台詞に登場 #11 【発見】

月のひつじ (2000)

オーストラリアのパークス天文台には、巨大なパラボラアンテナがあった。
1969年、NASAの要請でアポロ11号の月面着陸の信号を受信することになって田舎町は大いに盛り上がる。ところが生中継を目前にトラブル発生、映像が届くのを全世界が注目!

パークス天文台が使われると決まり、記者が取材に来ます。
天文台にはスタッフ3人とNASAの職員が1人。
記者に促され所長がメンバーの名前と仕事を紹介する場面で、電子機器担当のナイーブそうな青年グレンを紹介すると、別のメンバーが口を挟み
射手座で 趣味は編み物 フラワーアレンジ・・・
グレンは「書かないで」と抗議します。
彼が着ているセーターも編んだ物なのかも。
(色は薄めのモスグリーン、ネップ入りかツィードのような白いポツポツがあり、ラグラン袖でVネックの両側に縄編み、正面はリブ編みっぽい)

登場人物のニット着用は他にもありますが、シンプルで控えめなものでした。
映画のポスターやDVDジャケットのような羊たちの映像はありません・・・。

余談:
ニュージーランドのホラーコメディ映画 “Black Sheep“(2006) のイメージはこのパロディに見えます(月のひつじはこっち “The Dish” )。


THE SILENT WAR 戦場の絆 (2010)

1916年、第一次世界大戦の最中、塹壕戦の続く西部戦線にオーストラリアの炭鉱労働者たちが投入される。それはトンネルを掘る能力を買われてのことで、第60高地に布陣しているドイツ軍の真下まで掘り進み、大量の爆薬で地下から吹っ飛ばすという作戦だった。

敵もトンネルを掘って偵察しているので、お互いに聴診器みたいな道具で音を聞いて推理したり、普通の戦争映画とは違った緊迫感があります。兵士は誰もが泥まみれなので、時折挿入される故郷の清々しい映像との対比が際立っていました。

ベルギーで兵士たちを乗せたトラックが移動中、”やせ男” と呼ばれているノームは手を脇に挟んで暖めています。
それを見かねたジムが、持っている新しい手袋を差し出して
手袋しろよ やせ男
別のが すぐ届くから
それはデミグラブでした。
着けてみて「ぴったりだ」と喜ぶノーム。
ジムは
女房は編み物上手でね
新しいダンナを編んでるかも
なんて冗談を言います。
ジムは息子ウォルターと一緒に出征したので、残された奥さんは編み物ばかりしているそうです。


2本ともオーストラリア映画になりました。

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