ボランティア用の帽子

次に何を編むか決まりません。
こうならないように複数のものを同時進行したいんだけど、うまく計画できなくて・・・。

ともかく(←これが計画できない理由?)、だいぶ期日も迫ってきたので、
また「世界の子どもたちへ編み物作品を贈ろう」プロジェクトのために帽子を編み始めました。

合間に編んでいた、普通のワッチキャップと毎度の Man Hat
適当なお花をくっつけて、なるべく女の子に行くようにしたつもり。

本当はセーターのほうが良いのかもしれないけどなかなか・・・。
でも小さいサイズの需要もあるって見たような気がするから、ちょっと考えてみようかな。

アウト・オブ・サイト 【発見】

Out of Sight (1998) アメリカ
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペス、ヴィング・レイムス、アルバート・ブルックス

■あらすじ
銀行強盗を失敗して服役中のジャックは、仲間のバディの協力で脱獄する。
たまたま居合わせたカレンは逃走車のトランクに押し込められ、ジャックと一緒に運ばれる。
暗い中で密着して映画の話などするうち・・・趣味が合うかも?
何か感じつつ別れるが、連邦保安官である彼女は逃げ延びたジャックたちを追跡する。

■雑感
誰もとんがった雰囲気じゃないし、映像や展開もゆる~い感じでホンワカしてます。
って言うと眠くなりそうだけど、おっとりした2人の前途が気になって目が離せないおとぎ話。
カレンの父親が、娘のやることをすべて容認していて包容力ありすぎます。

■編みどころ
ジャックとバディはとあるホテルにやってきますが、当局もそれを察知して踏み込んできます。
カレンがロビーで見張っているとき、エレベーターの扉が開いてジャックと目が合います。
この時、エレベーター横の椅子に座って編み物をしている老婦人がいました!
(たぶん編み物だと思うけど、とても小さいのでちょっと自信なし)

ここがこの映画の中で最も素晴らしいシーンだと思います。
編み物を発見したからでしょうか? いやいや、そんなことは・・・。

ミュージックビデオ 【発見】

Amiina Iceland Tv Performance

アイスランドの女性4人組。ビデオに編み物は登場しません。
2007年のアルバム Kurr のジャケット写真でメンバー全員が編んでいます。


Cascada – A Never Ending Dream

CASCADA のMaxi-Single CD Everytime We Touch を見るとレース編みみたいなものを着ている写真が使われているので、動画にもあるかも!と期待してチェックしたけど違っていました。
そこで無理やり捻出したビデオがこれ。お姉さんたちが青いアミアミタンクトップを着ていますが、編み物っていうより網ですね。ナタリーさんはどうして着ないのかな~・・・。


Kelly Clarkson – Thankful

ビデオありません。ケリー・クラークソンの2003年のアルバム『サンクフル』でかぎ針編みのプルオーバーを着ています(日本盤では座った写真使用)。
別の写真を見るとタートルネックでした。胸元とラッパ袖がいい感じですね。


Phish – Slip Stitch and Pass

ビデオありません。1997年のライブアルバムです。 ジャケットデザインはヒプノシスのメンバーだったストーム・ソーガソン。何故こういうタイトルになったのか知りたいですね。


Lamb – Cotton Wool

バンド名からして編み物と縁がありそうなんですが、ここで言ってる “Cotton Wool” って糸のことかと思ったら脱脂綿のことですかね?
ビデオはジョージ・ルーカスの映画『THX-1138』みたいな空間・・・毛糸が登場するのでプチ発見ということで。

バット 【2本発見】

蝙蝠のほうのバットであります。
編み物の出番がとっても多い注目作!

The Bat (1926) アメリカ
監督:ローランド・ウェスト
出演:エミリー・フィッツロイ、ジョージ・ベランジャー、ルイーズ・ファゼンダ、上山草人

■あらすじ
Miss Cornelia Van Gorder はフレミング邸を借りて住んでいた。
屋敷の持ち主が亡くなり、隠されたお宝を狙って蝙蝠マスクにマントの怪人が現れる。

■雑感
Miss…は老嬢と思われます(以下お嬢)。
コミカルな役どころで登場する女中のリジーが面白いです。
サイレントなので台詞は気にしなくてもいいのですが、登場人物が多くてちょっとわかりにくい。
犯人は誰だ?と思わせるためなのかな。

■編みどころ
お嬢は屋敷の中でも手提げ袋に入れた編み物を持ち歩き、寸暇を惜しんで編んでいます。
何かの現場に駆け付けているようなシーンでも、隙あらば袋から編み物を取り出そうとしている様子が見て取れて素晴らしいです。
編み物を手放さないというのが、最後のオチにまで効いていて痺れました。


The Bat Whispers (1930) アメリカ
監督:ローランド・ウェスト
出演:グレイス・ハンプトン、チェスター・モリス、ウナ・マーケル、モード・エバーン

