深夜食堂 【発見】

深夜食堂:Tokyo Stories 第3話「トンテキ」 Netflixで配信
監督:山下敦弘
出演:小林薫、伊藤麻実子、矢本悠馬、水間ロン、柳英里紗
原作:安倍夜郎

■あらすじ
深夜食堂の常連の重美ちゃんはトンテキが大好物。彼女は肌寒い季節になるとセーターを編み始める。それはまだ付き合ってもいない好きになった人のためなのだ・・・。

■雑感/編みどころ
2009年、2011年、2013年にテレビドラマ化され、現在ネット配信中のものは第4部です。2015年には劇場版が、2016年11月5日には映画『続・深夜食堂』が公開されています。
・・・にもかかわらず、まさんに教えてもらうまでこの作品の存在すら知りませんでした!
あ、第4部のTVCMは見てましたが何のことやらで(汗
韓国や中国でもドラマ化されているなんて、人気あるんですね~。

編みシーンたっぷりです!
常連の忠さんは重美ちゃんが編んでいるのを見て
近頃あんまり見かけねぇよな、外で編み物してる人
なんて言います。昔は良かったのですねぇ。

重美ちゃんは不動産屋で働いていて、後輩にセーターをプレゼントします。彼は一応受け取りますが
手編みのセーターって怨念こもってそうだろ
ですって!

別の後輩男子に公園でマフラーの編み方を教える重美ちゃん。バスケットの中に入っている毛糸はクイーンアニーみたいでした。ドラマの中では少なくともセーターが3枚くらい、毛糸のパンツなどを編んでいて、身に着けている帽子やマフラーもあります。

編み方はフランス式でぎこちないようでもありますが、左の人差し指にかかっている糸が短めなところは慣れてるのかもと思います。重美ちゃん役の伊藤麻実子さんが帽子を編むツイートあり。

これを見るために Netflix に登録してみました。
1ヶ月のお試し期間中に全部見られるかな?
ちなみにシーズン1~3と Tokyo Stories とは別のくくりになっていて最初は探せなかったのですが、メニューの「オリジナル作品」とか「国内TV番組・ドラマ」のカテゴリにしてみるとすぐ出てきました。

Netflix「トンテキ」のツイート

世界ネコ歩き 【発見】

岩合光昭の世界ネコ歩き「アムステルダム」

NHK BSプレミアム 8月17日放送

番組の中頃に登場する風車の家の中で女性が編んでいます!
外から見るより内部は快適そうな空間が広がっていました。
右の棒針を脇に挟み込む持ち方です。
長い棒針で若草色の毛糸、左手はあまり動かさず右手で糸をかけていました。
傍らでは2匹の猫がくつろいでいます・・・。

選挙が終わったので 【発見】

「日本のこころを大切にする党」の中山恭子代表


編検の会長あいさつ
(その後:退任されました)

「毛糸だま」2016年夏号で広瀬さんとの対談がありました。
日本編物検定協会の会長とはいえ資格は持ってらっしゃらないし、あまり編んでいないような記事だったので注目していませんでしたが・・・編みシーンをテレビで見かけてびっくり!

2016/07/09 NHK総合 「党首は何を訴えたのか~密着18日間の戦い~」
NHKオンデマンドで2016年7月17日まで視聴可能です。
0:38:06~代表の紹介
1:06:15~編み物の協会の集まりに参加←ここ!

政治の話題と編み物が一緒になった貴重な場面でした。
「毛糸だま」の対談によると、いつか編検を受験したいという意欲をお持ちのようなので、今後も編み物と一緒に登場してもらえると嬉しいです。

概要はこちらにも。
JCCテレビすべて 党首は何を訴えたのか・日本のこころを大切にする党

スモールアイランド 【発見】

Small Island (2009) イギリスBBC
監督:ジョン・アレクサンダー
出演:ナオミ・ハリス、ルース・ウィルソン、デヴィッド・オイェロウォ、ベネディクト・カンバーバッチ、アシュリー・ウォルターズ

※少し内容に触れています。

■あらすじ
クイーニーは実家の養豚業を嫌ってロンドンのおばさんの世話になっているとき真面目な銀行員バーナードにプロポーズされた。心を決めかねていたが、おばさんが急死して実家に戻されそうになり結婚を受け入れる。第二次世界大戦が始まり、バーナードは父の世話をクイーニーに頼み出征していった。

当時の英国領ジャマイカではホーテンスが勉強をしながら将来イギリスへ渡ることを夢見ていた。血はつながっていないが兄妹として育ったマイケルと結婚しイギリスで教師をするつもりだったが、マイケルの奔放な行いから計画は水泡に帰した。
ホーテンスひとりでは出国できないのでギルバートと形だけの結婚をして渡英する。

