幸せになるための恋のレシピ 【発見】

Ensemble, c’est tout (2007) フランス
監督:クロード・ベリ
出演:オドレイ・トトゥ、ギョーム・カネ、ロラン・ストーケル、フランソワーズ・ベルタン

■あらすじ
食うや食わずで清掃の仕事をしているカミーユ、人前でうまく話せない貴族出身のフィリベール、だらしない料理人フランクという3人が共同生活をすることになる。
そこへ施設に入っていたフランクの祖母も加わって・・・。

■雑感
女性1人と男性2人、すぐに恋愛話になるかと思えばそうでもないです。
夢がないわけではないのに、うまくいかず彷徨っていた人たちが、一緒になったら(おばあさんも含め)それぞれの道が見えてきて進むことができた、という話でした。

もちろん恋もあるけど、タイトルやDVDジャケ写真がシェフ物みたいで良くないですね。
原作は『恋するよりも素敵なこと―パリ七区のお伽話』アンナ・ガヴァルダ著・・・これも原題(映画と同じ)では「恋」なんて言っていないのに。そんなに恋って付けたいかな?

■編みどころ
編みシーンはありませんが・・・。
フランクの祖母が施設の部屋で編み物をしていて、毛糸や棒針が見えます。
あとで「これ あんたに」「ばあちゃんが編んだ」と言って、フランクがカミーユにピンク系混ざり糸のマフラーを手渡します。クリスマスのプレゼントでした。

カミーユのマフラー、おばあさんのカーディガンをはじめ、ニットの登場が多めです。

ベビーギャングとお姐ちゃん 【発見】

1961年 東宝
監督:杉江敏男
出演:小林桂樹、淡路恵子、中村勘九郎

■あらすじ
アッちゃんの家の近所のアパートに越してきたお姐ちゃんたちは、隣の部屋にイケメン大学生を見つけると猛アタックをはじめる。アッちゃん一家と専務さん一家も交えての騒動。

岡部冬彦の『アッちゃん』と『ベビーギャング』が原作で、『お姐ちゃんシリーズ』と合体した映画。

■雑感/編みどころ
母親役の淡路恵子が、黄色い毛糸で何か編んでいました。
編み方はアメリカ式ではなさそうだけど、よくわかりません。
棒針で輪編みしているようにも見えます。

前の勘九郎がアッちゃん役で、小さいけどそのまんまですね。
同じキャストの前作『アッちゃんのベビーギャング』もチェックしたいです。

マフラー半分弱

本には出来上がり長さ90cm(フリンジ除く)とあります・・・一回巻きくらい?
毛糸が足りるかどうか気になったので、5玉あるうちの2玉分を編んでから、編み始め部分にフリンジを付けたところです。この調子なら大丈夫でしょう。

もう少し長めにしても真ん中辺りは首の後ろになるから、徐々にフリンジを短めにしてみました。フリンジの長さによって毛糸の使用量が大違いですね。

・・・

上の写真からもう少し編んでみて全体像が掴めてきました(遅い!)。
作品タイトルに「くりくりカールした」フリンジとありますが、糸が素直なのでくりくりにはならず、巻くと重力で伸びて、もっさもっさ動きます・・・きゃー!
色も色だし、くりくりっていうより、どよんどよんって感じ?

本の使用糸はリッチモアのキャメルツィードで、なめらかとは書いてあるけど、きつめのかのこ編みだから肌触りに不安があったし・・・とか検討したフリをしていますが、12玉必要となると使えるかどうか賭けてみるにはハイリスク。

だからって、糸を選べば可愛くもゴージャスにもなったはずなのに・・・。
何故によりによって、どよーん、どよよ~ん・・・。

カールしないのなら全体にもっと短めのフリンジにすれば良かったなぁ。
そのほうが、かのこ編みメインでさっぱりしたのではなかろうか。

編み始めにふと、あとからフリンジを付けた方が毛糸の使用量が調節できそうだと思ったけど、編みながら付けるのにも良いことがあるに違いないとお手本どおり進めたのです。
あとから付けることにしていれば、もっと短く出来たのに。
いや、いっそ付けなかったりして?

で、良いことはあったのかというと微妙で、調整なんか必要ないという絶対の自信があれば編みながらでOK、フリンジ根元の裏側から見るとスムーズに繋がっていて、取って付けた感が少ない(そもそもくりくりにカールしたら根元なんか見えない?)。
不安がある場合はあとからのほうが無難ですね。

解きたくもなったけど、まあいいや、もうこのまま行きます。
灰色の塊Part2?

台詞に登場 #7 【発見】

戦争にまつわる場面3本。

世紀の楽団 (1938)

酒場の求人に歌手とバンドが別々に応募してきて一緒に組むことになる。
気の強いステラとバンドリーダーのアレクサンダー(ロジャー)との仲は二転三転し・・・。

1911年の曲で、タイトルでバンド名でもある “Alexander’s Ragtime Band” は長く歌い継がれていて、耳にしたことがある方も多いと思います。弘田三枝子も歌っていました。

バンドが解散し世界大戦がはじまると、アレクサンダーと仲間のデイヴィーは陸軍へ。
宿舎で同室の人が毛糸のベストを着ようとしています。
頑張っても頭と片手を通すのがやっと。小さすぎる! そこでひと言
あせって編むからだ
後ろに空き箱があったので、家族か恋人から送られてきた荷物なのかも。


トコリの橋 (1954)

