台詞に登場 #7 【発見】

戦争にまつわる場面3本。

世紀の楽団 (1938)

酒場の求人に歌手とバンドが別々に応募してきて一緒に組むことになる。
気の強いステラとバンドリーダーのアレクサンダー(ロジャー)との仲は二転三転し・・・。

1911年の曲で、タイトルでバンド名でもある “Alexander’s Ragtime Band” は長く歌い継がれていて、耳にしたことがある方も多いと思います。弘田三枝子も歌っていました。

バンドが解散し世界大戦がはじまると、アレクサンダーと仲間のデイヴィーは陸軍へ。
宿舎で同室の人が毛糸のベストを着ようとしています。
頑張っても頭と片手を通すのがやっと。小さすぎる! そこでひと言
あせって編むからだ
後ろに空き箱があったので、家族か恋人から送られてきた荷物なのかも。


トコリの橋 (1954)

朝鮮戦争の最中、橋の爆撃に向かう米海軍。

爆撃機のパイロット(ウィリアム・ホールデン)の妻(グレース・ケリー)は、夫に何かあったらと気が気ではなかった。しかし、少将(フレドリック・マーチ)の息子2人が戦死し、軍人の妻として耐えた夫人も抜け殻のようになってしまっていると聞き、恥ずかしく思う・・・という場面。
いや 家内はまだ生きている
だが 本来の優しさや
人間らしさは 影もない

部屋に1人で座って
赤ん坊の物を編んでいる
この部分の吹き替えが無いので、テレビ放送の際にはカットされていたのでしょうか。
ミッキー・ルーニーの恋人役で淡路恵子も出演しています。


戦場のレクイエム (2007)

中国の国共内戦で、自分の判断で部下を全員失った中隊長の苦悩。

グー中隊長は軍律を破り倉庫で禁固刑になった。
元教師のワンは戦いには不向きな性格から失態を演じ、刑を受けていた。

手編みらしきマフラーを巻いているワンに、グーが
これは 奥さんが
編んでくれたのか
と尋ね、頷くワン。
このマフラーは最後まで巻かれています。

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