ロンドンではクイーニーがマイケルと知り合う。
戦争が終わって帰ってくるはずのバーナードは行方知れず。
ギルバート夫婦がクイーニーの貸し部屋に住む。

周囲の人種差別的な目があってもクイーニーは気にしなかったが、突然バーナードが戻ってきて・・・。

■雑感
クイーニーに語るギルバートの言葉が印象的です。
学校で“母なる国”についてたくさん学んだよ

ジャマイカ人は母なる国をよく知ってるのに
母なる国は“我が子”を知らない

母なのに気にもかけない
戦争で母国の危機だと駆けつけてきたのに、イギリスではアフリカ人かと聞かれたり戦後は差別され仕事にも就けないなど、ジャマイカで思い描いていた母とは違っていたのです。

英国とジャマイカという母子、クイーニーとお腹の子供という母子が少し重なりますが、クイーニーは気にもかけないような母にはならなかったと思います。

■編みどころ
ホーテンスがジャマイカで師範学校に通っていたころ、生徒たちは兵士のために靴下を編んでいます。学業どころではないというわけなのですが、教師と生徒たちとのおしゃべり
イギリスはとても寒いの 兵士が凍えたら大変

編み物をするために 来てるんじゃないのに

私は1日に1足 編むわ
寒さに凍える現場ではギルバートが
靴下より手袋を 編んでほしいよな
なんて言います。

クイーニーが靴下の繕いをする場面もありました。
やがて彼女が産んだ男の赤ちゃんはマイケルと名付けられニットにくるまれます。

夏樹静子サスペンス「逃亡者」【発見】

『夏樹静子サスペンス 逃亡者』(1986) 関西テレビ
監督:大槻義一
出演:佳那晃子、小坂一也、夏八木勲、塩屋俊

■あらすじ
静岡の笹間村に住む秋子の前に芝崎が姿を現した。
3年前から交際していた2人だが、東京に住む芝崎とはたまにしか会えない。それが突然来た理由は、人を殺してしまい、逃げているうちにどうしても一目会いたくなったからだという。
芝崎は自首するくらいなら死んだほうがマシだと言うが、翌朝、東京へ帰って自首すると別れた。

芝崎と幼なじみの刑事が、一緒に学童疎開していたことがある笹間村に向かうはずだと見当をつけた。刑事は大井川鉄道の客車の中で見かけた秋子に、疎開中に芝崎とともにあこがれた女学生の面影を見る。秋子の両親は亡くなっていたが、母はその女学生だったのである。

自首できない芝崎から再び会いたいと秋子に電話があり・・・。

■雑感
女性に会いに来るであろう容疑者を2人の刑事が見張るという状況は松本清張の『張込み』を彷彿としますが、緊迫感もヒロインの心の動きも抑え気味で淡々としています。

夏樹静子が冒頭に登場して自身の作風を語っていました。
一番大切にしていることは日常性ということ。
登場人物はどこにでもいる人たちで、そういう人たちがみんなが経験しているような暮らしをしている。その一見なんでもない流れの中に実は人間性の本質を覗き見させるようなこととか、社会の矛盾を暗示することとか、そんなものが潜んでいる。
また、自分を平凡な人間だと謙遜して
だからこそ大勢の方々に共感していただける物語が書けるんじゃないかなと信じて仕事しております。
夏樹静子は読んだことがないけど、原作は短編なのでチェックしてみます。

再放送用オープニング曲として河合奈保子の『夢の跡から』が使われていました。作曲をしているし、歌も上手かったんですね~。

以前はドラマのオープニングに登場する作家が結構いたように思います。監督がメガホンをとる様子や脚本家、スタッフが登場したり(『土曜ワイド劇場』だけ?)、今でもそういうのあるんでしょうか?

■編みどころ
秋子が電話を待つ間、編み物を手に取ります。着ているカーディガンも手編みらしく、オレンジ色のゴム編みかイギリスゴム編みでカシュクール風です。

茶色の細い毛糸で玉付きの竹針、フランス式の編み方で身頃くらいの幅がありそうなものを編んでいます。場合が場合ですので集中できません・・・。

ミステリー・ゾーン:媚薬 【発見】

“The Twilight Zone” The Chaser (1960) アメリカ
Season 1, Episode 31
監督:ダグラス・ヘイズ
出演:ジョージ・グリザード、パトリシア・バリー、ジョン・マッキンタイア

※結末に触れています。

■あらすじ
ロジャーはレイラに夢中だがまったく相手にされない。
通りがかりの男に紹介された教授を訪ねると、彼はあらゆる薬を販売しており何でも解決できるという。惚れ薬などは容易なもので、1ドルでももらいすぎなのだとか。1000ドルの「手袋洗浄液」なる商品をさかんに勧められるが、ロジャーはそれを断り惚れ薬を購入する。
やってみて損はないとダメ元でレイラに飲ませてみると効果はてきめん、あれほど冷たかった彼女の態度が一変した。

