十福星【発見】

最佳福星/Lucky Stars Go Places (1986) 香港

監督:エリック・ツァン
出演:サモ・ハン・キンポー、カール・マッカ、アラン・タム、シルヴィア・チャン、アンディ・ラウ、松井哲也

あらすじ

日本人が絡む武器取引の情報を得た香港警察が、売買を阻止するため以前もスパイとして使った一般人のキッド(サモ・ハン・キンポー)を協力させることにする。キッドは仲間に話を持ちかけるが彼らは乗り気ではなく・・・。

雑感/編みどころ

福星シリーズ第4弾とのことですが、ジャッキー・チェンは出ておらずストーリーは無いようなもので、これまでのシリーズを見ていないからキャラクターもよくわからないし、大勢がドタバタしているだけに思えました。

編みシーンにはかなり問題あり。
キッドの仲間4人はアジトで休憩中。ひげとちびはそのうちの2人です。
ちび(エリック・ツァン)の両手首に毛糸のかせをはめて、そこから直接 ひげ(フォン・ツイファン)が4本針(?)で、小さめのミトンの先のような袋状のものを編んでいます。「編み物なんて女じゃあるまいし」と仲間にからかわれながら編むのは ちびの物だと言います。

ちび「ねえ、ちょっと長いんじゃない?」
ひげ「じゃあ合わせてみよう」

そこでちびが舌を出し、

ちび「う~~~」
ひげ「もっと出せ」
ちび「もう無理だよぅ」

ちびの舌に合わせる仕草

ひげ「だいたいいいな、出来上がりだ。出かけるときは忘れずに着けて行けよ~」
何ですかこれは!舌カバー?
これは吹き替えのセリフですが、英語訳でも似たりよったりです。舌を冷やすといけないとか故事でもあるんでしょうか!? その後出かけるときに着けるのかと思えば着けないし、4人は銀行強盗で捕まって以後ほとんど出番なしという・・・何ですかこれは!!

どうでもいいシーンが多い映画なので、編み物の話も深い意味はないと思います。ひげとちびは第2弾『大福星』、第3弾『七福星』にも出ています。チェックする価値があるでしょうか?本作よりは作品としてまともだと思いますが・・・。

その後:
『大福星』『七福星』をチェックしたところ、やはり編み物はありませんでした。でも『大福星』に出演している西脇美智子が良かったのと、彼女のインタビューが収録されていたのが思わぬ収穫でした。

さらにその後:
DVD版を見直したら、「編み物なんて女じゃあるまいし」は「編み物なんて彼女に頼めよ」に、そのほかも少し変わっていて(ちび→ウリ など)最後は「外出する時はつけろ 少しは静かになる」でした。そうか、静かにさせるために舌カバーを・・・・まあ一応理由はわかりました。

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