感染2本

ハゲタカゾンビ 感染注射 (2007)

狂博士に「怒りウイルス」を注入された被験者は、変わり果てた姿となり人間を襲って息絶える。
それをついばんだハゲタカが怪鳥になって人を襲い、襲われた人がまた・・・という感染の連鎖、怒りウイルスのハゲタカパンデミックが起きた。

これはいまいちでした。
冒頭の博士と被験者のやり取りからしてテンポ悪く、被り物バンドのマッシュルームヘッドが登場してへぇ~と思ったけど、その後は好みでない破壊描写で盛り下がり・・・中盤以降ちょっとだけ面白くなりましたが、博士の存在も経緯も中途半端、あまり楽しめませんでした。

「ハゲタカ」なんてタイトルだけでしょ?と思ったら、主役的な活躍をしていたのが珍しかったです。
いかにも模型って感じで可笑しいので、それをもっと活かしたほうがよかったのでは?
たしかに食性から言っても目の付け所は悪くないのにね。ユニークなのはそこだけかな・・・。


ベルリン・オブ・ザ・デッド (2010)

ミヒャエルは元彼女とよりを戻そうとベルリンのアパートを訪れた。
彼女が不在のため携帯に伝言を残すが、折しも正体不明の感染症が蔓延し始める。ミヒャエルは凶暴化して襲いかかる人々から逃れ、居合わせた青年と共に立てこもることになった。

これは面白かったです。
登場人物は普通の人たちで舞台はほとんどアパートの中、同じアパートの住人でもそれぞれにエゴもあり暮らしも違い、一枚岩ではありません。
すること考えることも日常の延長線上で、現実味があるので緊張感も増します。
60分ほどの短い映画だけど、ただ生き残ればいいって話でもなく、3組の男女の有り様という見方もできて中身が濃いです。感染している人にも救いがあるかもしれないと思えて後味も良かった。

直接的なシーンは(比較的)少ないので、こういうのを見たいけど血がいっぱい出るのは苦手な人におすすめかも・・・走って追いかけてくるし、顔は怖いですが。

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