かんたんニット

「かんたん」が大好きなので『下田直子のかんたんニット』が出た頃、3着編みました。
お手本通りにアヴリルの糸で編んだもの。これは気に入っていて現役活躍中。

次に編んだボレロ(実物は真っ黒)は・・・こう見るとそうでもないけど、ループ糸とフレンチ袖のような形が肩のあたりをモリモリ強調してマタギになるので着られず。

その後、古いカーディガンを解いた糸を使って、足りるかどうか不安でネックから編んだもの。ゲージが違うので計算もしたりしてうまくできたと思ったら、ものすごく重たかった。数回使用で毛玉というか毛塊が出てきて着られず。


今回編み始めたのは、1着目を見て欲しそうだった母親か伯母さんに。
もうひとつベストを編んで、秋頃にはメリー・ウィドウたちに渡せるといいな・・・。

御徒町ユザワヤ

御徒町の吉池がビルを建て替え、ユザワヤが入ったので見てきました。
ほとんどユニクロビルです。

フロアが狭いので品物は少なく、いろんな方面からちょこちょこって感じでした。編み物関係はほんの一角で、銀座店より狭いと思います。
ここのユザワヤを目指して買い物に来るって感じではないかなぁ。
個人的には、急に必要なものができたときに仕事帰りに寄れるかも・・・とか、定番の糸なら現物に触れるかな、くらいで。でも今の時期は春夏糸ばかりでした。

吉池のほうは、昔の別棟部分が鮮魚専門になって、以前よりかなり縮小されています。
鮮魚以外のものは本店地下のスーパーにあるので、鮮魚と他のものを一緒に見ることができなくて不便になったと感じます。スーパーをメインに見れば、前より充実したと言えるかもしれないけど・・・使い勝手は今後もう少し見てみなくては。

グース 【発見】

Fly Away Home (1996) アメリカ
監督:キャロル・バラード
出演:ジェフ・ダニエルズ、アンナ・パキン、ダナ・デラニー、テリー・キニー

■あらすじ
交通事故で母親を亡くした少女エイミーは、幼い頃に別れた父親の住むカナダの農場にやってきた。父親にも環境にも馴染めず孤独を感じているとき、沼地に取り残されたカナダガンの卵を見つけて持ち帰る。
翌日、孵化したヒナたちが最初に目にしたのはエイミーの姿。
ママになった彼女は16羽の子供たちに飛ぶこと、渡りのことを教えなくてはならない。
奇しくもエイミーの父親の趣味は、手作りのグライダーで空を飛ぶことだった・・・。

■雑感/編みどころ
父親が住んでいる地区は、野原や沼地などの自然が広がっています。
そこへ開発の手が入ろうとしている件について住民の集会があり、出席しているご婦人のひとりが編んでいました。

右手の人差指に糸をかけていて、その状態のまま針に引っかけるような編み方をしています。なんだか指がつりそう!

恋の方程式 あなたのハートにクリック2 【発見】

The Third Wheel (2002) アメリカ
監督:ジョーダン・ブラディ
出演:ルーク・ウィルソン、デニス・リチャーズ、ジェイ・ラコポ、ベン・アフレック

■あらすじ
スタンリーは新入社員のダイアナに一目惚れ。すぐさまデートに誘おうと誓ったものの、奥手なため実行に移せず一年経ってしまう。その頃、ダイアナが男と別れたとの情報が入り、仲間も手伝って用意周到な計画を立て観劇に誘うことに成功した。

■雑感
2ってことは、1を先に見たほうがいいのかな? なんて心配は無用でした。
「ツー」じゃなくて、「クリッククリック」だったという・・・なんじゃあそりゃああ!! と、この程度のことでいちいち怒っていたら辛くなるので、さらっと流しましょう。

たしかにパッケージは「クリック²」だし、ちゃんとそう書いてあるところもあるけど、内容と関係ないのにわざわざこんなめんどくさい表現にする必然性が見当たりません。意味不明な邦題を付けて「変なタイトルの割には面白かった」とでも思わせたいのでしょうか。

まあ、編み物発見!効果で目が曇っているせいもあり、意外と悪くなかったですけどね~。
中途半端な妄想シーンがあったりして妙な感じ。

■編みどころ
映画の中の劇 “AMERICA” で、建国の頃からの様子を語る人物が入れ代わり立ち代わり舞台に現れる中、おばあさんの話をする女性が登場。
棒針の編み物を手に椅子に腰掛けていて
表編み1回 裏編み2回
表編み1回 裏編み2回・・・
と言いながら退場します。
残念なことに、編み物は持っているだけで手を動かしてくれません。

懸案の糸で

片方だけ編んだ Shepherd’s Plaid Design を、なんとか形にしなければ・・・と、Jamieson & Smith の 2 Ply Lace Yarn で試し編み。そもそもこの糸で編むつもりだったけど、細すぎるんじゃないかなーと棚上げにしてあったのを下ろしてきました。

赤い部分は関係ないとしても、ちょっとゆるゆる加減です。
糸が切れそうでびびってたのかな。
針を細くしてみるか・・・また編み直します。

今朝の様子

昨日の夜とは逆方向からのショット。
あたま右ですね。
この程度が限界か・・・。
定点カメラを仕掛けて中継してくれないかな?