朝鮮戦争の最中、橋の爆撃に向かう米海軍。

爆撃機のパイロット(ウィリアム・ホールデン)の妻(グレース・ケリー)は、夫に何かあったらと気が気ではなかった。しかし、少将(フレドリック・マーチ)の息子2人が戦死し、軍人の妻として耐えた夫人も抜け殻のようになってしまっていると聞き、恥ずかしく思う・・・という場面。
いや 家内はまだ生きている
だが 本来の優しさや
人間らしさは 影もない

部屋に1人で座って
赤ん坊の物を編んでいる
この部分の吹き替えが無いので、テレビ放送の際にはカットされていたのでしょうか。
ミッキー・ルーニーの恋人役で淡路恵子も出演しています。


戦場のレクイエム (2007)

中国の国共内戦で、自分の判断で部下を全員失った中隊長の苦悩。

グー中隊長は軍律を破り倉庫で禁固刑になった。
元教師のワンは戦いには不向きな性格から失態を演じ、刑を受けていた。

手編みらしきマフラーを巻いているワンに、グーが
これは 奥さんが
編んでくれたのか
と尋ね、頷くワン。
このマフラーは最後まで巻かれています。

一ダースなら安くなる 【発見】

Cheaper by the Dozen (1950) アメリカ
監督:ウォルター・ラング
出演:クリフトン・ウェッブ、マーナ・ロイ、ジーン・クレイン

■あらすじ
夫婦と12人の子供たちからなるギルブレス家。
父は能率技師として、何をするにも効率の良い方法の研究に余念がない。
やがて国際会議に招かれ講演に出掛けるのだが・・・。

伝記的な映画で、原作は子供たちのうちの二人の共著。

■雑感/編みどころ
家族会議の席で、母が靴下を繕っているようでした。
また、ダンスに行く娘に父が同行しようとしている場面では、ボーイフレンドも迎えに来て賑やかな様子を眺めながら、母が棒針の編み物を手にしていました。
テーブルの上の籠には毛糸もあり。

終盤、ヨーロッパに旅立つ父に、娘がプレゼントを渡します。
船の中で開けて

靴下か?

編み物を習わせたのは誰?
一家全員の靴下を、母と娘たちで編んでいたのでしょうね。

その後の家族を描いた『続 一ダースなら安くなる』(1952)、リメイク作の『12人のパパ』(2003)、その続編『12人のパパ2』(2005)に、編み物は登場しません。
(『12人のパパ』には少しセーターが出てきます)

アウトランダー2冊

「遥かなる時のこだま(1)(2)」 ダイアナ・ガバルドン

An Echo in the Bone (2009) 加藤洋子 訳

『アウトランダー』シリーズの21、22冊目です。
最初のうち話が3方向に分かれていることや、前作からの空白を埋める説明が足りない面もあり、散漫な印象です。何か起こりそうな落ち着かない感じが漂っています・・・。
次が現在のところ最終巻だけど、ちょっとお休み。
6月に新刊が出るらしいのですが、日本語訳はいつ頃でしょうね?
前作だと2年(これでも早いくらい?)かかっているし、だいぶ先かな・・・。

休み中の進み具合 #2

帽子は出来たのだけど、自分との相性に問題が。
そういえば昔も帽子を編んだけど使えなかったのです。

前髪があるので、ぴったりした帽子のときどうしたら良いのかわからなくて・・・。
普通に被ると髪が目の下まで来てしまうし、かと言って分けると癖がついて、帽子を脱いだときに悲惨な状態になるし。もっとゆったりしているか後頭部辺りで被れるもの、キャスケットみたいなものなら大丈夫かもしれない。
この糸もいかがなものかと思うし、ともかく再検討します。

休み中に進んだのは以上です。
ベストはちょっと編んだけど見た目の変化なし。

年明けは

ちょこっと房総半島に行ってきました。
海沿いにはヤシの木が植えられていたりして思わぬ南国ムード。

シャチのショーは大人気で、人の頭の隙間からチラッと見える状態。
待ったり並んだりの気力は無いのであきらめました。

癒しのシロイルカ(ベルーガ)!
大きいし、普通のイルカと違うフニフニ体形にもびっくり。

こちらはショーもあるけど、それ以外の時もずっと見ていられるので良かったなー。
天井に溜まった気泡を吸い込んで遊んでたみたい。

それから特別天然記念物の鯛の浦、日蓮の誕生寺を見て

移動して鋸山で話題の地獄のぞき・・・
手すりがあるので真下はのぞけません。人が多く足場が悪いのでのんびり写真を撮るって感じではなく、ここにいる人を横から見るほうが面白いかも?
それよりお寺や大仏、石仏群など、この山を巡る階段の昇り降りが地獄です。

ロープウェー山頂駅に、なぜか猫一族。

今年は休みが長いからのんびりできると思ったら終盤が慌しかったです。
出掛けようとしたら電車が止まったりして。

さて、今年はたくさん編めますように。
編み物発見もできますように。
あー、願掛けしておけばよかった・・・。

休み中の進み具合 #1

あけましておめでとうございます!
今年も編んでいますね? 感心感心・・・。

年末に編み始めた首巻のその後。
ここまで編んだら

こうなりました・・・え?

また『裏も楽しい・・・』から両面アラン模様を編もうとしていたのですが、幅が細くなりすぎるので別の糸で編むことにして、この糸で「かのこ編みにフリンジ」を始めてみました。
お手本とは別物だけど使えるものになりそうな気が。
半分くらい編めたら経過報告します~。