物体の咆哮について “ドライアイスを金属で押し潰した” というような表現がされていて、ここからあの音が作られたのか・・・と感慨に浸ってしまいました。

その他の作品も文章から情景が思い浮かび、映画を見たような気分で読み応えありです。

ロジェ2本

『マーターズ』(2008) で注目されたパスカル・ロジェ監督の他の作品を見てみました。

MOTHER マザー (2004)

老朽化し閉鎖されることになった孤児院で、使用人のアンナは子供たちの声を聞く・・・。

巷での評判の悪さは、勝手な邦題とジャケ画像を作るアルバトロスに問題があるのでは。
舞台は1958年ってことだけど、人里離れているのと古い建物のせいか、もう少し前の時代の雰囲気があって良かったです。内容自体は普通の幽霊話で、特にここが面白いっていうのは無いけど、言われるほどこっぴどくはないと思います。贔屓目でしょうか?

ラストにアンナが白目になっちゃうんですが、これって院長役のカトリオーナ・マッコールが出演していたフルチ映画へのオマージュかな?なんて思いました。


トールマン (2012)

寂れた炭鉱町で子供たちが次々と行方不明になり、ジュリアの家からも子供が連れ去られた。

おお、意外な展開! 予備知識なしで見てよかった。
これはホラーではありません。
おどろおどろしい宣伝文句でパスする人がいるともったいないな。


『マーターズ』も含め監督作を3本観たけど、女性、子供、地下など共通点があり、『マーターズ』と『トールマン』では思想を問題にしているのも通じるところがありました。
『MOTHER マザー』で、細いところを降りていくと地下に別世界・・・これは『マーターズ』にもあり、『トールマン』では映像はあまり無いものの、 地下道が出てきます。
『トールマン』のDVDに監督のインタビューが入っていて、地下が好きなんだそうです。
ラテン寄りのフランス人らしく、いろいろと雄弁に語ってくれて好感が持てました。

次の作品も期待したいけど、今のところ4年に1本ペース?
資金面で苦しそうなのが心配・・・。

ボランティア用の帽子

次に何を編むか決まりません。
こうならないように複数のものを同時進行したいんだけど、うまく計画できなくて・・・。

ともかく(←これが計画できない理由?)、だいぶ期日も迫ってきたので、
また「世界の子どもたちへ編み物作品を贈ろう」プロジェクトのために帽子を編み始めました。

合間に編んでいた、普通のワッチキャップと毎度の Man Hat
適当なお花をくっつけて、なるべく女の子に行くようにしたつもり。

本当はセーターのほうが良いのかもしれないけどなかなか・・・。
でも小さいサイズの需要もあるって見たような気がするから、ちょっと考えてみようかな。

アウト・オブ・サイト 【発見】

Out of Sight (1998) アメリカ
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペス、ヴィング・レイムス、アルバート・ブルックス

■あらすじ
銀行強盗を失敗して服役中のジャックは、仲間のバディの協力で脱獄する。
たまたま居合わせたカレンは逃走車のトランクに押し込められ、ジャックと一緒に運ばれる。
暗い中で密着して映画の話などするうち・・・趣味が合うかも?
何か感じつつ別れるが、連邦保安官である彼女は逃げ延びたジャックたちを追跡する。

■雑感
誰もとんがった雰囲気じゃないし、映像や展開もゆる~い感じでホンワカしてます。
って言うと眠くなりそうだけど、おっとりした2人の前途が気になって目が離せないおとぎ話。
カレンの父親が、娘のやることをすべて容認していて包容力ありすぎます。

■編みどころ
ジャックとバディはとあるホテルにやってきますが、当局もそれを察知して踏み込んできます。
カレンがロビーで見張っているとき、エレベーターの扉が開いてジャックと目が合います。
この時、エレベーター横の椅子に座って編み物をしている老婦人がいました!
(たぶん編み物だと思うけど、とても小さいのでちょっと自信なし)

