追憶の時の扉 【発見】

ダイアナ・ガバルドン著
A Trail of Fire (2012) 加藤洋子 訳

アウトランダーシリーズの外伝です。
本編の続きを首を長くして待っているところに、以前から存在は聞いていた外伝が4篇読めるなんて嬉しい限り。

でもこれがまた謎めいた話があってたまりません。
最後のあれ、いったいどうなってるの? ちゃんと説明つけて欲しい!
・・・と、ますます欲求不満になっています。
本編の関係個所も読み直してみたくなるし。


編み物は、発見!というほど登場しないのですが・・・

本編の主人公からすると甥と義理の娘にあたる2人が、訳あってフランスに向かいます。
その船上に編み物するマダムがいました。

また、娘がとある人物に馬車で連れ去られるという難儀に会う場面で
そのとき、彼の視線が彼女の上に戻ってきて、座席に釘付けにした。編み針を胸に突き立てられたような気がした。
ううっ・・・動けません!

おやつが出る

「遥かなる時のこだま(3)」 ダイアナ・ガバルドン

An Echo in the Bone (2009) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの23冊目です。
引き延ばしながらも既刊分を読み終えて、次は翻訳されるのを待たなければなりません。
本の紹介文に「シリーズ第7弾、怒涛の終幕」とあり、途中までは「ふーん、そうなの?どこが?」でしたが、終盤は本当にたまげました。

続きはいつ読めるのだろうと思っていたら、4篇からなる『アウトランダー外伝 追憶の時の扉』が5/20に発行されるとのこと。これをゆっくりいただいて食い繋ぎ(?)ましょうか。

アウトランダー2冊

「遥かなる時のこだま(1)(2)」 ダイアナ・ガバルドン

An Echo in the Bone (2009) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの21、22冊目です。
最初のうち話が3方向に分かれていることや、前作からの空白を埋める説明が足りない面もあり、散漫な印象です。何か起こりそうな落ち着かない感じが漂っています・・・。
次が現在のところ最終巻だけど、ちょっとお休み。
6月に新刊が出るらしいのですが、日本語訳はいつ頃でしょうね?
前作だと2年(これでも早いくらい?)かかっているし、だいぶ先かな・・・。

ロード・ジョン・グレイ3作目

『ゲールの赤き火影』 ダイアナ・ガバルドン

The Scottish Prisoner (2011) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの登場人物のひとり、ロード・ジョンが主人公の物語。
現在読んでいる本編(20)より十数年前の話です。
過去2作はジョンがメインだったけど、今回はジェイミーがかなり登場して、まだ幼い息子への愛情やクレアと子供を案ずる思い、それを見守る?ジョンの心情などが綴られており、スピンオフというより本編とセットで両方美味しくなるという内容でした。

このシリーズの読みどころにジョンの恋愛がありますが・・・前作にも登場していた人物と深い関係になり、それが肝心のシーンで曖昧な表現になっていて、逆にどういう状況なのかとあれこれ想像してしまいました。
ジョンが意外と空想癖があるキャラになっているのも笑えます。

本編の新作も本国では来年出版予定なので、そろそろ21巻以降を読んでおこうかな。

炎の山稜を越えて(3)(4) 【発見】

ダイアナ・ガバルドン著
A Breath of Snow and Ashes (2005) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの19、20冊目です。
まったくもう、よくまあ次々と大変な事件が起こるものです。
さらに今回は物語が大きく動きます。
予想はしていたけどそういう理由か・・・なるほどね。
一時は中だるみしたと思ったけど、ぐいぐい引っ張られてゆきます。

編みシーンはないのですが、編んだものはちょこっと出てきます。
それだけでは何てことないけど、裁縫袋が逆さにされて編み物と毛糸などが落ちる・・・という場面がかなり重要なので、これは発見!ってことで。

アウトランダー2冊

「炎の山稜を越えて(1)(2)」 ダイアナ・ガバルドン

A Breath of Snow and Ashes (2005) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの17、18冊目です。
相変わらず試練があり、それを乗り越えて結びつきが深まり・・・でも着実に時が経ってゆきます。
将来起こることがわかっていて、でも確実ではなく変わるかもしれないので目を離せません。
読者を飽きさせないのが巧いんだな~。
編み物はこれといって登場しませんでした。

今回、ある葬儀の場面に “罪食い人” が出てきます。
映画『悪霊喰』ではカトリックの異端として描かれていたのに対し、『アウトランダー』の中ではプロテスタントの一派の葬儀に登場します。

そもそも『悪霊喰』の原題に “Sin Eater” もあり、罪食い人のことで・・・。
そういう目で調べてみると “The Last Sin Eater” (2007) という映画が見つかり、ウェールズからアメリカへ移住した人々の物語で、『アウトランダー』よりだいぶ後の時代(だから最後の?)でした。
ウェールズとスコットランドという違いはあるけど、罪食いというものはケルトの風習と関係あるのかもしれません(要調査)。


『アウトランダー』シリーズは2014年に米ケーブル局のStarzでドラマ化されます。
ジェイミー役に決まった Sam Heughan という人を知らなくて、素の画像を見てもピンと来なかったけど前評判は良いみたい。他はどんな人になるのか・・・まあ、心配しなくても変なキャストだったら大勢のファンに袋叩きにされそうだから大丈夫でしょう。
それより編み物が登場するかどうかを心配しなくては。

あと気になるのは “ムームフム” とか “ムムフム” “フムフ” などのニュアンス!
日本だったら「うん?」や「う~ん」なんていう場面で使われる、少しうなるような鼻に抜く感じかな?なんですが、カタカナで書かれると何のことやら。
横山光輝『三国志』の「ふむう」が思い浮かんでしまって、まるでロマンチックじゃないんです。
相槌を打つときの “uh-huh”(アーハーとかンーフー?)と同じようなイントネーションではなかろうかと思っているけど、ぜひ本物を聞きたい・・・。
これとは別に「スコットランド音を鳴らし」などという表現も出てきます。
ちょっともう~~、それどんなのですか? すごく聞いてみたい!

燃ゆる十字架のもとに(3)(4) 【発見】

ダイアナ・ガバルドン著
The Fiery Cross (2001) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの15、16冊目です。
最後に気になる出来事があり、次への興味を繋げています・・・。

詳細な記述はありませんが、(3)に少し、(4)に何箇所か編み物が登場。
視力を失っていても完璧な編み物をする登場人物が、災難のため動揺して間違えていたりします。

アウトランダー2冊

「燃ゆる十字架のもとに(1)(2)」 ダイアナ・ガバルドン

The Fiery Cross (2001) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの13、14冊目です。
舞台がアメリカに移ってからは物語への興味が薄れていましたが、新しい登場人物にも慣れてきたのと、過去にまつわる話が出てきたのでやや盛り返しました。
(3)(4)でどんな展開になるのか楽しみです。