映画の中の編み物（３）デリカテッセン
★Delicatessen
制作：1991年（仏）
監督：マルク・キャロ、ジャン・ピエール・ジュネ
出演：ドミノク・ピノン、ジャン・クロード・ドレフュス、ティッキー・オルガド
肉なんか無い街のはずなのに・・・誰かが死ぬと店頭に肉が！
主人公が引っ越してきた怪しげなアパートの住人が編み物をしています。
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アバウト・ア・ボーイ
（みほこ様、ま様情報！）About a Boy
制作：2002年（米）
監督：クリス・ウェイツ、ポール・ウェイツ 原作：ニック・ホーンビィ
出演： ヒュー・グラント、トニ・コレット、レイチェル・ワイズ
何不自由ない暮しをして女性遍歴を重ねる男。が、なんかいまいち・・・これは独身女性を相手にしているからだ！ ということで
今度はシングルマザーに的を絞ることにする。集会で出会ったシングルマザーにアタックをはじめるが、彼女の息子の同級生やその母親とも
知り合いになり・・・。
主人公がアタックしていないほうの彼女が編み物をするらしく、なかなかに派手めな帽子やマフラー、セーターなどが登場します。
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エド・ウッド
★Ed Wood
制作：1994年（米）
監督：ティム・バートン
出演：ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、ビル・マーレー、サラ・ジェシカ・パーカー、パトリシア・アークエット、ヴィンセント・ドノフリオ、
ジェフリー・ジョーンズ
しょーーもない映画の監督として有名なエド・ウッドの人生。
エドは自分の映画に出演させたいとベラ・ルゴシに入れ込んでいるが、彼は老体でもあるし麻薬中毒でぼろぼろだった。ルゴシを入院させた病院で後に妻となるキャシーと出会い、
やがて彼を退院させ映画を撮る・・・。ベラ・ルゴシを演じるマーティン・ランドーが最高！
病院の待合室でキャシーが編み物をしています。イギリス式で父親のソックスを編んでいますが、平編みのようです。また、エドはアンゴラセーターフェチでもあります。
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毒蛇島綺談 女王蜂
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制作：1952年 大映
監督：田中重雄 原作：横溝正史
出演：岡譲二、久慈あさみ、森雅之、船越英二、菅原謙二
当時の金田一耕助と言えば東映の片岡千恵蔵ですが、これは大映の岡譲二が頑張っています。どちらも明智小五郎風のダンディ(?)な探偵といった様子なのは共通です。
神尾先生が智子と二人で編み物をするシーンがあります！
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素晴らしき休日
★Holiday
制作：1938年（米）
監督：ジョージ・キューカー
出演：キャサリン・ヘプバーン、ケーリー・グラント
富豪で名家の娘と、そうとは知らず恋に落ちた青年。娘は上流の暮しを謳歌するが青年は金儲けには興味がなく、
やがて婚約するも性格が合わないことに気づく。娘の姉は上流社会に反撥しながらも妹の幸せを願い、２人を結びつけようとするが・・・。
姉さん役のキャサリン・ヘプバーンが編んでいます！
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スパイダーマン
★Spider-Man
制作：2002年（米）
監督：サム・ライミ
出演：トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンスト
お馴染みのスパイダーマンです。スーパーマン、バットマン、スパイダーマンの中では一番好きで、アメコミも買っていたくらいなのにストーリーはほとんど知りません。
どこが好きなのかちょっと考えてみたところ、どうやらコスチュームにあることがわかりました。他のヒーローは変身しても生身の部分が見えているのに比して、スパイダーマンは全身をタイツで覆っているんです。
これが魅力だったようですね〜。普通はバットマンに行きそうなものですが、口が見えているところが嫌だったんでしょうか(^^;
ピーター青年（スパイダーマンの中身）の叔母さんが編み物をしています！
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赤い殺意
☆ （とらのママ様情報！）制作：1964年 日活
監督：今村昌平
出演：春川ますみ、西村晃、露口茂
夫と息子と暮らす女。少々訳ありで、傲慢な夫や小うるさい姑から辛い仕打ちを受けながらも健気に生きている。
ある日彼女が独りで留守番しているところへ強盗が入った・・・。
機械編みが登場します！ 主人公は編み物の腕がなかなかのものらしく、内職にしているようです。彼女が着ているものも編んだということなのかも。
毛糸のパンツも見えたような気が？.