ここがこの映画の中で最も素晴らしいシーンだと思います。
編み物を発見したからでしょうか? いやいや、そんなことは・・・。

ミュージックビデオ 【発見】

Amiina Iceland Tv Performance

アイスランドの女性4人組。ビデオに編み物は登場しません。
2007年のアルバム Kurr のジャケット写真でメンバー全員が編んでいます。


Cascada – A Never Ending Dream

CASCADA のMaxi-Single CD Everytime We Touch を見るとレース編みみたいなものを着ている写真が使われているので、動画にもあるかも!と期待してチェックしたけど違っていました。
そこで無理やり捻出したビデオがこれ。お姉さんたちが青いアミアミタンクトップを着ていますが、編み物っていうより網ですね。ナタリーさんはどうして着ないのかな~・・・。


Kelly Clarkson – Thankful

ビデオありません。ケリー・クラークソンの2003年のアルバム『サンクフル』でかぎ針編みのプルオーバーを着ています(日本盤では座った写真使用)。
別の写真を見るとタートルネックでした。胸元とラッパ袖がいい感じですね。


Phish – Slip Stitch and Pass

ビデオありません。1997年のライブアルバムです。 ジャケットデザインはヒプノシスのメンバーだったストーム・ソーガソン。何故こういうタイトルになったのか知りたいですね。


Lamb – Cotton Wool

バンド名からして編み物と縁がありそうなんですが、ここで言ってる “Cotton Wool” って糸のことかと思ったら脱脂綿のことですかね?
ビデオはジョージ・ルーカスの映画『THX-1138』みたいな空間・・・毛糸が登場するのでプチ発見ということで。

バット 【2本発見】

蝙蝠のほうのバットであります。
編み物の出番がとっても多い注目作!

The Bat (1926) アメリカ
監督:ローランド・ウェスト
出演:エミリー・フィッツロイ、ジョージ・ベランジャー、ルイーズ・ファゼンダ、上山草人

■あらすじ
Miss Cornelia Van Gorder はフレミング邸を借りて住んでいた。
屋敷の持ち主が亡くなり、隠されたお宝を狙って蝙蝠マスクにマントの怪人が現れる。

■雑感
Miss…は老嬢と思われます(以下お嬢)。
コミカルな役どころで登場する女中のリジーが面白いです。
サイレントなので台詞は気にしなくてもいいのですが、登場人物が多くてちょっとわかりにくい。
犯人は誰だ?と思わせるためなのかな。

■編みどころ
お嬢は屋敷の中でも手提げ袋に入れた編み物を持ち歩き、寸暇を惜しんで編んでいます。
何かの現場に駆け付けているようなシーンでも、隙あらば袋から編み物を取り出そうとしている様子が見て取れて素晴らしいです。
編み物を手放さないというのが、最後のオチにまで効いていて痺れました。


The Bat Whispers (1930) アメリカ
監督:ローランド・ウェスト
出演:グレイス・ハンプトン、チェスター・モリス、ウナ・マーケル、モード・エバーン

■あらすじ
1926年版を同監督がトーキーにリメイクしたもの。
ストーリーは同じで、前作のままのカット割りも多い。

■雑感
セットやカメラワークなど、4年でずいぶん進歩したものだと思いました。
トーキーになったので、かえって字幕が無いのが苦しいです。
あの『バットマン』の原作者は、この作品からインスピレーションを得たとか。

■編みどころ
前作とほとんど同じですが、編み物への執着度がやや低い感じです。
お嬢役は新旧どちらもイギリス出身の女優さんですが、こちらの人のほうがよりイギリスらしい編み方だと思いました。


どちらもネット上で視聴可能です。
でも日本版DVDも出してほしいな・・・。

もうひとつのリメイクに『ヴィンセント・プライスのザ・バット』(1959)がありますが、これはストーリーがおかしな具合に変えられており、ヴィンセント・プライスの役割も何だかな~で、さらには編み物が登場しないという改悪がされています。
実はこちらを先に見ていて、別に何とも思っていなかったけど、旧作で編み物を発見してからは困った映画に分類されました。