■雑感
惚れられるのも度が過ぎると息が詰まって・・・というパターンです。

この話は『ハリウッド・ナイトメア』の一作「愛憎遊戯 地獄の底まで愛してる」(1991)としてリメイクされています。出演者ははアンドリュー・マッカーシーとマリエル・ヘミングウェイ、アパートの管理人役(=教授)はデヴィッド・ヘミングスです。

■編みどころ
編みシーンはないのですが・・・。

2人が結婚して半年、ロジャーは片時も自分を離してくれないレイラに耐えられなくなります。惚れ薬を売ってくれた教授になんとかしてくれと相談すると、それには手袋洗浄液を使うしかないとのこと。絶対に成功するがチャンスは1回だと言われます。
ロジャーが惚れ薬のときと同じようにシャンパングラスに手袋洗浄液を入れて準備を整えると、レイラからお知らせが。彼女が取り出したのは編みかけの小さな靴下! グラスは床に落ちて砕けました。

「手袋洗浄液」っていう隠語が面白いですね~。
リメイク版に編み物は登場しません。

てつたび 【発見】

『中井精也のてつたび!スペシャル~札幌vs福岡 街自慢!~』(2015)
BSプレミアム 12月12日放送、12月24日[再]

「札幌市電」と「西鉄天神大牟田線」のご当地自慢を紹介するという趣向で、「名物」と「笑顔」をテーマに写真を撮ります。

前回も途中まで見ていたのですが、再放送で最後の方を見ていたら編み物が登場!

西鉄天神大牟田線「中島駅」近くの大徳商店街での中島朝市で、手編みの帽子を販売している女性がいました。お店の前の台には帽子がたくさん並んでいて、すべて手編みで毛糸を組み合わせていて同じものはないそうです。キャスケットのような形が多かったみたい。中井さんの大きな頭に帽子を伸ばしながら被せているのが可笑しかったです。

女性が笑顔で編んでいる姿をカメラに収めていました(かぎ針編み)。

中井さんのツイートにその帽子が!

近松丙吉「細い赤い糸」 【発見】

『多摩南署たたき上げ刑事・近松丙吉4 細い赤い糸』(2004)
テレビ東京・BSジャパン
出演:伊東四朗、西村和彦、原田大二郎、三浦浩一、角野卓造、市毛良枝、渡辺典子、美山加恋
原作:飛鳥高

※ネタバレしています。

■あらすじ
後頭部を石のような鈍器で殴られて男性が殺害された。近松刑事はその傷口に赤い毛糸の糸くずが付いていたのが気になる。夏だというのに何故?
同じ夜に被害者の上司が自殺していたため汚職がらみの事件かと思われたが、疑わしい関係先の会社の営業部長にはアリバイがある。
次に汚職と無関係なOLが殺害され、またしても赤い毛糸が発見される。そして・・・。

営業部長のアリバイを証言した部下の野村。彼は1年前に病気で妻を亡くし、その半年後に幼い娘を交通事故で亡くしている。野村と連続殺人と赤い毛糸の関係とは?

■雑感/編みどころ
遠回しに書きようがないのでズバリ書きますと・・・
犯人は野村で、娘の交通事故にかかわった人物に復讐していました。
赤い毛糸は妻が亡くなる前に編み上げた娘のカーディガンで、その当日にも着ていたのです。

亡き妻の妹が、姉が赤いカーディガンを編んでいた時のことを回想します。
(この際、編みシーンあり!)
最後に編んであげたものだったから
病気の体をおして あの子のために
手づくりのあったかいものを遺してあげたいって

最後の家族旅行に着て行けるように
思い出と一緒に大切に着てほしいって
話を聞いた近松
それで彼は凶器をそのカーディガンでくるんだ

うーん・・・くるみますか?
それはともかく、他にもちょっとどうかなと思う箇所がありますが、このシリーズに脚色したせいなのかもしれません。1962年に第15回日本探偵作家クラブ賞を受賞している原作小説も読んでみようと思います。

編み方はフランス式。
身頃の左右に1本ずつ、肩から裾にかけて縄模様が入っています。

その後:
原作には別の形で編み物が登場していました

ヘンリー・ハグルモンスター 【発見】

ディズニー・チャンネルのアニメ『ヘンリー・ハグルモンスター』に編み物のエピソード「あみものロボット」があります。

今のところ放送予定は6月7日(日)、6月13日(土) の 08:00~。

Henry Hugglemonster – Knitting Song

Season2,Episode4 “Knit-O-Bot” より。
みんなで編みまくって大きなトランポリンみたいな遊具を作るというお話。