善人サム 【発見】

Good Sam (1948) アメリカ
監督:レオ・マッケリー
出演:ゲイリー・クーパー、アン・シェリダン、エドマンド・ロウ、ジョーン・ロリング

■あらすじ
サムは有名百貨店の支配人で、妻のルーと幼い息子と娘の四人家族である。
暖炉のあるアーリー・アメリカン風の家を買うのがルーの夢。それが叶わず借家暮らしをしている原因は、サムが人を助けずにはいられないという度を越した慈善家で、困っていると聞けばお金を貸してしまい住宅資金が貯まるどころではないから。
サムの思いやりの後始末に追われ、ルーの我慢もついに限界へ・・・。

■雑感/編みどころ
サムは百貨店で、買い物ではなく道案内を求めたおばあさんに丁寧に対応します。
親切を喜んだおばあさんは戻ってきて編み針を買いたいという話になり、サムと一緒にいた百貨店の社長と3人で盛り上がります。
お:ひとりになったから 編み物でもしようかと

社:すると 靴下かお人形でも編むおつもりで?

お:とっくりのセーターを考えてるの キリン用に

(間があって一同笑い)

サ:本当は何を?

お:誰もが編んでる アーガイル模様の靴下をと

サ:初心者には難しい
  まずは― 運針と刺繍を習うといいでしょう
  うちにも教室が

社:無料です
底なしのお人好しのサムも、支配人になるくらいだから有能なのです。
的確なアドバイスをしますが、この訳はどうなんでしょう。運針の部分は “knit and purl” なので良いとして、刺繍の部分は “basic stitches” のように聞こえました。編み物の話だから「基本の編み方」くらいが適当?

しばらくしてサムは百貨店でおばあさんに会います。
彼女は3階の編み物教室に通っていて、編んでいるアーガイル模様の靴下を見せてくれます。今度サムにも編んでくれるとか。
しかしアーガイル模様の靴下は人気だったのですね~。誰もが編んでるなんて!

また、サムがお金を貸している元隣人の若夫婦に近く子供が生まれるようで、奥さんがかぎ針編みをしています。おそらく赤ちゃん用のものでしょう。

というわけで、編みシーンは少しですが話題は多い映画でした。

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