グレン・ミラー物語 【発見】

The Glenn Miller Story (1954) アメリカ
監督:アンソニー・マン
出演:ジェームズ・スチュワート、ジューン・アリソン、ハリー・モーガン

■あらすじ
グレンは編曲の勉強をしながらトロンボーン奏者として働き、なかなか稼げずに質屋通いの日々を送っていた。大学時代の女友達ヘレンと結婚したが、生活のためには演奏して収入を得なければならず、編曲をしていられないと悩む。
ヘレンの理解もあり編曲に力を入れ自信作ができた。しかしいくら良い出来でも演奏はバンドリーダーの好み次第で変えられてしまう。グレンは仲間と一緒に自分の楽団を持つというかねてからの夢に向けて進み始める。そして遂に自分のサウンドを見つけて聴衆に受け入れられ、ヒットを連発し楽団は成功を収めるが・・・。

一世を風靡したビッグバンドのリーダーであるグレン・ミラーの半生。

■雑感
グレンのヘレンへのプロポーズがユニークです。
2年間音信不通で名前を聞いてもピンと来ない程度の女友達(しかも婚約者がいる!)にプロポーズし、その後また2年間音沙汰なしかと思えば「もう待てないから結婚しよう」っていう具合。それに応じるヘレンもヘレンなんですけど、元の婚約者と結婚していなかったということは運命を感じていたのでしょうか。
彼女がいつも前向きで、ともすれば弱気になるグレンの後押しをします。

■編みどころ
ヘレンの母が長い棒針とパステルグリーンの毛糸で編んでいました。
右手で糸をかける編み方で、ウェアのような大物がだいぶ編めている感じです。

編みシーンありの情報はとらのママさんに教えていただきました。
いつもありがとうございます!


グレン・ミラーといえば、編み物を題材にした曲が。

Glenn Miller – Knit One, Purl Two

セーターを編みながら愛する人を思っているようです。
1942年発売、歌はマリオン・ハットン。楽譜の表紙はこんなの


ちょっと疑問なのは・・・表編み1目、裏編み2目の編地ってことなんでしょうか!?
あ、でもその繰り返しだとは言っていませんね。

以前、編み物発見!した『ジェニファー・ラブ・ヒューイットのセレブリティ』に “Knit, one. purl, two.” という台詞があったし、『恋の方程式 あなたのハートにクリック² 』では “Knit one, purl two, Knit one, purl two…” と繰り返していたので、てっきり表編み1目、裏編み2目でできた編地だと刷り込まれていたけど、たまたま編んでいるところが表編み1目、裏編み2目だっただけ、または編んでいる目と関係なくつぶやいてみた、とか?

この曲より以前から “Knit one, purl two” と言いながら編むことがあったのかどうか(そう言っていたから歌詞が出来た?)、実際の編み目にかかわらず “Knit one, purl two” と言うことがあったのか?それとも別の意味があった?

そんなこんながずっと気になっています・・・。