ジキル博士とハイド嬢 【発見】

Dr Jekyll & Sister Hyde (1971) イギリス
監督:ロイ・ウォード・ベイカー
出演:ラルフ・ベイツ、マルティーヌ・ベズウィック、ジェラルド・シム

■あらすじ
ジキル博士は抗ウイルス万能薬の開発に行き詰まり、不老不死の薬を作ることに没頭した。女性ホルモンが効果的だという確信を得たが、若い女性の新鮮な材料が必要なため殺人犯と取引をするようになる。そして完成した薬を自らに試した。

上の階に住んでいるスペンサー家の娘スーザンは、ハンサムで研究熱心な青年ジキルに好意を寄せている。ジキルの部屋から大きな物音がして、心配したスーザンに頼まれた兄が様子を見に行くと、そこには妙齢の女性の姿があった。
翌朝、ジキルは妹が来ているのだと言い逃れるが・・・。

■雑感
スーザンの兄いわく “べらぼうに いい女” だというジキル博士の変身した姿を演じるのはマルティーヌ・ベズウィック。ボンドガールにもなった野性的なお方です。

ジキル博士が変身で女性化したり、「バークとヘア連続殺人事件」の黒幕であり切り裂きジャックでもあるというような設定はとても面白いと思いますが、全体として何だか地味になってしまったのは何故でしょう。ハマー・フィルムらしい雰囲気は楽しめるのですけどね・・・。

女性化ものといえば・・・同じくハマー・プロの『フランケンシュタイン 死美人の復讐』(1967)はピーター・カッシング主演のシリーズ第4作で、青年の魂を入れた若い娘が復讐を果たすという物語でした。異色なので評価は分かれますが、私はかなりお気に入りです。

(ハマーとフランケンシュタインといえば・・・ピーター・カッシングと共演も多かったクリストファー・リーが亡くなりました。長年たくさんの出演作で楽しませてくれてありがとう!)

ジキルとハイドものといえば・・・『ジキルとハイド爆笑大作戦』(1982)(新・ジキル博士とハイド氏)がものすごく面白かったですね。テレビで見てびっくりして字幕版ビデオを買って見てみたらたいしたことなかったという、青野武の吹き替えが素晴らしいことで語り草になっています。

(そういえばクリストファー・リー主演の『怪奇!二つの顔を持つ男』(1971)っていうジキルとハイドものもありました。これもピーター・カッシング共演!まったくもうお世話になりっぱなし?ですが、こちらはハマーではなくアミカスなんですね。)

・・・どうもとりとめのない話になっていくのでこの辺で。

■編みどころ
スーザンが糸のかせを持ち、母親が巻き巻きしています。
左手の人差指から薬指の3本に巻いていました。
この母親は刺繍ばかりしていて編みシーンはありません。

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