曳き船 【発見】

Remorques (1941) フランス

監督:ジャン・グレミヨン
出演:ジャン・ギャバン、マドレーヌ・ルノー、ミシェル・モルガン

あらすじ

アンドレは曳航船サイクロン号の船長。結婚して10年になる妻のイヴォンヌは、夫が引退して静かに暮らせる日を夢見ている。ある嵐の夜、航行不能になった貨物船ミルバ号をサイクロン号が救助し、横暴なミルバ号の船長から逃れた妻のカトリーヌも保護した。
その後、再会したアンドレとカトリーヌは親密になり・・・。

雑感/編みどころ

この映画に出てくる曳き船は平時のタグボートというイメージではなく、嵐となれば荒れ狂う海に乗り出す人命救助の船で、妻たちが気を揉むのも仕方ありません。
イヴォンヌは体調が悪くても夫には知らせずにいます。夫を案じる気持ちと自身の不安が相まって思わずきついことを言ってしまい、アンドレがうるさがるというすれ違いが起きます。

ケガをした船員の妻が「もう海に出ずにすむ」とホッとしていると聞いて、アンドレが「家で編み物でもさせとくのか?」と言う場面があります。

イヴォンヌを診察した医者がバーから電話を掛ける際に、後ろで席に座り編んでいる女性がいました!2本針でイギリス式のような編み方です。

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