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漁師風セーター

アラン並太(原ウール)750g
棒針7号・5号
参考:フィッシャーマンセーター 海の男たちのセーターを編む



編み物をはじめた頃は、ガーンジーというときゃしゃなイメージがあって、全然作りたいとは思っていなかった。今にして思えば、女性用にアレンジされたものばかり見ていたのだったけど。当初裏編みがうまくいかず、模様がガタガタになりそうな気がしていたというのもある。しかし、実はしっかりしたものであるというのがわかってみると、裏編みだけで模様を作っていく編み方にも魅力を感じるようになった。

模様は自分で作ろうと思っていたのだが挫折した。簡単な形を模様にしようとしても、全部裏編みにしてはおかしなことになるし、裏目・表目を組み合わせてそれらしく見えるようにするには結構目数が必要で・・・結局今回は本に載っている模様を拝借して、配置は適当に考えることにした。

本で編み方を見てみると、脇までは輪に編んでマチを作り、袖も輪に編むようだ。身頃は四角くて減目もない・・・これは楽なのか!?

糸は、いずれアランなど編むだろうと思って買っておいた、その名も「アラン並太」(><。もちろん安いから買ったのだけど、編み始めてみると予想より硬い糸であった。最初に作って失敗したセーターの糸の手触りと似ていることに一抹の不安が・・・。

◇失敗その1
模様とゴム編みの目数が合うように、そして縄編みを裾と袖のゴム編み部分に繋げたいというデザインにこだわって、2目ゴム編みを所々3目にしたりという変なことをしてしまった。後で考えると目数を増減して対処するべきだったのに・・・うーん、失敗!(すでにたくさん編んでいるし、あまり目立たないので続行)

脇までは他に問題もなく進んだ。輪針って楽だな〜。前後に分けて編む時も、輪針で往復編みしたほうが楽だった。さて、今度は拾い目をして袖を編むのだが、これは輪針は使えないということを忘れていた。うう・・・あの帽子編みのようなことを袖2本分やるのかと思うと少々(実はかなり)気が重い。

◇失敗その2
なんとか片方の袖ができた。が、なぜか少し細い・・・元々細めだったのに、更にきつく編みすぎたのか? 悩みつつ(この時点で邪悪な考えが浮かんでいるのだが)同じテンションでもう片方編む。なんと、この作り方だとこれで完成なのだった。アイロンで仕上げにとりかかる。そう、邪悪な考えとはアイロン伸ばしだった。ちょっと罪悪感が、、、

◇失敗その3
形は本を参考にサイズを変えただけのつもりなのだが、なんか変なのだ。着ると袖ぐりの前後部分が余る割には脇がきつい・・・割にはもたつく・・・って、なんじゃー?? 袖ぐりに減目が無いのでこうなってしまったのだろうか。マチもかえって邪魔? もっと袖ぐりを大きくすればよかったな。作り方が簡単だと喜んでもいられなかったのだ。

いろいろ不満な部分が多いけど、解決するには脇より下から作り直さなくてはならないので、今回はこれで完成ということにしよう。仕上げで体裁を整えて、一応着れる状態ではあるが、うまくできなくてかなりへこんだ。まあ失敗してわかったこともあったので良しとするか。(こんなのばっかりだなぁ)
今度この手のものを作るときには、もっと細い糸で緻密に編んでみたいとも思う。


Last modified: 2001/09/14