Inside Story 【発見】

Chris Knox – Inside Story

1993年のアルバム Polyfoto Duck Shaped Pain & Gum より。ビデオも本人作。
クリス・ノックスはニュージーランドで多方面に活動していましたが現在は病気療養中。
歌の内容はわからないけど、一般家庭の日常風景の中に言わんとすることがあるのかな?

1:14~、イギリス式で編んでいます!

ブルーベルベット 【発見】

Blue Velvet (1986) アメリカ
監督:デヴィッド・リンチ
出演:カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ、デニス・ホッパー、ローラ・ダーン

■あらすじ
ジェフリー青年は倒れた父親を病院に見舞った帰り道、野原で人間の片耳を見つけた。
警察に届けたが、刑事の娘から情報を得て自分でも調べ始める。
耳の主と関係があるかもしれない女性の家に忍び込むと、彼女はヤク中変態オヤジの言いなりになっており、ジェフリーも異常な世界に巻き込まれてゆく。

■雑感/編みどころ
久々に観てみたら、その昔にいまいちだった部分も良く思えてきて、これも編み物発見!映画の効果(以下略)・・・かどうかはともかく、印象がだいぶ違いました。

序盤、夜になってジェフリーが外出する際に、居間でテレビを見ている母親とバーバラおばさんに声を掛けます。現実世界で起きている出来事も知らず、彼女たちはサスペンスドラマ(?)に夢中だという皮肉な場面で、バーバラおばさんがアメリカ式で編んでいました(ほんのちょっと)。

DVDの特典に「未公開シーン(スチールによる再現)」というものがあり、失われた4時間バージョンの一部が収録されています。
父親を見舞うシーンは、公開版ではジェフリーが短い時間会うだけですが、未公開シーンでは母親とバーバラおばさんも一緒に病室に居て、手元には編み物らしきものが!

ところが・・・映画自体が半分の時間になってしまったのだから編みシーンがカットされても仕方ない、スチールを見られただけでも良かった、などと喜んでいる場合ではありませんでした。
行方不明だったフィルムが倉庫から発見されて、Blu-ray版には一部が動画として収録されているのです。なんということでしょう。

DVDにある場面がすべてBlu-rayにあるわけではないらしいし、編みシーンはどうなっているの?
まったくもう~~・・・要チェックです! 後回しで。

※訂正
あとで見直したら、カットされたと思っていたシーンは本編にありました!
終盤、病室でバーバラおばさんが編み物持ってる~~!!
なんで見逃したんだろう・・・。
この件に関しては落着したけど未公開シーンはそのうち。

ボランティア用のセーター

シンプルな小さい子用のセーターを始めました。
別々に編むとサイズが変わるので袖から左右一緒に。

あまり同時進行をしないタイプなんだけど、試しにいろいろ手をつけています。
にわとり頭としては、間があくと復帰不能になるかも・・・。
ちょこちょこ触るように気をつけてやってみよう~。

夏休み第一部終わり #2

近場の散策の続きは、あまり写真を撮らなかったので生き物だけちょこっと。

世界遺産になるかもしれない鶴岡八幡宮の白い鳩と、たまたま来た?アオサギ。
上空にはトンビも輪を描いていました。

世界遺産、奈良の大仏・・・ではなく鎌倉大仏の近く、偉そすぎる猫。
観光客にさんざんいじられながらも基本姿勢は崩さず。

大仏を頭から丸かじり。

他にもお寺をあちこち巡ったけど、名所の写真は撮らずにこんなのばっかり。
今度の週末から夏休み第二部、また台風が近づいています。

地味地味も考え物

『裏も楽しい・・・』から自分用に編み始めたマフラーです。
以前 Fingerless Gloves 用に試した毛糸で、そのときも編み目が見えなくて却下しましたが、こんな大きな模様もわかりにくい。写真だからマシだけど、実物は灰色のかたまりにしか見えず。

試しにまたベリー柄を編んでみた・・・どっちもどっち? どんぐりの背比べ? 目くそ鼻くそ?
実物はまだこちらのほうが、何かやってるなというのがわかるかも。

見えなくたって、ちゃんと模様があるのは自分でわかっているからいいの・・・
なんて思えるほど人間できていません。

縄編みのほうは毛糸が足りなくなりそうだし、予定外だけどベリー柄を進めることにします。

夏休み第一部終わり #1

やはり台風の影響で、最初に予定していた旅行ができなくなりました。
何度もこういう目に遭っているので来年は10月にしようかな。
予定変更して近場をうろうろ・・・。
最近、世界遺産世界遺産って言いすぎだと思うんです。

水の中に立つ鳥居といえば、あの世界遺産!

