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手袋
3月(2):普通の手袋

その2


よし、今度こそ本番だ。
サイズもわかったし、編み込みを少し入れたほうが練習になるかも。ということでバラ売りの色違いの糸を仕入れるが、これが黒と全然違う感触なのでびっくり。毛羽立ちも多いような気がする。模様は悩んだあげく、糸に合っていそうなペルー調の人物柄にした。(参考:「模様編1000」)

前回ゴム編みが汚かったので、ねじりゴム編みにしてみたところ、これは成功! 気に入ったので長〜くして折り返しても使えるようにした。

・・・編み込みが難しいんですけど!!
輪に編んでいる境目の糸の渡し具合がまずくて表に出て来たりする。糸を長く渡すところはたるんだり引きつったり。加減もかなりゆるゆるで段数が全然変わってしまい、もう適当だ。薄茶色の糸が多少モワモワとしているので下手さが少し紛れるのが救いか。編み込みはきついと伸びないのでは?と警戒するあまり、ゆるすぎてしまった。この極端な振り子の揺れをなんとかしなくては。経験を積むのみか?

今回は指の間にたっぷりとマチを作ってみたが、これはいいかもしれない。水かきものびのびしている。調子に乗ってマチを作りすぎると無駄にモッコリするので要注意だ。

とんがり指先前回おろそかにしていた指先の始末がうまくできない。2目1度を1周して絞るとあるが、それだと巾着の口みたいになってしまう。と言ってサンカ手袋のように最後まで減らしていくとトンガリすぎてしまう。どうしたものか。結局最後まで減らし、内側からなるべく引っ張って滅茶苦茶にくぐらせてみた。うーん、ちょっと怖いほどとんがっているが、はめると意外とまともだ。英国方面や北欧の手袋はトンガっているのが多いから気にすることはないかな?

親指のところに渡した糸の処理に困る。「別糸を編みこんで」というのでその分渡すことになるのだが、編み込みの分1本多いので4本くらいたまってしまう。余裕を見たつもりだったがマチの分もあるので、まつりつけた後はちょっと突っ張ってしまった。何か良い方法があるのだろうか?

なんとか片方完成。同じ物をもうひとつ作るのは大変だ。渡る糸が長い所は編みくるむようにしてみたが、これまた失敗で、表に出た糸が前より目立つ。大きさもまた変わってしまったので適当に合わせる。

指の股ようやく両方完成! 結局、はめながら手の形に作っていったようで、予行練習で出したサイズは意味なかった。マチが大きいので厚手のゴム手袋のようだ。指の付け根が異様に太い(やはりちょっとやりすぎだった)はっきり言って、模様もガタガタだし、かなり不恰好な出来だ。それが案外はめると気にならないから許してやろう。左右が少々違っていても目立たないので問題ない(そんな志の低いことでどうするっ)まあなんとか実用にはなるものの、いろいろ問題は残った。足りなくなると困ると思っていた薄茶色の糸が、まだ半分くらい残っているのでもう1組作ろうかな? 編み込みを入れるなら輪針がほしいところだが、それでは根本的な解決になっていないか・・・。

手袋は材料が少なくてすむし、多色使いにしなければしまうのも楽で散らからない。その割に凝ったこともできるし、なかなか楽しめるかも。とは言え、これはこれで結構時間がかかってしまった。小さいので気疲れするのかもしれない。
道のりは長いのだ・・・。

その後:編み物本を見ていたら、ポケット口の始末というのが載っていた。「別糸でポケットの目数を編む」ふむふむ、親指の所でやったのと同じね。「休めていた糸で、別糸で編んだ目を編む」・・・ん?何!?あーーー? そうだったのか・・・糸が渡るのはおかしかったのだ。先に言ってくれ・・・これも常識!?


Last modified: 2001/04/25