戦火の馬 【発見】

War Horse (2011) アメリカ
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ジェレミー・アーヴァイン、エミリー・ワトソン、ピーター・ミュラン、ニエル・アレストリュプ
原作:マイケル・モーパーゴ

■あらすじ
イギリスの貧しい小作農の息子アルバートは、ジョーイと名付けた馬と信頼関係を築いていた。しかし悪天候で作物が駄目になり、小作料を払うためにはジョーイを売るしかない。折しも第一次世界大戦が始まり、ジョーイは騎兵部隊の大尉に軍馬として買い上げられた。案ずるアルバートだが、大尉もまた馬を愛する人であった。
騎兵部隊はフランスへ、やがてジョーイの行方がわからなくなるとアルバートは入隊して・・・。

■雑感
『黒馬物語』と似ていますが、対象を軍馬と戦争の悲惨さに絞っています。
『ブラック・ビューティー/黒馬物語』(1994)で辻馬車屋だったデヴィッド・シューリスが、この映画では地主の役で出演。

ところでエミリー・ワトソンを見るたびに、ゲイリー・オールドマンと似てる・・・と思うのですが、見比べてみると顔のパーツはそうでもないのです。表情が似ているのかな?

■編みどころ
アルバートの母が棒針で、右手に糸をかける編み方で編んでいました!

そのほかに台詞にも登場していて・・・
塹壕戦でイギリス軍とドイツ軍が対峙しているところ、中間地点にイギリス兵とドイツ兵が一人ずつ出て行って会話する場面
そっちの塹壕は どうだ?

楽しいさ

読書に編み物
ネズミにサーカス芸を仕込む
編み物は “we knit sweaters” と言っています。

セックス依存症の私 【発見】

Diario de una ninfómana (2008) スペイン
監督:クリスチャン・モリーナ
出演:ベレン・ファブラ、レオナルド・スバラグリア、ジェラルディン・チャップリン、アンヘラ・モリーナ

■あらすじ
ヴァルは初体験以来そのことの追求に余念がなく、熱心なあまり一人の男性と長続きしない。理想の相手と出会ったと思ったら、彼の嫉妬心は度を越していた。逃げ出した彼女は、そのことを職業にしようと思い立つのだが、またも独占欲の強い男が現れ・・・。

■雑感/編みどころ
ヴァルには悩みを打ち明けることができる祖母がいました。
彼女がすみれ色の毛糸で編んでいます!
細めの長い2本針で、左手の人差し指に糸を巻きつける持ち方。

電話でヴァルと話す祖母が
セーターを編み上げたいから
切るわね
時間を惜しんで編んでいたようです。
未完成だったけど、その後ヴァルが着ていました。

袖には普通に縄模様、胸元は縄模様を横向きにして、身頃は段から拾ってメリヤス編み(あるいは別に編んで、はいだ?)・・・のような感じです。
袖と胸元が繋がった横編みかと思ったら、袖は別に付けているみたい。

祖母役のジェラルディン・チャップリンの編み方は、『みんなで一緒に暮らしたら』(2011)のテキパキしたものとはまた違っていました。

小さい逃亡者 【発見】

Malenkiy Beglets (1966) 日本/ソ連
Маленький беглец
監督:衣笠貞之助、エドワールド・ボチャロフ
出演:稲吉千春、宇野重吉、ユーリー・ニクーリン、安田道代、宇津井健、船越英二、太田博之

■あらすじ
健は十歳、両親を亡くし、ヴァイオリン弾きの叔父と流しをして暮らしている。
自らの不甲斐なさを嘆く叔父は、泥酔して「父はモスクワで生きている」と口走った。
健は来日中のボリショイサーカスの道化師ニクーリンを訪ね、一緒にモスクワに連れて行って欲しいと頼む。しかし行き違いになり、独りロシアの貨物船に忍び込んでナホトカに着く。モスクワまで送ってもらえると安心したのも束の間、途中で同行者とはぐれ、一人旅を続ける・・・。

