ヨーク軍曹 【発見】

Sergeant York (1941) アメリカ
監督:ハワード・ホークス
出演:ゲイリー・クーパー、ウォルター・ブレナン、ジョーン・レスリー

■あらすじ
田舎の農夫アルヴィン・ヨークは、母と弟妹たちと暮らしているが、毎日飲んだくれては騒ぎを起こしていた。信仰心もまるで無かったが、ある時から考えが変わる。やがて第一次世界大戦が始まると、不本意ながら戦場に向かうが・・・。

■雑感
戦争ばかりの映画かと思っていたけど、前半は主人公の故郷での暮らしぶり、荒れ地での実りが少ない農作業や良い土地への憧れ、恋愛などが描かれています。従軍することになってからの後半も、戦うことについての素朴な疑問がメインです。
私はゲイリー・クーパーには、この映画のような生真面目ゆえの可笑しさがある役柄が合うと思っています。やりすぎず、嫌味が無くて爽やか!

■編みどころ
編んでいないけど気配はじゅうぶん。

田舎で気ままにしていた頃、幼かったグレイシーに久しぶりに会ったアルヴィンは、彼女が美しい娘に成長しているのを見て驚き、結婚を考えます。

家に帰るとアルヴィンの母親が紡ぎ車を使って、羊毛か他の繊維かわかりませんが、長い梳き毛みたいなのを太めの糸にしてしていました。後の場面では何かを縫っており、手を入れていたので靴下などの繕い物かもしれません。

アルヴィンが再びグレイシーの家を訪れると、近くに住むゼブもまた彼女を誘おうとやって来ていて、グレイシーはゼブの手に毛糸のかせを持たせて糸玉に巻いているところ。
アルヴィン「編み物か」
グレイシー「手伝ってくれてたの」
という具合ですが、やんちゃなアルヴィンとゼブの間に一悶着あります。

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