■あらすじ
1926年版を同監督がトーキーにリメイクしたもの。
ストーリーは同じで、前作のままのカット割りも多い。

■雑感
セットやカメラワークなど、4年でずいぶん進歩したものだと思いました。
トーキーになったので、かえって字幕が無いのが苦しいです。
あの『バットマン』の原作者は、この作品からインスピレーションを得たとか。

■編みどころ
前作とほとんど同じですが、編み物への執着度がやや低い感じです。
お嬢役は新旧どちらもイギリス出身の女優さんですが、こちらの人のほうがよりイギリスらしい編み方だと思いました。


どちらもネット上で視聴可能です。
でも日本版DVDも出してほしいな・・・。

もうひとつのリメイクに『ヴィンセント・プライスのザ・バット』(1959)がありますが、これはストーリーがおかしな具合に変えられており、ヴィンセント・プライスの役割も何だかな~で、さらには編み物が登場しないという改悪がされています。
実はこちらを先に見ていて、別に何とも思っていなかったけど、旧作で編み物を発見してからは困った映画に分類されました。

悪い霊?2本

機械じかけの小児病棟 (2005)

取り壊し間近の小児病院で、ずっと閉鎖してあるはずの階上に気配がある。
そこには何者かが居る、と訴える子供が何年も前からいた・・・。

タイトルから想像していたのとはまるで違うストレートな話。
悪者の正体が見えたときにはへえ~って思ったけど、見た目だけでした。
結局はヒロインの立ち直り話? 最後に疑問が残るのもどうでもいいやってなっちゃう。

あっ、この監督って『スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜』の人なんだ!
うーん、嫌な感じ。


アパリション -悪霊- (2012)

ベンとケリーが一軒家に引っ越して間もなく、怪現象が起き始めた。
その原因は、過去にベンが関わった霊の召喚実験にあるらしい・・・。

どうなっちゃうのかハラハラするところもあるし、普通の霊モノじゃないぞという設定もわからなくはなけど、いかんせん話がなっていなくて中身が無いです。悪者の具体的な像(登場人物に見せている像?)が少し出てくるけど、観客には見せないほうが良かったんじゃないかなー。

不可解な現象の映像化には面白いものもあるし、ラスト近くの駐車場の雰囲気はなぜか『トライアングル』を思い出したりして、悪いところばかりではないんだけど。話より映像ありきなんでしょうか。

エンディングクレジットがやけに長くて、何かあるのかと思ったけど何も無かった。
こんなもの作り込むくらいなら本編をもっと・・・。

編み方の名前がわかった

ほうきの柄レースは、どうやら「リング模様編み」と言うらしいです。
『わかりやすいかぎ針編みの基礎とコツ』(小瀬千枝 著)に載っていました。
指にかけて輪を作るリング編みというのがあって、その応用?みたいなのです。
指で長さが揃わない人はジャンボ針を使っても、なんてことまで写真入りで書いてあり、さすが基礎とコツシリーズだと驚きました。
この本は棒針編と一緒に買ってあったのに、まともに見るのは初めて・・・。

前回から続けて編んでマフラーにしました。
両端が編み終わりになるように、片方の端まで編んだら紫の編み始め部分から拾っています。

この編み方だと裏表がハッキリします。
裏は裏で悪くないんだけど、このように色を変えると目立ちますね。
こういうのもありなのか、よくわからない・・・。

この編み方で帽子や指出し手袋を編んでいる人がいたり、他の編み方と組み合わせたりと、いろいろ面白いことができそうなので試してみたいです。
私のような粗忽者は引っ掛けに注意しなくては。

アウトランダー2冊

「炎の山稜を越えて(1)(2)」 ダイアナ・ガバルドン

A Breath of Snow and Ashes (2005) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの17、18冊目です。
相変わらず試練があり、それを乗り越えて結びつきが深まり・・・でも着実に時が経ってゆきます。
将来起こることがわかっていて、でも確実ではなく変わるかもしれないので目を離せません。
読者を飽きさせないのが巧いんだな~。
編み物はこれといって登場しませんでした。

今回、ある葬儀の場面に “罪食い人” が出てきます。
映画『悪霊喰』ではカトリックの異端として描かれていたのに対し、『アウトランダー』の中ではプロテスタントの一派の葬儀に登場します。

そもそも『悪霊喰』の原題に “Sin Eater” もあり、罪食い人のことで・・・。
そういう目で調べてみると “The Last Sin Eater” (2007) という映画が見つかり、ウェールズからアメリカへ移住した人々の物語で、『アウトランダー』よりだいぶ後の時代(だから最後の?)でした。
ウェールズとスコットランドという違いはあるけど、罪食いというものはケルトの風習と関係あるのかもしれません(要調査)。


『アウトランダー』シリーズは2014年に米ケーブル局のStarzでドラマ化されます。
ジェイミー役に決まった Sam Heughan という人を知らなくて、素の画像を見てもピンと来なかったけど前評判は良いみたい。他はどんな人になるのか・・・まあ、心配しなくても変なキャストだったら大勢のファンに袋叩きにされそうだから大丈夫でしょう。
それより編み物が登場するかどうかを心配しなくては。

