らせん階段 【発見】

The Spiral Staircase (1946) アメリカ
監督:ロバート・シオドマク
出演:ドロシー・マクガイア、ジョージ・ブレント、エセル・バリモア、ケント・スミス、ロンダ・フレミング、エルザ・ランチェスター

■あらすじ
町では障害のある女性ばかりが犠牲になる連続殺人事件が起きている。
子供の頃のショックで声が出ないヘレンは、ウォーレン家の夫人の世話をするため雇われていた。夫人はヘレンが狙われるのではないかと心配し家を出るように促す。館には夫人の息子のスティーブがヨーロッパから戻ってきていたが、彼が戻るといつも問題が起きるのだという。

警官が訪ねて来て、スティーブの腹違いの兄であるウォーレン教授に、ヘレンの身辺に配慮するよう求めた。使用人たちも不安がるヘレンを気遣い、一見怖そうなブルドッグのカールトンもいる。そのほかにも館には教授の秘書、医師、看護婦もいて何も心配ないかに思えたが・・・。

■雑感/編みどころ
映画の中での最初の被害者の部屋に毛糸と編み針があります。

夫人と喧嘩して部屋から追い出された看護婦が、椅子に腰掛けて編んでいました!
膝の上に毛糸を入れた籠を乗せて、2本針でイギリス式のしっかりした手つきです。演じているのはアイルランド出身のサラ・オールグッドで、この映画での風貌は浦辺粂子を彷彿とします。

それよりも前々から思っていた「あの人とこの人は似てる」シリーズ(何それ?)で、やっと話題にすることができて嬉しいのが教授役のジョージ・ブレント
河津清三郎と場合によっては置き換え可能なくらい似ていると思うんですが・・・河津さんのほうは二枚目、悪役、コミカルな役まで幅広くこなすところが違いますけど、ジョージ・ブレントを見ながらこの人が三枚目をやっていたらと想像をふくらませるのでした。

あまり賛同を得られない「あの人とこの人は似てる」「あれとこれが似てる」ってのが他にもありますが、また機会があれば紹介したいです。