吸血鬼2本

ブラッド・シティ  L.A.ヴァンパイア (2004)

元妻にストーカーまがいの接近をする飲酒運転刑事が主人公。
失踪した女性の捜査をしようとしたら当の本人が現れ、誘われるまま向かった先はヴァンパイアの巣窟だった。親玉ヴァンパイアに咬まれるが何とか逃れ、上司に相談しても信じてもらえない。
なぜかヴァンパイア研究をしている元妻が親玉退治に協力してくれることになる。

何でこんなの借りちゃったんだろう?と思いながら見てみたら、意外と悪くなかった(守備範囲が広い中での意外と)。 ビール飲んでうだうだしているケヴィン・ディロンの顔がいつもよりさらに長く見え、骨なしの展開がVシネマみたいですが、ちょっと風変わりで飽きませんでした。
ヴァンパイアたちは街のごろつきって感じだし、元妻含めきれいな画がなく、ケヴィンはランス・ヘンリクセンに「臭い、何とかしろ」って言われてるし、むさいことこの上ないのですが・・・。


ブラッディ・パーティ (2010)

3人の女ヴァンパイアは人間を餌食にし、夜の世界を楽しんでいた。
リーダーのルイーズは盗みで生活しているレナと出会い、運命を感じて仲間に引き入れるが・・・。

弾けた軽いノリに終始するのかと思えばさにあらず、愛を求める哀しい話でした。
スリラー、ホラーっていうよりファンタジーな感じで、設定に疑問もあるけど細かいことはあまり気にならず、最近観たヴァンパイアものでは最高。
(あ、上のような映画とばかり比較しているのではありません~)

登場人物の一人が娘と別れる様子を丁寧に描いているのが印象的で、リーダーやもう一人のヴァンパイアにもいろんなことがあったのだろうと想像されます。
ちょっとバトルがあったりするけど、レナが逃げ足の速い泥棒という運動能力を最初に見せているので無理が無いし、『ブレードランナー』を思わせる含みのあるラストも気に入りました。

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