その後:
4/25の夜の時点で撤去されていました。
どうなったのやら・・・。

ちゃっかりと

近所ネタもうひとつ
最近発見したんだけど・・・

これはどう見ても!?

今日はちょっと角度が悪かった。
明日また挑戦してみる。
早くしないと出てき・・・あっ、それはそれで見モノかも。

今年の桜2

勝手にウォッチしている近所の桜ですが・・・
ちゃんと管理してくれてなくて、年々樹勢が落ちています。
エントだったら好きなところへ行けるのにねぇ。

咲いているところは相変わらずきれいで、日毎に色が濃くなります。


このちり紙の花のような桜が気の毒で。。。
今日の雨でもう散ってしまったかな。

リプリーシリーズ3作目

『アメリカの友人』 パトリシア・ハイスミス

Ripley’s Game (1974) 佐宗鈴夫 訳

映画化の『リプリーズ・ゲーム』(2002)に手編みのセーターが登場していたので、原作にもあるのでは? と読んでみましたが、編み物は出てきませんでした。

原作と二つの映画化『リプリーズ・ゲーム』と『アメリカの友人』(1977)について。
『リプリーズ・ゲーム』を見た時点では、こちらのほうが原作に忠実なのだろうと思いましたが、原作を読んでみるとそうでもありません。トムが結婚していたり、住んでいる屋敷や細かい設定は原作に近い面もあるけど、人物像が違うというか・・・。

ヴィム・ヴェンダース監督の映画『アメリカの友人』は、トムの風貌なんかはまるでかけ離れているのだけど、額縁職人ヨナタン(ジョナサン)が軸になって謎めいた展開があります。トムについてはまるで説明不足なんですが、それがかえって一方的に引き込まれる形のヨナタンの状況と相まって、彼に感情移入させられます。

映画『アメリカの友人』はヨナタンの物語で、原作もその印象が強いです。そのほかの登場人物も興味深くて、その後ろにトムがいるって感じ。でも映画『リプリーズ・ゲーム』はトムの話になっちゃっているように思えました。

そしてニコラス・レイが演じていた画家が、あのダーワットだったとは!?
ダーワットという画家は、リプリーシリーズの小説では前作の『贋作』に登場しますが、その時点でもう故人とされています。魅力的な人物で、彼の死後も生きていると偽り仲間が贋作を作っていたことが物語の骨子でした。それをこの映画の中では贋作画家(自分自身の?)に仕立てているなんて(昔の記憶なので詳細不明、見直してみなくては)。

存在感ありすぎなアイパッチ姿のニコラス・レイ、ラストの砂浜のシーン、ブルーノ・ガンツとデニス・ホッパーの笑顔・・・やっぱり比較にならない! 『リプリーズ・ゲーム』は、見た直後はそう悪くないんじゃないかと思ったのに、原作を読んだり、ヴェンダース版を思い出したりしているうちどんどん評価が下がりました。今や編み物発見効果でかろうじて踏みとどまってるかも。


ここまでで、リプリーシリーズの映画化されているものを見て原作を読みました。
どれも一長一短ですが、あれこれ比較してみるのが楽しいです~。

リプリーシリーズではなく、原作にも映画化にも編み物発見!の『ふくろうの叫び』。
この作品の2009年の再映画化 “The Cry of the Owl” (パディ・コンシダインとジュリア・スタイルズ出演)を、若干期待してチェックしましたが・・・編み物も登場せず話もいまいちでがっかりでした。

関連記事:
リプリー終わり
贋作 【発見】
太陽がいっぱい 【発見】

明日は来らず 【発見】

Make Way for Tomorrow (1937) アメリカ
監督:レオ・マッケリー
出演:ヴィクター・ムーア、ボーラ・ボンディ、フェイ・ベインター、トーマス・ミッチェル

■あらすじ
とても仲の良い老夫婦バークとルーシーは、経済的な事情から家を手放すことになった。
5人の子供たちはそれぞれ家庭を築いているが、さほど余裕があるわけではない。
とりあえずということで、夫婦は別々に引き取られることになる・・・。

■雑感
とにかく老夫婦がお互いを思いやること新婚時と変わらず、またそれ以上です。
それに引き換え子供たちは薄情ではないのだけど、いろいろと事情もあり・・・ん?こんな話あったよねと思ったら、出典は未確認ですが『東京物語』ほか小津作品に影響を与えたと言われており、なるほどと思う部分が多々あります。

■編みどころ
微妙に発見。

ルーシーが世話になっている家で、息子夫婦が外出する際のこと、
息子の妻がルーシーに
編み物するんでしょう?
英語では
But you’ll be busy with your rug, won’t you?
これ、編み物違うんじゃ・・・?(まあまあ、そうカタいこと言わずに)
Rug Hooking、いわゆるフックド・ラグのことだと思います。
角度調整できる譜面台のようなスタンドに張ってあるもの(おそらくラグ)に向かって座っていて、手元は見えませんが脇のテーブルに毛糸などが置いてあります。
簡潔に言い表すには「編み物」がわかりやすいのかな。

別の場面、女中のメイミーに「あげるわ 私が作ったの」と編み物を渡します。
畳まれているのでわからないけど、かぎ針編みの膝掛けのようなものに見えました。