石井裕也監督作2本 【発見】

川の底からこんにちは (2010)

出演:満島ひかり、遠藤雅、志賀廣太郎、稲川実代子

■あらすじ
「しょうがない」が口癖のOL佐和子は、上京して5年目で5つ目の職場。
5人目の彼氏の健一は、妻に逃げられたらしい子連れの課長。
何事も「中の下」である自分には分相応だと諦めている。
訳ありで家を出てから帰る気も無かったが、父親が入院したとの知らせが入る。エコ好きの健一は田舎で家業のしじみ工場を継ぐことに積極的で、仕方なく帰ることに・・・。

■編みどころ
珍しく、編み物男子です!
健一が佐和子のためにセーターを編んでいますが・・・。

自分が着ているベスト(模様や襟がズレたような水色のVネック、こんな変なの衣装として作ったんだ!?って感じ)と「同じタイプでいいんだよね?」 とか「ステッチの感じはどう?」と聞いてくるのに対し、佐和子が興味がなくてかみ合わないのが可笑しいです。
まあ、すべてにおいてこんな調子ですけどね。
編みシーンが背景的にではなく、会話にも出てくるのがポイント高いです。

セーター用の毛糸も水色で棒針編み、左の人差し指に糸をかけているからフランス式ぽいけど、独特なギコギコした編み方。力みすぎなのでは?
何も見ないで編んでいるので、そこのところはなかなかやるな~って思います。
途中でも編んでいて、最後には無事完成。

意外と登場が多くて大発見でした!


舟を編む (2013)

出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー

■あらすじ
出版社では「大渡海」という新しい辞書を作ることになった。
儲けを生まない辞書編集部は人材不足に悩んでいたが、営業部が肌に合わない様子の馬締(まじめ)が来てから編集作業は順調に進む。そして13年後「言葉の海を渡る舟」と銘打った辞書がようやく完成した。

■編みどころ
辞書の完成間近、高齢の監修者(加藤剛)が病院で休む傍ら、妻(八千草薫)が編み物を手にしています。編み進めるというまでは行きませんが、右手の指に糸がかかっていたのでアメリカ式かな。これはご本人の構えなのでしょうか?ちょっと気になります。


今回も、むさんに『舟を編む』のことを教えていただきました。
情報ありがとうございます!
“編む” と “映画” でよく検索にかかるので気になっていましたが、本当に編み物が出てきていたのですね。
その関係でチェックしているうち『川の底・・・』でも発見できて二毛作的収穫!

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