ゾンビかと思いきや2本

勝手な邦題でもそこにタイトルが付いている以上、何か想像してしまうのは仕方がなく・・・。
このゾンビはどうだろうと期待すると裏切られ、どうせありきたりなゾンビだろうとあきらめモードで見るとゾンビですらなく、しかし思わぬ拾い物がある場合も・・・。

ゾンビ・ドッグ (2002)

どん底人生を送る売れないアニメ脚本家のモノローグが延々と続く。
はっきりしない頭で車を運転していたら小型犬を轢いてしまい、連れ帰って手当てするが瀕死の重傷、ビールの空き缶で溢れかえる家の中で仕事しようとしても何も書けない。
犬が息をしていないことに気づき、埋葬したら元気になって穴から出てきた(妄想猟奇犬ラッキー)。

やがて犬は主人公と話し始め、脚本のアイデアまでくれる。おかげで仕事は順調でガールフレンドも出来たが、彼女が去り、犬が女性たちを次々と食っていた事が発覚!?

序盤は冴えない主人公に嫌な予感がしますが、犬が出てきてからは面白くなります。
ほとんどが暗い部屋の中での変態妄想なので好き嫌いは分かれるかも。

ソファにかぎ針編みのブランケットみたいなものがありました。
(この組み合わせ、よく見かけるので家でもやりたいけど、残念ながらソファが無いです)


デッドタウン・ゾンビ (2010)

ロバートが営む郊外の農場を、ある日突然大勢のゾンビが襲う。
ひとまず撃退して家にこもるが、電気は止まるし食料も無い。妻と息子を残して車で町へ向かうと、そこにもゾンビがひしめいている。なぜ町中の人間がゾンビになってしまったのか?

期待していなかったせいか、意外と楽しめました。
でも笑いや救いがなく、たいへん気の毒な話なのでどよ~んとしちゃいますね。

そんな内容とは別に、とても驚かされたことが。
息子の陸上部のコーチだという女性が登場するのですが、見たことがあるようで思い出せず。
あとで調べてみるとリネア・クイグリー!あの『バタリアン』のトラッシュ役で輝いていたお方・・・時の流れの残酷さに、本当に本人なのかいろんな画像を見比べてしまったほど。
彼女はずっとB級に出演し続けているのに、知らなかっただけなんですけどね。
ご健在ぶりを確認して落ち着いて見てみると、ちょっとジャンヌ・モロー似。

彼女の登場シーンをチェックしたら、息子と農場の従業員とのなぞなぞ話に「体が半分の犬だ」っていうのが出てきます。「二つ割りの犬」って訳してもらわないと困りますね。
これが前フリだったことに遅まきながら気が付きました。

追記:『バタリアン』を当時ビデオで見た記憶では「二つ割りの犬」だったけど、DVDを見直したら「縦割りの犬」になってました。う~~ん・・・。

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