■雑感/編みどころ
健がひたすらモスクワを目指して進む途中、イルクーツク近くの森の中の小屋で出会った若者に助けられます。彼のガールフレンドのお父さんが家に招いてくれるのですが、この家が丸太小屋で、材木を束ねた大きないかだ状の物の上に建っているんです。
いかだは川か湖に浮かんでいて、係留したり漂ったりしている様子。下流に材木を運ぶためのものでしょうか?とすると帰りは汽車で戻ってくる?それとも季節労働で、1シーズンかけて移動している?状況がよくわかりませんが、森で猟もしています。
(途中、鉄橋の下をくぐるので、アンガラ川のアンガラ橋? どうでしょうか)

この家のおばあさんが棒針編みをしていました!
テーブルの上に紫色の毛糸の玉があり、細めの金属針のようですが・・・悲しいことに手元はほとんど映っていません。

この映画は日本では未ソフト化ですが、ロシア版DVDなどは存在します。
なんと動画サイトにもあり。
Маленький беглец (1966) Полная версия
(編みシーン該当箇所は 1:06:20~ 辺り、画面暗い)

字幕でも吹き替えでもなく、同時通訳?なのが珍しいですね。
これだとロシア語の台詞に字幕が付かないので、健の気持ちがわかるような・・・。

白衣の女 【発見】

ウィルキー・コリンズ著
The Woman in White (1860) 中島賢二 訳

『幽霊塔』の黒岩涙香版と江戸川乱歩版を読んだので、その原作である『灰色の女』(A Woman in Grey)が設定を借りているという本作を読んでみました。
そしたら編み物発見!のおまけが。

※少し内容に触れています。

■あらすじ
ウォルター・ハートライトはフェアリー家の娘たちの絵画教師の職を得た。
ローラとマリアンという2人の娘は両親を亡くしていて、保護者である叔父は美術品にしか興味のない人物。姉妹は父親が違うものの、妹のローラは姉を慕い、姉のマリアンは妹を傷つける者は容赦しないという固い絆で結ばれている。

彼らの住むリマリッジ館は、イングランド北部のカンバランドにある。翌日から屋敷に滞在して仕事をすることになったウォルターは、人気のない真夜中の街道を歩いていた。
すると月明かりの中、白い衣服に身を包んだ女性が不意に現れ、ロンドンに行きたいので送って欲しいと言う。話をするうち彼女がフェアリー家やリマリッジ館を知っていることもわかり、奥様、お嬢様と呼び、かつて親切にしてもらったと・・・。奇妙だが怪しいとは思えなかったので困っている彼女を助け、アン・キャセリックという名前を知る。

ローラに会ってみると、彼女とアンの顔がよく似ていることに気づいた。
やがて2人の間にある感情が芽生えるが、身分の違いゆえお互い口にすることはおろか、態度も示すことはできない。ローラには親の決めた婚約者がいて、これ以上近くにいては辛くなるばかり。婚約者についての怪文書が届いたりと気がかりなこともあるが、マリアンにあとを託し、ウォルターは館を去る。

それからとんでもない陰謀が・・・。

■雑感
文庫本で3冊からなるので大変かなと読み始めましたが、古風な文体ではなくわかりやすいし、何より続きがどうなるか気になって読み耽りました。
ディケンズが発行する雑誌に連載された当時、皆が夢中になったというのも頷けます。

この事件が、関わった人々による手記や口述という形で進んでゆくのも、視点が変わって興味をそそられます。筋書きそのものよりも、優れた人物描写によって思い入れが強まり、当時のことであるし大団円を迎えると思いつつもハラハラさせられました。

本作と『幽霊塔』との関連性は・・・涙香版には少し?
『白衣の女』から『灰色の女』は、タイトルからして似ていますが、涙香版『幽霊塔』となると灰色の着物については出会いの場面で触れられるけれど印象深くはないし、乱歩版は『灰色の女』ではなく涙香版を基にしているので、さらに着衣の特徴はなくなっています。

