ゾンビ明暗2本

ゾンビ・ホスピタル (2008)

妹が自殺未遂して病院に収容された。
面会できないことを不審に思った兄は、自分も病院の患者となって妹を助け出そうとする。そこでは院長が患者を実験台に、過激な治療薬の開発を行っていた・・・。

前半はサスペンス、後半はスプラッターアクション。
患者は薬で凶暴化しているだけで、ゾンビではありません。
後半は出血大サービスだけどバタバタしすぎ。どうせならもっとねちっこくしてほしかった。
ラストは一応オチをつけましたっていうだけで、特に良いところは見つかりませんでした。
メジャーな人たちが出演しているので、そちら目的なら及第なのかな。


ゾンビ革命 フアン・オブ・ザ・デッド (2011)

キューバの町で暮らす中年男、友人と釣りをしてうだうだ過ごす毎日。
ある日突然、人々がゾンビになり始め、主人公たちはゾンビ退治を仕事にする。

コメディだけど健全な、久々に本物のゾンビものに会えた感じです。
水中を歩くゾンビや、大量のゾンビを一気に倒す方法など、かなり面白いシーンがいくつもあります。使われているCGがチープなのも、全体の雰囲気とマッチしていて軽妙な味を出しています。
『ゾンビ』へのオマージュに終わらず、キューバらしさが盛り込まれているのが新鮮。
ラテンのこってりだけど明るいゴアと下ネタが楽しめて、ゾンビ愛が感じられる作品です。

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