団地七つの大罪
★制作：1964年 宝塚映画
監督：千葉泰樹／筧正典
出演：小林桂樹、司葉子、高島忠夫、団令子、益田喜頓、浜美枝、加東大介、東郷晴子、児玉清、北あけみ、
三橋達也、八千草薫、藤木悠、草笛光子
巨大な団地に暮らす人々の問題あれこれ。
第４話目「やりくりの罪」で、妻が不要品だと決め付けて交換会に出した品物をめぐって夫や子供が騒ぎ出します。この妻が編み物をしていました。
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バースデイ・ガール
★Birthday Girl
制作：2001年（英・米）
監督：ジェズ・バターワース
出演：ニコール・キッドマン、ベン・チャップリン、ヴァンサン・カッセル、マチュー・カソヴィッツ
出会いの機会がない真面目な銀行員が、お見合いサイトで決めたロシア美女を家に迎え入れる。やってきたのは美女には違いないが言葉が通じない。
これは手違いだとお見合いサイトに掛け合うも埒が明かず・・・どうにか意志の疎通ができてみると、彼女は自分の誕生日に従兄たちを呼びたいという。
やや盛り上がりに欠けるのはお話が中途半端だからかな？
毛糸のかせを毛糸玉にしてゆくシーンがあります！ ピクニックに出掛けて、お弁当を広げたりしつつ編み物をする姿も楽しげです。編みあがった真っ赤なセーターも
登場するのでなかなか豊漁。.
人蛇大戦 蛇
★Ren she da zhan(CALAMITY OF SNAKES)
制作：1982年（香港）
監督：ウィリアム・チャン
出演：リ・エン、リ・ミンロウ
高級マンションを建築中、なぜか蛇の巣(?)を掘り当ててしまう。工事を急ぐ業者は蛇を退治して手抜き工事で完成を急ぐ。
やがてマンションにはお金持ちが入居し祝賀パーティとなるのだが、蛇の怒りが爆発しマンションを埋め尽くす〜。
とにかく蛇だらけ、ごく普通の蛇ですが数で勝負です。蛇を見たくてたまらない人向け。蛇が嫌いな人は見たくもないだろうし、
好きな人は蛇が痛めつけられるのでこれまた見たくなさそうだし。ツッコミどころ満載の出来となっていますが、蛇以外の見せ場が弱く
実際より長く感じました・・・。
マンションの一室で黙々と編み物をする女性。蛇の侵略にも気づかず無心で編んでいます。.
ジャングルウーマン それ行け男（めん）喰い族
★Cannibal Women in the Avocado Jungle of Death
制作：1989年（米）
監督：J・F・ロートン
出演：シャノン・トゥイード、エイドリアン・バーボー、カレン・ミスタル
アボカドのジャングルの奥地に男を喰う女達が住んでいる。
アボカドの収穫量を増やしたい政府は人を送り込むのだが誰も帰って来ない。今回は女性研究者が乗り込むことになったのだが・・・。
タイトルから想像したほど過激な内容ではなく、ちょっぴり社会派のコメディでした。エイドリアン・バーボー演じる元学者が男喰い族の首領に納まっているのがおかしく、
捕まっていた男と主人公が逃げるあたりはバーバレラを彷彿とします(?)。
男喰い族の近くに住む男達が編み物をしています！ 彼らは男喰い族を怖れ、ひたすら腰低くいじいじしていますが、ハンモックまで編んでしまうんです。
針の持ち方は左右ともエンピツ持ちのようで不可思議ですが・・・。.