■編みどころ
ローラの元家庭教師の優しい老婦人ヴィジーさんが、結婚のお祝いにショールを編んでくれます!
ここ何ヶ月もの間
シェトランド産の羊毛でショールを編んでいた。
シェトランドの毛糸で結婚のお祝い、時間もかかっていたとなれば、まさにこの時代、ヴィクトリア朝に大人気となった繊細なシェトランドレースなのでは?と想像します。

そのほかは詳しい記述はないものの、ローラが編み物をすること、アンの母キャセリック夫人が「小さな編み物籠を膝に置いていた。」などがあります。


『灰色の女』も近いうち読むつもりですが、こちらも時代があり女性の著者であるので、編み物が登場するのでは・・・と密かに期待しています。

アド街で 【発見】

テレビ東京の『出没!アド街ック天国』の3/22放送「田端」の回で、薬丸印の新名物に螢窓舎の鉛筆帽子が決定しました。その紹介の際に、かぎ針編みで帽子を編んでいる方が!

ゲストが被ってたけど、似合わない人と違和感ない人。
被り方が難しいのかな。

知らない人は全く知らないと思いますので説明すると・・・
この番組は、ほぼローカルな街ネタを、今週はこの街、来週はあの街と場所を変えつつほとんど同じ感じでやり続けています。薬丸印の新名物ってのは、番組レギュラーの薬丸裕英が、街で見つけた新名物を紹介するコーナー。

螢窓舎は小さなお店です。

その後:
螢窓舎の実店舗は閉店しました。

David Copperfield 【発見】

これまで『孤児ダビド物語』、『デビッド・コパーフィールド』で編み物を発見しました。日本版のソフト化が少ないので海外版でチェックしたものを。

さすらいの旅路 (1969)

イギリスで製作されたテレビ映画(日本では劇場公開)です。
最初から青年デビッドが登場して回想しつつ物語が進行しますが、現在と過去の場面を行き来し、エピソードが途切れ途切れなので散漫な印象です。

妹のような存在のアグネスが、編み物を手にしたように見えます。
でも、どうもはっきりしません。


David Copperfield (1993)

カナダ/フランス製作のミュージカルアニメ映画で、登場人物は動物に置き換えられています。主人公周辺は猫、ペゴティはもぐら?新しい父はライオンという具合。
シーナ・イーストン、ジュリアン・レノンらが声の出演をして歌っています。

内容はだいぶ原作と違っていて、編み物も登場しませんでした。


David Copperfield (2000)

アメリカ/アイルランド製作のテレビ映画。
ヒュー・ダンシー主演、大伯母の役はサリー・フィールドでした。
『さすらいの旅路』のように回想式の構成ですが、整理されていてわかりやすいです。

義父の姉はビーズではなく別の針仕事をしていました。
寄宿学校の校長の部屋でミセス・クリークルが編む場面が少しあります。


大発見とまでは行きませんでした。
この話題は少し休憩してから、まだ続きます・・・。

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David Copperfield (1999) イギリスBBC
監督:サイモン・カーティス
出演:ダニエル・ラドクリフ、シアラン・マクメナミン、ボブ・ホスキンス、マギー・スミス、イアン・マッケラン、トレヴァー・イヴ、ゾーイ・ワナメイカー
原作:チャールズ・ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』

■雑感
ハリー・ポッターシリーズのダニエル・ラドクリフのデビュー作です。
『賢者の石』が映画化されてから、「ラドクリフ君の」と銘打って紹介されました。
とらのママさんに情報をいただいていたのを、ようやくチェックできました!