あと気になるのは “ムームフム” とか “ムムフム” “フムフ” などのニュアンス!
日本だったら「うん?」や「う~ん」なんていう場面で使われる、少しうなるような鼻に抜く感じかな?なんですが、カタカナで書かれると何のことやら。
横山光輝『三国志』の「ふむう」が思い浮かんでしまって、まるでロマンチックじゃないんです。
相槌を打つときの “uh-huh”(アーハーとかンーフー?)と同じようなイントネーションではなかろうかと思っているけど、ぜひ本物を聞きたい・・・。
これとは別に「スコットランド音を鳴らし」などという表現も出てきます。
ちょっともう~~、それどんなのですか? すごく聞いてみたい!

パンも熱中症

週に2回ほどホームベーカリーでパンを焼いています。
平日だと朝に材料を入れて、夜帰ってくる時間に合わせてタイマーを仕掛けておきます。
開始まで8時間もほったらかしなので、夏は気温が心配でいつもは実績あるレシピなんだけど・・・。

今回は白神こだま酵母を使い、塩の代わりに塩麹にして和の材料でまとめたつもり。帰ってきて覗いたら羽根つきパンのようになっていて大ショック!
特に暑かったし、発酵しすぎてしぼんだのでしょう。
白神こだまって意外と膨らむのが速いからなー。
しかしここまでとは・・・。

塩麹も今回初めてパンに使ったのだけど、何か相乗効果あったのかも。和風ついでに砂糖を甘酒にしようと思っていたけど、いきなり冒険はやめておいたのです。
使っていたら溢れてたかも。
今までも1cmくらいの羽根ができたり、イーストを入れ忘れて団子になる、材料を間違えて膨らまない・・・などといろいろ失敗していますが、こんなのは珍しいです。

こういうときって水分が抜けていないせいか、小さいくせに妙にズッシリ重いんですよね・・・。
羽根部分はパリパリカリカリで、焼けすぎていて美味しくなかった。
本体部分は予想より気泡があって、そんなに変じゃないけど美味しいってわけではなかった。
しぼみっぱなしではなく、また膨らもうとしているのが逞しいです。
そこだけは見習って、もう少し涼しい日にリトライ!

ほうきの柄?

前々から気になっていたのを試してみました。
かぎ針編みに疎いもので、難しそうだったものの編み方を動画サイトで知ってびっくり。
これならできるかも!
英語では Broomstick Lace 、Punto Peruano はスペイン語? 日本語では??
ジャンボ針でもラップの芯でも出来て、かなり適当でもモノになりそうなところに強く惹かれます。

手近な持ち物から定規で・・・幅としてはまあまあだけど持ちにくいです。
はじめは動画サイトで見るほどスムーズにはいかず、糸が細かったので2本取りにしたことも災いして手間取りましたが、慣れるとそれらしい感じに。


糸と棒とかぎ針の太さの関係が難しくて、最初このくらいかと思ったものはカチカチで鍋敷状態。
かぎ針編みって、針の頭がキッチリ通るくらいの加減で編むものだという認識は誤りでした。
でも棒針だと針より締まることはないけど、かぎ針だと編んだ後に糸を引くと締まっちゃうし、針にかかっている部分は緩んだりして、その辺が難しいです。
かぎ針で編んでいる人を見るとものすごく速いので、ある程度リズミカルにやるのがコツかな?

たぶん、おおらかにマダムの気分で編めばよろしいかと・・・。
定規に糸をかけ・・・
ラップの芯に糸をかけ・・・
何か使えそうな棒はないかと目を光らせ・・・
ホホホ・・・
いや、こんなのマダムじゃない!

ラジオ2本

2本ともラジオの放送局が舞台で、オンエア中に感染者が発生するのも同じです。
その他にも、患者はゾンビのような行動をとるけどゾンビではなく(私の定義では)、スタジオに立てこもった数人vs屋外の感染者の群れという構図、番組の放送中に電話で外の様子が伝えられる・・・など共通点が多いのですが、内容としては全然似ていません。

ON AIR オンエア 脳・内・感・染 (2008)

直接的なシーンはほとんど無く、ウイルスという表現は出てくるけど本当にウイルスかどうかは謎です。言葉で感染するというか発症するというのがユニークで、それが舞台となる放送局にも関係して緊迫感があります。
心理的、哲学的な感じで、見終わった後もいろいろ考えちゃって、かなり気に入りました。

ちょっと違うけど思い出した曲を・・・
Laurie Anderson – Language is a Virus (1986)


レディオ・オブ・ザ・デッド (2009)

こちらはウイルスを使ったバイオテロであることが明らかで、この状況をいかに切り抜けるかというのがメインで謎はありません。テロリストが絡むのがやや変わっているけど、中途半端に政治的な話になってスッキリしないし、真面目に普通でした。

映画は心に残らなかったけど、エンドロールの曲が耳に残りました・・・
Theresa Walker – I Don’t Wanna Die (2009)