フル・モンティ
★The Full Monty
制作：1997年（英）
監督：ピーター・カッタネオ
出演：ロバート・カーライル、トム・ウィルキンソン、マーク・アディ
失業して落ち込むいっぽうの男達を尻目に、女達は男性ストリップを見物して楽しんでいる。それなら自分達がストリップをして
稼いでやろうということで、普通のおじさん達が一念発起する物語。
空き倉庫のような所でリハーサルをする際に、観客役のおばさまが編み物をしています！ 見ちゃいられない〜といった表情だけど楽しんでいる！
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デモリションマン
★Demolition Man
制作：1993年（米）
監督：マルコ・ブランビヤ
出演：シルベスター・スタローン、ウェズリー・スナイプス、サンドラ・ブロック
人質を犠牲にしてしまった刑事は凶悪犯とともに冷凍の刑に処された。その後、理想社会が形成され人々は平和に暮らしていたが、
凶悪犯が解凍され事件を起こす。これを捕まえるのはあいつしかいない！ というわけで刑事も解凍されて・・・。
刑事が編み物をします！ なぜか、そういうプログラムが仕込まれているという話なんですが、一夜にしてセーターを編み上げるというすごい馬力。
針も糸も細いんですけどねぇ・・・。最初に糸を肘に巻きつけるようにかけていたのはどういうことだろう？？
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アメリ
★Amélie
制作：2001年（仏）
監督：ジャン・ピエール・ジュネ
出演：オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ
内向的なアメリは、ある日自分のちょっとした行いが人を幸せにしたことに味を占め、策謀をめぐらせるようになる。
やがてこれまた少し変わった趣味の青年に恋をし、接近するためにあれこれと・・・。
アメリが働くカフェの、煙草売り場の女性が編み物をしています！.
宗方姉妹
★ （とらのママ様情報！）制作：1950年 新東宝
監督：小津安二郎 原作：大佛次郎
出演：田中絹代、高峰秀子、山村聡、上原謙、笠智衆
古風だが芯の強い姉と現代っ子らしい妹は、世代や性格が違いながらもお互いを思いやる。
姉の結婚生活は夫の疑心から救いようが無くなってゆき、妹は姉の幸福を願うのだが・・・。
姉（田中絹代）が編み物をします！ 輪編みです！！.
乙女の湖
★Lac aux Dames
制作：1934年（仏）
監督：マルク・アレグレ
出演：ジャン・ピエール・オーモン、シモーヌ・シモン、ロジーヌ・ドレアン
正直者だが金欠の青年が、水泳コーチで稼ぐため湖畔へやってくる。そこで出会った純な娘と育んだ友情と、結婚を誓った令嬢との愛に板挟み状態。
正直者ゆえに話がこじれて・・・。
青年が世話になる食堂(?)の娘が編み物をしています。湖畔で泳ぐ女性達の水着もニットのようですが、さすがにこの時代に手編みではないと思うんです・・・
（手編みの水着について要調査!?）。. .
ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
（みほこ様情報！）Hilary and Jackie
制作：1998年（英）
監督：アナンド・タッカー
出演：エミリー・ワトソン、レイチェル・グリフィス
天才と言われたチェロ奏者ジャクリーヌの生涯。
映画の冒頭に、ヒラリーとジャッキーが幼い頃、自分達の将来がどんなものであるかも知らず海辺で遊び戯れるシ−ンがあります。
そこで着ているニットが素敵！ 丸ヨークのような編み込みセーターと、肩の線で減し目のラグランスリーブのようなセーター姿で、
編み込みの帽子も被っています。.
七年目の浮気
★The Seven Year Itch
制作：1955年（米）
監督：ビリー・ワイルダー
出演：マリリン・モンロー、トム・イーウェル
妻子が避暑に行っている間、ひとり町に残り仕事をする男。心配性で思う存分羽根を伸ばす勇気も無く、
２階に越してきた美女とのロマンスを夢想するのだが・・・。
留守番をする夫が激しい妄想屋で、実際は無邪気なマリリンと浮気をするでもなく、あれこれ思いめぐらす様がじれったくも面白いです。
地下鉄からの風でスカートが翻るというシーンでも有名な映画。
妻が編み物をしています！ と言っても夫の空想として登場する姿なんですが、なかなかシッカリ者の奥様のようです。
あんな旦那では無理もないかな。.
赤いブーツの女
La Femme aux bottes rouges
制作：1974年（仏・伊・スペイン）
監督：ホアン・ブニュエル
出演：カトリーヌ・ドヌーヴ、フェルナンド・レイ
不思議な力を持つ女性とその理解者、邪念を抱く老富豪、真面目な男性・・・などが織りなす物語。
ルイス・ブニュエルの息子の作品。どういう経緯でこの映画ができたのかわかりませんが、配役から何から親父の作と
いっても通用しそうなほどそれっぽいのです。違うのはこの映画がおとぎ話のように収束しているところで、何かパロディめいて
いますけど案外好きです。
少ない登場人物の少ない衣装の割にはニットが登場しています！ ドヌーヴがふんわりしたアラン模様っぽいセーターを着ていたり、
男性がガウン風カーディガンを着ていたり。.
Last modified: 2004/07/02