このドラマは様々な場面が『孤児ダビド物語』を踏襲しています。
配役もいい感じで・・・ペゴティだけは、ずいぶん若く見えますが、『孤児ダビド物語』のほうはちょっと年が行き過ぎに思えたので、このくらいで良いかも。

■編みどころ
義父の姉がビーズに糸を通しているような場面はそのままです。
編みシーンは少し違っていて、悪党ユライア・ヒープの母親がイギリス式で編んでいました。しっかり映っているのが嬉しいです。
ユライアが母親を呼び寄せて同居しているらしき状況は『孤児ダビド物語』にはなかったので、原作がどうなっているのか、ビーズ作業が何なのかも含めて興味あります。


まだ続きます・・・。

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David Copperfield (1935) アメリカ
監督:ジョージ・キューカー
出演:フレディ・バーソロミュー、フランク・ロートン、エドナ・メイ・オリヴァー、ライオネル・バリモア、ベイジル・ラスボーン、ローランド・ヤング、モーリン・オサリヴァン、エリザベス・アラン
原作:チャールズ・ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』

■あらすじ
デビッドは生まれる前に父を亡くし、母とばあやの愛情を受けて育つ。
やがて母は再婚するが、新しい父は結婚前とは別人のような暴君ぶりを見せた。
寄宿学校にやられて校長からは理不尽な扱いを受け、薄幸な母が亡くなると幼い身でロンドンで働かされ、頼りにしていた大人もいなくなってしまう。逃げ出して伯母(実際は大おば)を頼ろうとするも路銀を盗まれ、野宿をしながらやっとのことでたどり着く。

男の子供を毛嫌いしていた伯母だが、悪い人ではなかった。
保護者になってもらい、知人の家から学校へ通えるようになり運命が開ける。

■雑感
大伯母を演じるエドナ・メイ・オリヴァーは、編み物登場で知られる同じくディケンズの『二都物語』の映画化、『嵐の三色旗』(1935)ではヒロインの侍女ミス・プロスを演じています。そのヒロイン役のエリザベス・アランがデビッドの母を演じている・・・というのも面白いです。
(吉永小百合と奈良岡朋子コンビが思い浮かびましたが、キャラが違いますね。あ、でも面長なところは近いものが!?)

■編みどころ
ペゴティ(ばあやの名前。母の乳母なのではないかと思います)の兄は、亡くなった身近な人の遺族などの面倒を見ながら海辺の家で暮らしていて、ペゴティとデビッドは母の再婚前にこの家に滞在し、心温まるひとときを過ごします。

暖炉の前に座っているガミッジ夫人、この人もペゴティの兄の世話になりながら「あたしは寂しい老いぼれさ」「厄介払いしとくれ」などと愚痴をこぼすのが日課です。
彼女が金属製の棒針で編んでいました!

家に戻ると「新しい父上に挨拶を」と言われデビッドは大ショック。
義父の姉も乗り込んできて家のことを仕切り始め、彼らの思い通りに事が運びます。
このおばさんがビーズに糸を通す作業をしているように見えました。
他にも靴下を繕ったり、針仕事もいくつかあり。


原作も読もうと思って用意しました。
ほかの映像化もたくさんあります。
次回に続きます・・・。

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スクワーム 【発見】

リチャード・カーティス 著
Squirm (1976) 関口幸男 訳

凶暴化した大量のミミズと正気を失った男を相手に生き抜く話。
映画に編み物が登場していたので小説版も読んでみました。

原作かと思っていましたが、実際はノベライズではないでしょうか。
訳者あとがきに「本書は映画にもなっており」とあるので、そうも解釈できます。でも海外サイトで原作者の記載が見当たらないのでどうなのかな、と思うのです。
それはともかく、まったくと言っていいほど映画と同じ内容だけど、映画にはない部分もありました。