湖なのになぜか海賊船が。・・・湖?

世界遺産、富士山が見える芦ノ湖と箱根神社の鳥居でした。

水族館のある箱根園に一度は行ってみたいと思っていたので、今回は西武を利用しました。
いつもは小田急だけど、箱根山戦争がだいぶ改善された今でも行きづらいのです。

その箱根園にある水族館は小規模ながら、珍しいバイカルアザラシのショーがあります。
「温泉アザラシ」と銘打っているのでどんなのだろうと思ったら、温泉に入っているわけではなく・・・桶に前足をかけて頭に手ぬぐいを載せられているというものでした。

かなり丸い体型でスイスイと・・・。

駒ヶ岳ケーブルカー(1957年~2005年)が廃止されたので、今はロープウェー(1963年~)で頂上まで昇ります。映画『セクシー・サイン 好き好き好き』(1960)で、川口浩や野添ひとみが遊んでいたケーブルカーや箱根園国際村、スケートセンターが無いなんてどういうことよ・・・と思いながら、悔しいくらい晴々した景色を眺めました。

小説・映画『箱根山』(1962)に縁のある宿で女将役の東山千栄子に思いを致したりもして・・・。
急にバタバタと決めた箱根山戦争の旅でした。

La coperta ad uncinetto 【発見】

Paola Randi – La coperta ad uncinetto (The Crochet Blanket)

2009年、イタリア中部で発生したラクイラ地震によって瓦礫の下に閉じ込められ、30時間後に無事救出された98歳のマリアさん。「編み物をしていたの」という彼女の体験を、パオラ・ランディ監督がストップモーションを使用したショートフィルムにしたものです。

作品の紹介(VOGUEイタリア語版英語版

実際の記事
イタリア中部地震:98歳の老婦人が生還-編み物しつつ救助待つ(ブルームバーグ)
98-year-old Woman Found 2 Days After Italy Quake(AP通信のニュース映像)
ご本人に似てる!

パオラ・ランディ監督は長編映画『楽園の中へ』(2010)が好評だったようですが、このショートフィルムについてはあまり情報がなく、IMDbにも載っていないんです・・・。

明治時代の翻案1冊

『幽霊塔』 黒岩涙香

かなり前から読み始めていたのですが、何度も中断してやっと読み終えました。
最初は面白く読んでいたけど、事の成り行きに予想がついてからも長々と大仰な物言いが続くのに閉口してしまって・・・。

『幽霊塔』はイギリス人女性アリス・マリエル・ウィリアムソン作『灰色の女』の翻案です。
当時はまだ外国人の名前に馴染みがないせいか、舞台は英国なのに名前だけが日本風に変えられています。主人公は丸部道九郎、婚約者お浦、ヒロイン松谷秀子といった具合。
でも主要な人物以外はそのままだったりしてちぐはぐです。
まあ、現代でも外国人の名前はわかりにくいですからね。

江戸川乱歩がこれを更に翻案しているので読んでみようかな。
そういえば天知茂が明智小五郎のドラマ『江戸川乱歩の美女シリーズ 』の「大時計の美女」が『幽霊塔』(『時計塔の秘密』?)を基にしていたけど、こんな話だっけ? とか、原作の『灰色の女』も興味あるし・・・などといろいろ見ていたら、なななんと『幽麗塔』なるコミック化もされているのですね。
全然知らなかったのでぶったまげました。
原作者が見たらぶっ飛びそうな内容だけど、これはこれで面白そう。
乱歩のおかげか、本国より知名度があるのでは・・・。