スキャンダル 【発見】

Scandalo (1976) イタリア
監督:サルヴァトーレ・サンペリ
出演:リザ・ガストーニ、フランコ・ネロ、レイモン・ペルグラン、クラウディア・マルサーニ、アンドレア・フェレオル

■あらすじ
1940年、フランスの小さな町では空襲が激しさを増していた。
薬剤師のエリアーヌは大学教授の夫との間に十代の娘がいる。
彼女が経営する薬局は忙しく、店員のジュリエットと雑用係のアルマンを使って切り盛りしている。ジュリエットはアルマンに気のある素振りを見せるが、店を閉めた後の暗闇でアルマンがジュリエットに誘いをかけると激しく拒否された。翌日、ジュリエットと話が食い違うことでそれがエリアーヌだったと気づき・・・。

■雑感
アルマンはさんざんコキ使われた11年間の鬱憤を晴らすように、ブルジョアの奥様を思いのままにします。夫との関係が物足りなかったエリアーヌも「何でもするから行かないで」とまでアルマンの支配を受け入れ、夫と娘も巻き込んでゆきます。

終盤の退廃ムードとラストが印象的で、『家族の肖像』(1974)に出演していたクラウディア・マルサーニが娘の役で出演しているのも見どころです。

サルヴァトーレ・サンペリは『青い体験』(1973)、『続・青い体験』(1974)の監督で、この2作はダークな本作と違ってお色気コメディでしたが、それでも少年のやや陰湿な熟女いじめがありました・・・きっと趣味なんでしょう。
これらにも編み物発見!があり、とっても貢献をしてくれています。

■編みどころ
エリアーヌがピンク色の毛糸で棒針編みをします!
イギリス式に近い感じで右手の人差指を使って糸をかけていました。
肩に掛けているショールも淡いピンク色。

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