小説のプロローグには、ミミズ養殖場(映画はゴカイとなっていましたが小説はミミズ、以下M)の息子ロジャーが少年時代に体験した出来事が書かれています。

母が亡くなった悲しみや、それまで何とも思わなかったMが嫌いでたまらなくなったこと。研究熱心な父がMに電気ショックを与える実験中、食いつかれた恐怖・・・こんなことがあったからおかしくなったのかな、と思えるような話です。以来15年も、やはりどうかしている父の手伝いをしながら暮らしていたのですから、さぞや・・・と気の毒にもなります。
ロジャーが逞しくてハンサムな青年に成長し、近寄りがたい不気味さがなければ町中の女の子が夢中になるであろうという件は・・・えーと、映画版では問題あり。

映画ではロジャーがいきなり暴走したように見え(実際は少年時代の心の傷が深く、鬱屈したものがあってまともじゃなかった)、ヒロインの母が心ここにあらずのような状態なのも(夫が亡くなったという説明があるにしても)不可解な感じなのです。
その辺りも納得いきました。というか、描けてない映画がヘボすぎるとも言える?

編み物も補完されています!
ヒロインの母が知人の依頼でショールを編んでいる、というのは同じですが、依頼人は編み物は好きだけどウールにアレルギーがあるので、もっぱら化学繊維のオーロンを使っているとの事。だから娘用にウールのショールを編んでもらっています。

毛糸については、映画では違う色の糸を引き揃えて、かなり疑問な色合いのものになっていましたが(これはこれで、暗い画面の中では存在感あり)、小説では赤と緑の糸で、緑の花模様をあしらった・・・とあるので、地は赤なのかも。映画では棒針編みですが、小説では「金属の編み針」というだけなので、花模様ということからかぎ針編みの可能性も?

など、想像をたくましくできるほど編み物のことが詳しいのが不思議で。
この物語にそこまで書きますか?という素朴な疑問。
どういう経緯なのか非常~~に興味があります。

編み物を発見するまでは価値を認めていない、どちらかと言えば気に食わない部類の作品でしたが、今では結構お気に入りに・・・。
特に小説の終盤に面白い一節があり、そこを何度も読んでしまいました。
ヒロインの恋人ミックが、変わり果てたロジャーの姿を見て
おお、なんということだ。
目があるのはこんなものを見るためか!
というのです。
原書にどう書かれているのか(よくわからないと思うけど)読んでみたいです。

この最大の見せ場の雰囲気は映画ではうまく出ていません。
ロジャーがどういう状態なのかは、文章のほうがよくわかります。映像ではMの物量表現は圧倒的ですが、ロジャーはなんだかしぶといってだけで普通なんです。

というわけで、小説版は映画を補って余りあるもので、おおいに収穫がありました。


あらあら、語っちゃって・・・。
映画の感想を書いたときとテンション違いすぎ~。

毛糸が登場 #12 【発見】

台詞には登場せず、毛糸を巻き巻きするものを・・・。

シチリア!シチリア! (2009)

貧しい家庭に生まれたペッピーノの成長、恋愛、政治を織り交ぜた30年代からの50年間。

第二次大戦中、爆撃機が見えて母親や近所の人も皆、防空壕に入ります。
その中で、編み物を解きながら毛糸の玉に巻いている女性がいます。
後年、ペッピーノの妻が毛糸を玉に巻いているシーンもあり。


ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋 (2011)

英国王エドワード8世と人妻ウォリスとのスキャンダルを、破綻しつつある結婚生活に揺れる現代女性を通して描く。

ウィンザー城で国王ジョージ5世は病の床についており、ウォリスとエドワードの関係に怒り、王位は弟のバーティに譲ると言っています。
その部屋で毛糸を巻き巻きするシーンが!
おそらくかせを持っているのは王妃メアリー、玉に巻いているのはバーティの妻エリザベスだと思います。
(この作業の呼び方ってあるんでしょうか?)

英国王室のことはよく知らなかったけど、エドワードがこの件で退位して弟がジョージ6世になって『英国王のスピーチ』をしたのだなと、ここの所だけわかりました。
妻のエリザベスとの夫婦が今のエリザベス女王の両親なのですね。